4/7に大邱国際マラソン2024フルマラソンの部に参加してまいりました。

悪い方でなかなか強烈な体験をさせてもらいました。

このブログで個人的なマラソン参加記録の需要はないだろうと思いつつ

遺しておきます。

 

先日エントリー時のトラブルについては

こちらの記事で書かせてもらいました。

 

 

 

大会前に、外国人の参加者全員にccで 「参加受付しました、当日はスタートの1時間以上前に来てね〜」、というメールが送られてきました。

これが、のちに阿鼻叫喚のきっかけとなってます😆。

 

 

今回博多港からフェリーを利用しました。

福岡からだと、大邱直行を含む韓国系LCC各社、ジェットフォイルのJR九州クイーンビートル号、フェリーニューかめりあ号と様々な選択肢があります。

フェリーが最安で、今回利用しました。

往復で13700円ほどでした。

 

 

 

 

 

釜山に一泊し、西面でヤンコプチャン(ホルモン焼き)を堪能しました。

韓国は公共交通機関が安いけど、物価は高かったです。

コンビニのペットボトルが220円してました。

 

 

レース前日にKTXを使って釜山ー東大邱を移動。約2000円弱。

駅の券売機は自国のカードしか使えず、窓口でのやり取りが必要でした。

Korailのサイトでオンライン購入もできるのですが、紙でプリントアウトが必要となってました。

車掌は購入されてない席に座っていないか確認するだけなので、検札はなかったです。

 

 

大邱マラソンは2017年以来。

街は、釜山もそうでしたが高層建築が増えてました。

ただ、大邱については自分的には韓国の名古屋だと思ってます。

表通りの道が広く、一見反映しているように見えて、大邱駅裏などは問屋街でかなり雑然としてます。名古屋駅の(昔の)駅裏の雰囲気をかなり彷彿させます。

韓国も貧富の差が激しくなり、ストリートおじさんが増えていました。

 

夕食はポングルポングル食堂のチムカルビ。日本語で言えばニコニコ食堂。

 

 

 

前回2017年はマラソン後にこれを食べました。マラソン後に食うものではないと当時思いながら食べましたが、今回も、マラソン前に食べるものではないと思いました。

見た目ほど激辛ではないのですが、旨辛漬け込みカルビといった感じです。

この店は観光客向けだけあって、うえやまとちさんのサインがあったり、カードが使えたりして助かりました。

 

 

 

 

 

 

そして、当日朝。ここからがバトルです。

スタートが8時と、日本の多くの大会が9時であることを考えると1時間早めに行動が必要です。

今回会場が郊外の競技場であったため、6時の始発の地下鉄で移動しました。

 

地下鉄からシャトルバスに乗って降りると、動線が全くわかりません。

事前に大会プログラムをダウンロードしてはいたのですが、全体レイアウトしかわかってませんでした。

しかも、プログラムダウンロードページは大会Historyのページにひっそりアップされていたという。お知らせページでの告知もありません。

 

 

 

たまたま偶然バスを降りて道を挟んだ反対にインフォメーションがあり、列に並びました。

ところが、列が一向に進まない。

担当者が男性一人で、あとのボランティアは何もわかってない様子。
参加者をパスポートで確認し、ビブスを渡してました。メールにはそんな事書いて無かったものの、一応写真を取っていたのが助かりました。

20分ほど待って、ようやく受付ができました。

自分の並び順は15番目くらいで、後ろに180人ほど待ってる模様。


問題はそのビブス。私の名前ではないし、ブロックも後ろの方。

大会プログラムに、レース速報ページが書かれていたので、自分の番号は事前に知っていました。
しかし、レース速報の自分のビブス番号を見せても、そんなの知らんという態度。
この状況は埒が明かんと思い、そのままビブスを受け取りました。
後で調べたら、「予備」という名前でした。

参加賞コーナーに行っても、Tシャツとリカバリーサンダルは無く、別の参加賞でカンベンしてという始末。

リカバリーサンダルは少しだけ残ってたけど、サイズ違い。
シェルジャケットと靴下だったので私は良かったのですが、あとの方に並んでた人は何も貰えなかったとか。

ちなみに靴下は10kmコースの商品で、シェルジャケットは15000円ほどの値札が付いた商品でした。なんだったのだろう???。

 

 




その後も、会場の導線が一切書いて無くて、ハングルでの表示しかなく、プログラムのレイアウトから予想して荷物預けをするハメになりました。

とりあえずみんなが荷物を詰めているエリアに行って、テーブルの上にデポバッグを発見。

マジックがあったので、自分の名前と番号を書きます。
この後ちゃんと預けられるか信頼できなかったので、43回目のマラソンではじめてスマホと貴重品(地下鉄カードとホテルカードキーなど)をもって走ることにしました。

人についていったら荷物預けコーナーがあり、その場で渡された(ランダムな番号の)シール2枚の1枚をデポバッグ、1枚をビブスに貼って、なんとか荷物預けもできました。普通、ゼッケン番号のシールだよね。

 

 

 

レースは2017年の大会からコースが変わり、何箇所か起伏があるタフなコースになってました。
最高気温が25度と暑かったこともあり、2時間4分台数人を含め、7分切りの持ちタイムがあるランナーが14人いながら、優勝タイムは2時間7分だったようです。優勝したのは、初マラソンのハーフ58分ランナーのようでした。

自分のレースは運営の状況を見て、無事に会場に戻るプランに切り替えました。

どうせグロスタイムに意味がないだろうと思い、きちんと後方からスタートしました。案の定、実況者のノリで決めた時間に、ABCグループごとにウェーブスタートしてました。


5時間ペーサーの位置でスタートしたのに、ランナーの履いてるシューズはハイエンドばかりです。マジックスピードなんて誰も履いてません。8万円のアディオスプロエヴォも見かけたような気がします。
発売されたばかりで日本国内ではほぼ実践使用されてないメタスピードパリシリーズも、そのレベルのランナーがわんさと履いてました。
韓国人はプライドだけで生きてると聞いたことがありますが、ASICSの株価が上がった理由を垣間見た気がしました。


スタートラインを越えるまでの時間は、8分ほどかかりました。初マラソン以来です。
スタートしてからは、大邱は名古屋みたいに道が広いので、割と快適に抜いていくことが出来ました。

ちなみにシューズは前回の記事で書いたASICS S4です。

 

 

 

安全運転したつもりでしたが、シューズの機能がとにかく高い。

だいたい4分20秒ペースで25kmまで走れました。

ただ、重さがあるので、それ以上のペースで走ろうとすると、結構筋力が必要になりそうでした。

また、ゆっくり走ろうとしても、前側を踏み込むと4分30秒は出てしまいます。

エッジプラスとS4を比べると、エッジプラスの方が楽にスピードがキープできますね。

パワーがある人は、S4の恩恵をより受けられるでしょう。

 

暑かったのとコースの登り下りがタフだったので、次第に失速しました。

S4の反発が大腿筋の疲労につながっていたのかも。

39kmからのLGライオンズパーク横の登りは福知山マラソンのラストを彷彿させました。

足が残って無くて、歩き倒しました。

郊外の競技場ゴールの大会あるあるですね。郊外の山を切り開いて競技場を作るからです。大分県なんて、別大以外こんなんばっか😀!

最後の競技場への入はなかなか感動的でした。
熊本城マラソンも、ラストが金栗ゲートからえがおスタジアムに入るコースにすればいいのにと思ったりもしました。


ネットタイムは3時間15分でした。

グロスなんてそもそも計測する気なし!という潔い大会でした。

全体のフルマラソン出走者は4300人ほど。うち女性が500人ほどでした。

 

 

帰りは13時チェックアウトのモーテルだったので、急いで帰って、ギリギリ部屋のシャワーを使わせてもらいました。

ちょっと時間オーバーだったけど、オバちゃんサンクス。

そそくさと東大邱から釜山に戻って、テジカルビとビールで反省会して、フェリーに乗って帰りました。

 
 

 



こんな感じで、WAゴールドラベルを謳っていながら、なかなかひどい大会でした(笑)。

 

大会数日前に外国人の参加者全員にccでメールが来たと書きましたが、終了後、外国人の参加者間でクレームメールが飛び交っておりました😂。

大会関係者の返答は全くありませんが、この手のケースで自殺者が出る例を高知県の大会で見ているので、ほどほどにしといたほうがいいなあと思います。

 

まあ、私はなんとか運良くマラソンを走れて、無事帰ってくることができました。

ご興味がある方はチャレンジしてみて下さい。

多分、今年はコロナで大会運営の仕方を忘れていたので、来年は改善されてる(んじゃないかな???)。