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DEATH VIDEO 2000

Keep On Burning

あと48時間後に地球へ衝突する惑星が接近している、爆破せよ!というオープニングで「あぁ、アルマゲドンの亜流ね」と気楽に観始めた本作品ですが、これがもうあまたあるSF要素を可能な限り詰め込んだものでした。隕石群の飛来、地球侵略を狙うエイリアンとウォーマシン、物質転送機、異世界、宇宙空間でのドッグファイトなどなど。果たして以下の画像がすべてひとつの映画だと思っていただけるだろうか…

 

そして風呂敷を広げすぎた本作はやはり途中で終わるのであった…

 

ウォー・オブ・ザ・ワールド (2014)

監督:ジェームズ・コンデリク

 

 

 

たぶんカーペンター映画の影響だと思うのですが、武装した人間たちが佇む姿ってのに惹かれます。惨劇への期待感というよりも無条件で「スタイリッシュ」だと思ってしまうのです。

本文の前に監督のバーナード・ローズについて一言…

今年の初旬に東京でのオリンピックを盛り上げるために公開された現時点での最新作『サムライマラソン』ですが、必要以上に残酷で日本でもR12指定となっていました。そりゃあそうです!だってバーナード・ローズといえば完全にこっちの人ですから!おそらく『不滅の恋/ベートーヴェン』あたりしか観ていないで選考したんでしょうが完全に身辺調査ミス!まあ僕はやたらに首がポンポン飛んで楽しめたのですが…

 

で、本文。これはなんちゃってフランケンシュタイン映画ではなく原題が『FRANKENSTEIN』ということからわかるようにメアリー・シェリーの原作を原題に置き換えた堂々たるリメイクでした。

本編はクリーチャーの誕生シーンから始まります。ちゃんと「It's Alive !」という台詞も叫ばれます。クリーチャーを献身的に介護するのはキャリー=アン・モス。

いつしかクリーチャーは彼女を「ママ」、ヴィクター博士を「パパ」と呼ぶようになります。しかしそうなっては都合が悪い。博士たちはクリーチャーを使って人体実験をするつもりだったので。人間味を増していくクリーチャーは廃棄処分されることになり毒を注射され目玉を保存するために頭部を切断されることに…

だがクリーチャーが反撃開始。

そして彼はモンスターとなり研究所から脱走して彷徨います。途中でなついてきた犬と共に。

で、当然このシーンに…

駆けつけた警官に犬を射殺された彼は怒り狂い…

ここからはもう動けば人が死ぬという感じで追われるモンスターに成り果てます。画面で確認はできませんが殺害される売春婦の台詞で彼には男性器がないこともわかり「愛が得られないなら恐怖を撒き散らそう」という心の声が胸を貫きます。しかし彼が向かったのは自分を誕生させた博士の元でした。

セル版DVDは無いようなので悲し過ぎるラストはレンタル落ちのDVDでご確認ください。

 

フランケンシュタイン アダム・ザ・モンスター (2015)

監督:バーナード・ローズ

 

 

値上げ前のGEOで購入したレンタル落ちホラー映画のDVDがそろそろ底をついてきたのでSFでも観るかと選んだ作品がたまたま同じ原題を持ちながら全くアプローチの違うものだったので紹介します。

 

まずは『THE ENCOUNTER』。これは墜落した宇宙船からワチャワチャしたものが出てきて人体に寄生したり宇宙人が襲ってきたりするものの全て裏山の出来事というほぼ自主映画。

アライバル-X (2015)

監督:ロバート・ゴンウェイ

 

 

続いて『ENCOUNTER』。こちらはUFOのCGがやたら出来がいいなと思っていたらピーター・ストーメアやディー・ウォーレスも出演していてちょっとお金かけています。とにかくクライマックスのUFO出現と内部の映像が美しいのでご覧ください。

ここまではいいのですが、この宇宙人ヘルメットを脱ぐと小汚い…

エンカウンター 地球外侵略者 (2017)

監督:フルヴィオ・セスティト

 

個人的にはアシッド感のある後者が好きです。

あとGEO、値下げしなきゃもう行かんぞ!!!!

はい、ワニ映画特集たぶん最終回です。今回はいろいろな意味であり得ないワニ映画を紹介します。

 

まずはヘリをも墜落させるデカ過ぎなワニさん。

ディノクロコダイル (2007)

監督:スコット・ハーパー

 

 

続いてそもそもワニじゃねーしなワニさん。

KILLER GATOR キラーゲーター (2010)

監督:アミール・ヴァリーニア

 

 

ラストはロジャー・コーマン製作の2足歩行するワニさん。前半で子供を首チョンパさせるのもいい感じです。コーマン作品常連のチャールズ・ネイピアも出演しています。

ディノクロコ (2004)

監督:ケヴィン・オニール

 

ではでは、まだまだたくさんあるワニ映画を観ながらアレクサンドル・アジャの新作『クロール ―凶暴領域―』の公開を待ちましょう!