喜多川泰さん『手紙屋 蛍雪篇 ~私の受験勉強を変えた十通の手紙~』を読みました。もともとは2007年に出ていて、かなり売れた本です。最近になってふりがなや挿絵が入った「ジュニア版」が出たので、これなら次男も読めるかなと思って購入しました。まず私が読んでみたら、なかなか良かったのでご紹介します本

 

 

 

 

 

この本のテーマは「なぜ勉強するのか」です。受験勉強に悩む高2の主人公が、謎の「手紙屋」と十通の手紙をやり取りしながら、勉強する意味や進学する意味について考えていく物語です。といっても、「勉強するのは将来の選択肢を増やすため」「夢をかなえるため」といった、よく聞く「勉強する理由」を並べた本ではありません。

 

私がこの本でいいなと思ったのは、主人公自身が迷ったり疑問を持ったりしながら、自分なりに考えていくところです。手紙屋から返ってくる言葉を読み、また考え、次の問いが生まれます。その過程を物語として読んでいるうちに、読者も自然と、「自分だったらどう考えるだろう?」と一緒に考えることになります

 

 

私は勉強自体を教えることよりもモチベートすることの方が大事だと思っているのですが、思っていても「言うは易く行うは難し」です。

 

子どもたちが中学受験を始める頃には、「なぜ勉強するのか」についていろいろな話をしましたし、YouTube動画も一緒に見たりしました。ただ、理由をいくら「受け身」で聞いても、それが本当に本人の腹に落ちるかというと、なかなか難しいものです。
 

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一方で読書というのは、本にもよりますが、行間や余白を自分の思考で埋めながら読む、極めて能動的な行為でもあります。この本のように、あえて「答え」を一方的に示しすぎない物語を読むことで、主人公が迷いながら考え、成長していく過程を追体験しながら、読者自身も「自分はどう思うだろう」と考えることができそうと感じました。

 

この後、中3の長男ニコにも小5の次男キラキラにも読んでもらおうと思っています。次男にはまだピンとこない話も多いかもしれませんが、何かしら考えるきっかけにはなりそうです。中学受験生にも、中高生にも、そして親御さんにもおすすめですキラキラ

 

ちなみに、この本は物語としてもしっかり楽しめます。十通の手紙の先に何があるのか。そこはぜひ、ネタバレなしで読んでみてください。私は最後ちょっと感動し、読後感は爽やかでしたクローバーなお、就職活動を考える続編もあります(「ジュニア版」はまだ)。こちらもいずれ読んだらブログの続きを書こうと思いますメモ

 

 

皆さんのお子さんは、「なんで勉強するの?」って聞いてきたことがありますか?また、このテーマで親子で読んでよかった本などがあれば、ぜひ教えてくださいね~笑ううさぎ

 

アンジェラ・アキ / 手紙 ~拝啓 十五の君へ~

今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は 自分の声を信じて歩けばいいの

大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど 苦くて甘い今を生きている

人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて