身近な生き物として虫を見直すべき? | 名古屋でアンチエイジング!漢方相談・通販も【ファーマシー大学堂】

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こんにちは、健康と美の相談薬局【ファーマシー大学堂】の前田順子です。

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8月最後の今日、秋口の風情が漂っています。

真っ青な空、眩しい日差し、乾燥した空気、木々を揺らす風・・・・・

真夏と違った秋の気配が五感を通して伝わってきます。

 

さてさて昨日の続き、秋を知らせる鈴虫などの「虫」についてです。

現代人の多くが「虫に嫌悪感を抱いている」と言うお話。

 

「中国 虫の奇聞録(瀬川 千秋 著)」を評している生物学者の池田清彦氏によると・・・

「昔の人にとって、虫は無視するにはあまりにも沢山いたし、貴重なタンパク源であり、子供の遊び相手であり、虫の訳の分からなさは虫に関する想像力をかきたてたはず。」

 

そう言えば私の小さい頃に比べても、身近な虫である蚊、蝿(ハエ)、ゴキブリ、蟻(アリ)、蝶、トンボなどを街中だと見かけることが少ない気がします。

(今は店頭で殺虫剤は扱っていませんが、10年位前までは蚊取り線香、スプレー式殺虫剤などがよく売れました。)

虫が貴重なタンパク源と言われても、日常的に口にする事はありません。

また、我が家の娘や孫のように虫を嫌う現代人が増えて、遊び相手なんてもっての他になっているようです。

そう言えば、蝉取りをする子供たちを、とんと見かけなくなりました。

その代り「ポケモンゴー」のような架空の物を追いかける遊びが流行る昨今。

 

しかし・・・「蚊」一つとっても、人間は同じ物を創れません。(少なくとも今のところは)

虫の形態は見れば見るほど不思議で、あの細い触角や足、跳躍、飛翔、羽を震わせて鳴くあのエネルギーはどのようにして作られるのか等々。

 

「蚊」を創ることは出来なくても、人間の皮膚を痛くないように刺す蚊の針を研究して注射針を改良したり、虫の持つ能力には計り知れないものがある・・・にも係わらず現代人は虫を嫌悪する!とは何事か?

でも、例えば鈴虫の大きさが何十倍にもなった時、あの形態は嫌悪を超えて恐ろしさを覚えます。

 

ゴキブリが現れたのは約3億年前。

現代まで生き延びた生きた化石を、履き物で叩きのめす人間ですが、ゴキブリから学ぶことがまだまだ沢山ある気がします。

 

虫たちを、そんなに嫌悪しないで、身近な生き物としてもっと興味を持って接しないといけないのかも♪

 

 

メスを引き寄せるために全身の力を振り絞って鳴くオスを、虫かごに閉じ込めておくことに少し罪悪感を感じています。

(虫かごの中はオスばかり)

 


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