『一人称単数』 村上春樹 | ふぁいのだらだらな日々

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村上春樹さんがマイブームだったのは、かなり昔のことだ。

独特の世界観にハマって何冊か読んだ後、お腹いっぱいになってそれっきり遠ざかっていた。

毎年、恒例行事のように「今年こそはノーベル賞!」と騒がれている人、というだけの感想。

 

それが、なんで今回久々に読む気になったんだっけ?汗

例のごとく、図書館本だから、予約時のことは忘れてしまったけど

 

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。

 

↑↑帯の文章を読んで、森博嗣さんに通じるものを感じたからかな。

 

とにかくものすごく久々に読んでみて、

その世界観・空気感の変わらなさにびっくりした。

まあ・・・またしばらく村上春樹さんを読むことはないかな・・・