Winter's Bone | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

昨日、ドラッグのことを書いて、ふと二年前に見た映画を思い出しました。「Winter’s Bone」。今は名が知られている若手の女優のジェニファー・ローレンスの存在が一躍知られるようになった映画。日本で公開になったのかどうか分からないんですけど、DVDはあると思います。


これは17才の女の子が高校にも行けず、満足に食物のない家で廃人同様の母と幼い兄弟の面倒をひとりで見ている場面から始まります。


父はドラッグの商売でしょっちゅう不在。その不在が今回は長い。父が戻らず、その彼の保釈金のかたに家を取られる危機に陥って、彼女は一人で父を見つけて連れ戻す決心を。


舞台はミズーリ。ドラッグのクッキングラボ(闇で蔓延ってるメサアンフェタミンの合成ラボ。これは過程をミスると爆発もするヤバいもんです。自宅のキッチンを闇ラボにしてる輩もアリ)やディーラーの間を果敢に回って父探しをする彼女はひどいリンチも受けたりした後、父に何が起こったのか知ることに。家を没収されないためには何故、父が現れないのかの証拠を出さないといけない彼女が取った行動は・・・という話です。


アメリカの中の底辺の部分の社会を描いたドラマで、ジェニファー・ローレンスがうーんと唸らせる役作りを見せた重い映画です。


こんなアメリカもあるというのはホント。

日向と日陰の温度差が最近更にぐんと広がったように感じるアメリカ社会。どこに向かっていくんでしょうねぇ。