3000ヶ所の壁画 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

今日は市北部と西部に行ってきました。


下の写真は市北部にあるTemple Universityの一部です。写っているのは建設中の大学のアパート。Templeはここ数年、敷地を広げていて新しい建物をどんどん建ててます。10年前とかはうらぶれた古い建物とかが雑多していたもっと物騒気味のエリアでしたが、今ではこの界隈はすっかりきれいになって学生で溢れてます。写真には写ってないけど、建設中の建物から道路を隔てた側は大学のキャンパスで華やかなんです。

この変化でこの辺りの貧乏層とホームレスは更に北に押しやられてしまったようです。


フィラデルフィア ICM 便り


この写真はビルの側面に描かれたMural(壁画)。フィラにはMural Art Programというのがあるんです。

http://muralarts.org/

これは30年ほど前に市に蔓延する落書きの撲滅対策のひとつとして始まりました。今では障害のある子供や大人のリハビリや受刑者の更正サポートの一環としても機能してます。現在では市全体に3000からのMuralがあってMural Tourもやってます。どのMuralもテーマやメッセージがあってたいへんに見ごたえのあるものです.


フィラデルフィア ICM 便り


この写真の辺りから更に西に移動すると全然、違う世界になります。夜は歩かん方がいい類の雰囲気です。あちこち行くけど、所得・生活の落差がこれほど住み分けになって如実に現れてるのはいつ見ても「なんでかいなー」と思ってしまう。ひどい地域はホントにボロボロですよー。廃屋もいっぱいだし。悲しいね。

壁画に見えないけど、壁画なんです。壁画の前は駐車場です。


フィラデルフィア ICM 便り

ちょっと分かりにくいけど、遠景からの同じ壁画。

写真のMuralの場所は市西部です。University Cityと呼ばれる大学街(University of Pennsylvania Drexel Universityがそれぞれ広大なキャンパスを展開してます)のすぐ西側です。この辺りは学生街とコロッと雰囲気が変わって低所得者用アパートの群れが並んでいたりします。ホンマ、アメリカはここと隣のブロックでいきなり様子が変わったりするのでケッタイなもんです。