多剤投与にメスが・・・・・ | 名古屋でアンチエイジング!漢方相談・通販も【ファーマシー大学堂】

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こんにちは、健康と美の【ファーマシー大学堂】薬剤師の前田順子です。

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12月も半ばとなってきましたが、まだまだ呑気な私です。しかしクリスマスが近づく頃には、あれこれ焦っていそう(笑)

 

厚労省も、いよいよ多剤投与にメスを入れてきたようです。アメリカの医学部の教科書には「3種類までの相互作用は分かるが、それ以上はわからない。」と書いてあると聞いたことがあります。しかし厚労省の思惑は、患者さんの為というより健康保険財政の為の方が強いかもしれません。患者さんの為なら、今までにやってしかるべきなので。

 

近年の西洋医学は検査値と言う名の情報が一番大切!みたいなことになっているので、正常値からはずれていると、それを正常にする為にどんどん薬が増えていきます。

 

話変わって漢方では、患者さんから直接得られる情報から判断しますが、情報が多ければ多いほど良い!というものでもありません。情報が多すぎると大切な情報を見落として、あまり関係のない情報に固執してしまい、処方を誤ることもあります。

このことは患者さんに対してよりも、自分に対してよく起こります。何しろ自分のことは自分が一番良くわかるので、情報が多すぎて迷ってしまい、あれこれ処方を試して迷路に入り込むことも(笑)今読んでいる本の中で、ある漢方の大家は「自分の病は自分で治さない方が良い!」とまで述べています。

 

漢方では病の変化に対して処方が変わることはあっても、多種類の処方を同時に服用することはありません。せいぜい2種類まで、場合によっては時間差で3種類くらいはありますが。しかし処方箋では、例えば内科と耳鼻科でそれぞれ漢方処方が出され、合計3~4種類なんてこともあるようです。漢方の考え方からすると???で、何とも不思議な・・・・・

 

多剤投与にメスが入ることに、製薬メーカーは大反対らしいですよ。

 

 

アツアツのレモネードが嬉しい季節ですね。

 

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