音楽評論家であり、思想史研究者でもある片山杜秀が、20世紀ドイツのキリスト教思想家、パウル・ティヒリッヒに倣って、日本の「過去・現在・未来」のかたちを解き明かそうとした著作。
過去には過去を遡るのが大好きな歴史小説家の司馬遼太郎、現在にはひたすら日常現在を描くのが大好きな映画監督の小津安二郎、未来には未来への大風呂敷を広げるのが大好きなSF作家の小松左京を代表者として評論しながら全体像をとらえようとする。
そこから日本という国のかたちをつかまえることは容易ではないが、3名の巨匠を評する切り口は興味深く、刺激を受けた。







