裁判所の日はまた昇る | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

今日は朝からクライアントの裁判で、裁判所 (Criminal Justice Center)5時間ほど缶詰でした。

と言っても5時間延々と私のクライアントの件のみ議論されるわけではありません。待ち時間が長いんです。ひとつのフロアだけでも裁判室が8から10室くらいあって、そのそれぞれで何十件もの裁判が次から次へとかけられます。部屋の中は被告や原告、その家族や私のようなソーシャルワーカーや他の関係者などで満員。他人の裁判を見ながら、ずーっと自分の番を待つんです。警官や刑事が証言のために来ている場合や、プライベートの弁護士が弁護に来ている場合はその件から優先に裁判官にファイルが回されるので、Public Defenderと呼ばれる無料の斡旋弁護士についてもらっている大半の連中は後回しになります。むろん、私のクライアントは斡旋弁護士クラスです。


とにかく裁判所の込み具合はあきれるばかり。10階建てくらいの建物なのですが、朝は日本の首都の通勤ラッシュ並みの混雑で人が殺到して一階入り口の金属探知機通過のため並んでます。むろん、そのほとんどは被告面々。

告訴の理由は様々。ドラッグ絡みはやはり多いです。売り買いでアンダーカバーか警官に検挙されたとかいうもの。今日もありました。喧嘩が発端でピストルで相手を撃ったのや、10丁からの銃器類を検挙された人、盗み、保護観察期間に定期的な観察官事務所への訪問・レポートを怠って、逮捕状を出された人など様々。

前科持ちも多くて、なんか裁判所慣れしてる輩も多いんですよ。それも悲しい。なんかこの兄ちゃん、前にも見たナーということもありますねー。


判事もイロイロでね。頭にくる独裁者型もいてはります。今日の裁判官は若い斡旋弁護士達(こういうPublic Defenderは若い弁護士がほとんどです。経験を積むいい土台なんでしょうね)をいじめてましたよ。弁護士たちも各裁判官の気質をよく知っているようで、それなりに承知のようでしたが。


明日も今日の展開で裁判所となりました。クライアントの弁護士と次のステップを話し合いしたので、明日はその方向で裁判官にそのステップの承認を取れるかなーの展開になります。



裁判官、お手柔らかに頼みます。