車内販売といっても新幹線の中のような制服着たお姉さんが楚々とカートを押してるアノ正規販売じゃないんです。
闇商売ですわ。
地下鉄でよく見るのはミュージックCD・DVD売りとオイル売り。CDとDVDはどっかで安くかタダで仕入れたらしいものから自家製海賊版まで多々。オイルは香油のことです。これは路上で店開きしてる人達もよく扱ってます。匂いはバラエティはありますが、どれも強い。オイルは香水と違って時間がたっても匂いが変わらないのでいいと言う人もいます。私のクライアントでよくオイルをふんだんに付けてるオッちゃんがいました。彼曰く、数日以上シャワーなど浴びてない時にはいい消臭剤になるから。確かにあのパワフルな匂いは全てを圧倒します。でも、彼の来た後には私もオフィスも何やら匂いが染み付いて、頭イタ―イ。
バスでは少し前に靴下売りがしばらく出没してました。おっちゃんがなーんにもしゃべらず、いきなり主に女子・子供用のカワイイ系の靴下がずらーっと収まってるパッケージを二マーと微笑みながら乗客に見せて回るんです。今どき、スーパーやどこのお店でも安くでカワイイのが手に入る時代に誰が込んでるバスの中で靴下買うねん。
たくましい商人たちは地下鉄系、バス系双方とも、乗客の反応がないと次の車両やバスにどんどん移っていってセールスしてはります。
バスストップにも商売人が出没するんですよ。
ちょっと前に、おじさんがバス停でアタッシュケースを開けて、アクセサリーツリーにネックレスやなんやをつるして商売してはりました。あれは上がったりだったようで、彼はしばらく後にケースをたたんで去っていきました。同じ位置で同じパターンでジーンズを売ってた兄ちゃんもいます。彼はもうちょっとアグレッシブで、バス待ちしていた女性にセールス。でもサイズがないとかで商談成立とはならなかったようで。
夏にはボトルウォーター売りが道に出没。キンキンに冷やしたボトルウォーターをいっぱい、クーラーに入れて歩道で売ってるんです。車量の多い道路にも、信号で車の流れが停止すると速攻、道路に出て行ってドライバーにもセールス。たいてい一本一ドルで売ってます。元値は半額以下でしょうね。
皆、インターネットでショッピングをせっせとするご時世の今日この頃、フィラデルフィアではまだまだアナログ商売もその地位を保っているようで。