東京マラソンでStrydを紛失し、新しいStryd(Next Gen)とCASIOのランメトリックスを買ってしまったPhDrunnerです。

Stryd(Duoではない)はそのうちレビューします。

 

それはともかく、週末の大邱国際マラソンで使用するS4をようやく下ろしました。

ちなみにレースで使うシューズは、できる限りレース以外で使わない主義です。

長く貯蔵するとコクとまろみが出ると言われています(嘘)。

 

 

 

なぜ購入したか?

もともと初代メタスピードスカイを持っていました。

一度公認ハーフで履いてみたところ、アッパー前側が狭く、両方の親指の爪がレース中に圧迫死しました。あれだけ痛かったのは記憶にないくらい。

 

それ以来初代スカイは10km以下専用になりました。

その後、メタスピードエッジプラスを購入し、東京マラソンで使用してベストを出しています。

新しいモーションラップアッパーは、私の親指と仲良しでした。

 

が、シューズのテイストとしてはスカイの方が好きで、一度メタスピードスカイでフルマラソンを走りたいという願望を持っていました。

S4が初代メタスピードスカイの機能限定盤という記事をどこかで見かけ、アッパーはスカイプラスやエッジプラスと同じであるので爪が死ぬ心配も無い、ということでS4を購入した次第です。

 

 

で、実際走ってみてどうだったか。

ほぼ思った通りでした。というか、このシューズSub4狙いのS4って名前じゃなくて、S3じゃないの????と思いました。

メタスピードスカイを、しばしば非公認のトラックレースで使用し、ウオームアップの段階でジョグでキロ4分ジャストが出てしまいます。S4もそれぐらいの速度域だと、ほぼ同じレスポンスがありました。

 

前側に踏み込まないでちょこちょこ走ればキロ6分台で走れるのですが、このシューズでキロ5分台で走るのがどうにもしんどい。リカバリーフォームから少しジョグっぽくするだけで、4分50秒ペースになってしまいます。

どうみてもサブ4前後のランナーにお勧めするシロモノではないなと思いました。

 

メタスピードとの違いは、キロ3分50秒を切ったあたりからぐいーんと伸びる感覚が弱いかなという程度でした。フルマラソンにはS4で十分な印象です。

多少重いですが、S4を買った時の値段は13000円程度だったので、価格差ほどの機能差は感じられません。

 

 

 

ここからグチですが、ランニングシューズの売り文句と実際の機能って結構乖離している印象があります。

S4は、どう見てもキロ5分台で42km走る靴には思えません。

キロ4分20-50秒のサブスリー近辺でも3時間台だったらサブフォーという括りで言えばサブフォーランナーなんですが、キロ5分40秒をキープできないランナーに勧める靴ではないですね。

 

同じことはSauconyのエンドルフィンスピードにも言えるのですが、あのシューズはミッドソールがPWRRUN_PB単体で、優しい柔らかプレート入りなので、あくまで加速がスムーズです。

S4は加速が凶暴なレベルです。

 

 

他に思うのは、内側が硬い素材が入ってる、スタビリティーシューズについてです。あれも初心者に勧めるものでは(本当は)ないと思ってます。

足と膝と腰がちゃんと一直線に入れられる人が、ロング走を走る際に疲労でぐらつくのを助けてくれるシューズだと思います。

そもそもガニ股でハの字で接地するような人が、この手のシューズを履くと、逆に怪我するのでないかと思います。

初心者時代に自分も、初マラソンでゲルカヤノ18と喧嘩して、脹脛靱帯炎になりました。

 

 

 

話が余計な方に行きました。

週末の大邱国際マラソン、スタート8時で当日会場受付のため、ドタバタ珍道中になりそうです。

マッチャンコプチャンを楽しみにしてまいります(オイ)。