フラッシュ・モブ | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

「フラッシュ・モブ」って聞いたこと、おありでしょうか。突然の暴徒の群れといったところかな。

これってナニというと、フィラで過去数年に何度か問題になった若い、主に10代の子達の理由のない暴徒の群れ。


若年は小学生から上は高校生くらいまでの子達が何の理由もなしに、ツイッターやフェイスブックなどで「ドコソコに何時に集合」といったメッセージを人から人へと流して、その地点にいきなり集合するのです。連絡する子供達の間に友人関係は特にナシ。誰かが発信を始めて、瞬く間に驚くような規模で広がるんです。



数年前に最初に大きなフラッシュモブが起こった時は、夜に千人以上の若年者がSouth Streetというダウンタウンのレストランやバー、各店舗が並ぶショッピングエリアに集まって暴走開始。店のガラスを割り侵入したり、運悪く居合わせた通行人を殴り倒すなどしながら暴走。たいへんな騒ぎになったんです。動機は何にもないんですよ。ただ、「なんかオモロイこと、しようや」というノリなんです。



フラッシュモブはこの後も何度かダウンタウンの違った地域で起こって、皆をすくみあがらせたんです。この事態に市長は大変に立腹して、若年層にきびしく夜間の外出規制を課して、警察もパトロールの規模をかなり強化した時期がありました。



だいたい、中学生とかの子供が夜の11時に家にいないのを何とも思わない家族はどうなってるのと思うでしょ。確かに離婚、親のドラッグ中毒・刑務所入り云々で家庭崩壊の状況ゆえ、手本になる大人がいない家庭の子も多いのは確か。



そんなことも一種の原因として、この事件の後はよく議論されてました。アフタースクールの子供の受け入れ先を作るべきだとかね。昨今の予算不足でそれも立ち消え気味と言えますが。



インターネット・ヴァーチャル時代の副産物とも言える新時代の問題。こんな風にツイッターやフェイスブックが利用されてしまうなんて、誰もあまり考えなかったでしょうね。



そんなヴァーチャル世代が社会人になったらどんな人間関係を構築するのかって考えると、意味深でナニやら暗示的な出来事と感じるけど。

世界は便利に、だけどもっと複雑怪奇になった象徴のひとつ?


週末に寄ったEarth Bread というBrewery Pub。自家醸造のクラフトビールと石焼ピザが売り。

ここの好きなところはTVスクリーンがないところ。スポーツ見ながら酔っ払ってクダまくような輩は来ません。クラフトビールを楽しみたい人が楽しく正しく飲んでるお店です。壁にはTVではなく古式の世界地図が。


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