またまた仕事に押されて、ブログがお留守に。すみません。![]()
あるグループホームに住んでる私のクライアントは妄想がかなりで、メンタルイルネスのお薬をずっと拒否してる人です。
この人は失禁症がひどくて、はいてるスウェットパンツが広範囲にべったり濡れてることも頻繁。そのせいの悪臭もかなりです。他の住人やスタッフに指摘されても、本人はお漏らしを否定して、からだを洗うことも服を変えることもままならない状態。これがずーっと続いていて、ホーム内で衛生問題にもなり、難儀をしていたんです。
最近、このホームで働き出したケースマネージャーアシスタントの女性がこのクライアントとガッツリと四つで組むアプローチを始めてくれて、クライアントの衛生管理がすこーし、よくなりました。
このアシさんがクライアントにストレートで、かつ真摯な態度で着替え、体拭き(クライアントはまだシャワーはしたくない)、洗濯などを手取り足取りサポートした結果、数ヵ月後にはクライアントが彼女を信用して任せるようになり、衛生管理の進歩につながったものです。
この商売をしていてつくづく思うのは、クライアントとの信頼関係が大きくケアの結果に影響を及ぼすこと。「当たり前やん」ていう感じだけど、実際にクライアントと仕事をすると、この意味がつくづくと分かります。たった一人とでもしっかりした繋がり、絆が出来ると、それがライフラインになって前へ進めるんです。
例えば、私のクライアントの一人で何年も路上生活だった人が、今ではグループホームに落ち着いてドラッグをやめて一年になろうとしてる例があります。
6年間、路上で会うことから始まって、促してシェルターに移す事、数回以上。シェルターでトラブルがあったり、ドラッグ関係問題でスタッフとの信頼関係の問題などの原因で、すぐに路上に戻ってたクライアント。その都度、探しに行って「家に帰ろうや」と説得して一緒にシェルターに、というパターンを何度も何度も繰り返した後の変化です。後にこの本人から、この「自分を探しに来てくれて、一緒に連れて帰ってくれる人がいる」ということが、この人にとって自分自身の存在の意味を大きく変えた経験になったらしいことを聞きました。
いつもこんな例を見れるわけではありませんが、信頼関係の構築と定期的なサポートで奇跡が起きることがあるのも確か。やっぱ、ココロ(心)
あってのものね。
ところでこのアシさん、最近まで大変に苦労の日々だったと知りました。
おばあちゃんとダンナさんの介護を自宅やホスピスで立て続けにする立場に陥り、心身ともにボロボロになったそうです。
彼女、それらの経験で自然に介護のプロになってたんです。クライアントの着替え、身体拭き、失禁のチェックなどはツボを心得てるし、介護を受ける人の尊厳と彼らへの愛情も自身の家族との経験から、どれだけ大事なことか深く分かってる人。クライアントが自然に信頼を置くようになったのも当然でしょうね。
彼女とはこのクライアントのサポートにガッツリ組んで、協力し合っていこうねと話を締めくくりました。
いつも行く先々で勉強になることがあります。![]()
なんと、ダウンタウンの真ん中にあるんですよ。窓が細い切れ目みたいな形なのが分かるかな。裁判を待ってる受刑者が拘置されてるビルです。しょっちゅう、中でバスケットボールなどのスポーツをしているらしい声や音を聞きます。エクササイズタイムなんでしょうね。
白く見えるのは単に夕日の反射です。
