逮捕状 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

この間、Medicare Medicaidのことを書いたけど、このMedicaidの支給資格の一部に、犯罪歴に関する項目もあります。

基本的には、逮捕状が出ていたりするとダメです。「逮捕状なんて、そんなにあることやないやろ」ということでもないんですよー。


以外に簡単に逮捕状は出されちゃったりします。

例えば、道で堂々と酒をくらっているところを警官に見つかり(こちらでは道や公園などの公共の場での飲酒は違法)、やり取りの次第でその件を警官に公的にファイルされてしまったとします(まぁ、つまり逮捕ということ)。


これは即、裁判のプロセスに送られて、本人は裁判所に出頭の義務が課せられます。本人は警官が発行したチケットを持って(大抵)、翌日にはプロセスの最初のステップのために、裁判所に出頭する義務が起こります。これを怠ると速攻、逮捕状が出る。ムロン、その後、さらに続く裁判の日々でも、出頭を怠ると裁判官は逮捕状を出します。

保護観察下にある人が保護観察官に定期的に連絡・面談する義務を怠った場合も、逮捕状が出て刑務所に送還されたりします。


なのでクライアントの中には道端で飲んでたり、入ってはいけないところに入り込んで寝ようとしていたりなどで警官に捕まり、その後の法的義務を怠って(というか事態をよく把握していなかったり、軽く見たりして)逮捕状が出てるまま街をウロウロして、次回に運悪く職務質問にあった時に、その件での逮捕状のせいでブタ箱に送られちゃったりするんです。


こんなことで逮捕状が出てるのも知らずにいるクライアントもいます。知ってもその重要さを把握してないか。

このせいでICMがクライアントのためにMedicaidの申請をする場合に困る場合が出るんです。逮捕状が出てるのは申請をするプロセスでバレるので、健康保険の認可がしてもらえなくなるのがほとんど。


本人は逮捕状などどこ吹く風だったりするとお手上げです。今もそんな件があり、クライアントを精神病の長期治療に送らなければいけないのに出来ない状態です。どうなるかな。

こんなこともありで、裁判所絡みの事柄もICMには悩みになることが多いんです。やれやれ。


下の写真はフィラのダウンタウンのメインストリートのひとつであるMarket Streetの西の端でちょいと撮ったものです。この角度から街の中心の方を見たアングルです。Market Streetのこの先の方はオフィス街です。写真ではそのように見えないけどね。また街の様子もちょっとづつ、収めていきます。




フィラデルフィア ICM 便り



フィラデルフィア ICM 便り