幼い頃から憧れていたナーちゃんと結婚した梨子。
しかし、盲目的にナーちゃんを想い続けていた時期が過ぎると
女性にモテ過ぎる夫に振り回される生活に疲弊するようになる。
どこからともなく現れ、梨子を優しく包んでくれる高丘さんの存在。
梨子はいつからか、夢の中で別の人生を生きるようになる。
あるときは、江戸時代、吉原の花魁として
あるときは、平安時代、姫君の女房として。
伊勢物語をモチーフにした時代を超えた物語。
言葉がきれい。
伊勢物語ってそういう物語だったっけ?
もう少し古文をちゃんと勉強しておけばよかった。
というのが感想かな。
なんだかどちらが夢か現か分からない、ゆらゆらした語りで
後半は睡魔と戦いながら読んだ。
・・・単に私のコンディションの問題か?![]()