まず前提として、私は「この問題集をやれば誰でも○○が得意になる」みたいな単純な話はないと思っています。
問題集は使う人の現在の状況や性格・性質、使う目的やそれらに応じた使い方などとセットで考えないと意味がないと考えるからです。
SNSの情報の波に踊らされないようにお互い気をつけましょう。
さて、市販の問題集についてですが、ブログに普段から色々と書いているように、我が家では昔も今も市販問題集は使いまくっています。
ただ、大前提は塾の教材をきちんと消化することだと思っています。
そのうえで、目的を持って市販問題集を使っています。
長男が通う日能研本部系は日能研関東系と違って、
宿題も出されなければノート提出もありません。
この点は、強制されることを嫌い自分のペースでやりたい長男と、
市販問題集でカスタムしたい私にとっては好都合でした。
ですので、「計算と漢字」の計算はできるのでやらない、
算数の「一人で問題と向き合う」はできるのでやらない、など、
不要(やらなくてもできる)と判断したらバッサリ切ってきました。
そのような背景のもとで市販問題も取り入れてカスタムしています。
また長男の場合、栄冠を一度やると数日間は答えを覚えてしまっていて、例えば2日後にもう一度同じ問題をやると、答えや解き方が考える必要なく出てきてしまって学習効果が薄いと感じました。
そのため、栄冠は間違えた問題だけだいぶ経ってから一度だけ繰り返す程度(いわゆる「1.5周」)にし、市販問題集で「新鮮味を感じられる問題で」演習量を補うということをしてきました。
このような類題補充目的では、日能研の特に4年生のうちは、
日能研ブックスの問題集が第一選択になるでしょう。
(4年生のうちは、なかなか市販問題集と既習単元が合わないため)
応用クラスの4、5年生なら「ウィニングステップ」が
全教科に渡って一番使いやすいと思います。
我が家では算数をメインに、時々理科でも、これを使ってきました。
基礎クラスの子には「基本問題」の方が使いやすいかも知れません。
まずは必要に応じてこれらを取り入れつつ、塾の教材をしっかり消化することを考えればいいと思います。「しっかり消化」のためにしているサポートは過去記事↓で書きました。
ただ、算数だけは育テの応用問題や公開模試に照準を合わせて偏差値65以上を狙っていくには、栄冠+αだけでは演習不足と感じました。
入塾以降に我が家でこれまで使用してきた市販問題集について、
全科目、次の記事でもう少し目的別に取り上げたいと思います。