体内のめぐりとは、血液とリンパの流れのことを指します。血液は心臓のポンプで押し出されて体のすみずみまで流れ、必要な酸素や栄養を運びます。一方、静脈のそばにあるリンパ管にはリンパ液が流れ、体内の老廃物や余分な水分を流し出す下水のような役割をしています。ふたつのめぐりのおかげで、全身の細胞は栄養をもらって体を温める熱をつくり、老廃物はスムーズに回収されています。
ところが、めぐりが滞るとこのシステムがうまく働かず、むくみなどの様々な不調を引き起こします。また、体が熱を十分に作れずに冷えることで、めぐりがさらに滞るという悪循環を招くこともあります。
めぐりが滞る3大要因のひとつが「運動不足」です。体内の熱の約60%は筋肉で作られるとされていますが、運動不足で筋力が低下すると体が冷えてめぐりがダウンします。また、「第二の心臓」と呼ばれる脚の筋力の低下は、夕方のむくみのもとです。リンパ液を上へ押し上げる力が弱まって、脚にリンパ液がたまるため、むくむのです。
2つめの要因は「食生活の乱れ」です。朝食を抜いたり、無理なダイエットを続けたりしていませんか?体が栄養不足になると、体は冷え、めぐりも悪くなる一方です。
そして3つめが、「ストレス」です。ストレスを感じると、全身の血管がギュッと収縮し、めぐりに悪影響をおよぼします。
男性に比べて、女性は筋肉量が少ないうえ、骨盤内に女性特有の臓器があるためめぐりが滞りがちです。しかも、生理前になると、体内に水分をため込む働きを持つ黄体ホルモンの分泌が増え、むくみやすくなります。日々、ちょっぴりめぐりに気を配って生活することが大切です。
次回がめぐりをうながす生活のポイントについてご紹介します。