先週、渋谷の東急シアターオーブで、フランス版「ロミオとジュリエット」を観てきました。
フランス版R&Jは、1年以上前から来日公演が決定する前からCDをヘビロテしまくっていたので、実際に目の前でその同じ歌声を聴いた時は感激しました。
日本版とは異なりセリフ部分が圧倒的に少ないので、ホント、まるごとCDを生で聴いてるって感じでした。
セリフが少ない分、場面展開がとても早いです。
その分、歌がクローズアップしてくるのですが、皆さんのパワフルな歌は圧巻でした。
また、衣装はとてもファッショナブルで、やはり赤と青がわかりやすくてよかったです。(日本のオリジナル版、次回はお願いしますよ。)
歌だけでなく、ダンサーさん達のキレが良くて美しいダンスにも魅了されました。
とてもスペクタクルでエネルギッシュな舞台で、目と耳、両方の保養になりました。
作曲家のジェラール・プレスギュルヴィックのドラマティックで美しいナンバーやロック調のノリノリのナンバー、荘厳なナンバーなど、どれもこれも素晴らしく改めて感動しました。

会場入り口で配られたポストカードです。
素敵でしょ?

以前から言っているように、長年ロミオ役を務めてこられたダミアンさんが降板し、代わってベンヴォーリオ役だったシリル・ニコライさんがロミオ役に抜擢されていました。
それ以外のロミオを取り巻く、ジュリエットもマーキューシオもティボルトも再演キャストと同じで、もっと言うと、キャピュレットとモンタギューの両夫人、キャピュレット卿、大公、ロレンス神父も同じキャストでした。
なので、舞台全体がとても安定していて、キャストの皆さんも調和しているのを感じました。
シリルさんがベンヴォーリオからロミオ化したので、今回ベンヴォーリオにキャスティングされたステファヌ・ネヴィルさんですが、彼も歌唱力抜群で、演技もパフォーマンスもバッチリで、他の作品も観てみたいなと思いました。
ティボルト役のトム・ロスさん。
彼は、初演からのキャストだけあってティボルト役にピッタシで、歌唱力は抜群ですし、自分の生い立ちを嘲笑気味に歌うところや、マーキューシオに煽られてだんだん切れてくる迫真の演技など、けっこう目が離せない存在でした。
マーキューシオ役のジョン・エイゼンさんも嵌り役で、最初から最後まで弾けまくっていて、しかもかなりイカレタ役作りをされていました。
いつ何を起こすかわからない緊迫感があって、ヒヤヒヤしました。
ジュリエット役のジョイ・エステールさんは、ダミアンさんとの映像を動画で頻繁に見ていたのでイメージ通りでしたが、日本版とは違い、ただ純粋で可愛いだけのジュリエットではなく、パリスと政略結婚させられそうになった時は、激しく怒りの感情を込めて歌う場面もありました。
さて、ロミオ役のシリルさんです。
イケメンで繊細な雰囲気なのは、ベンヴォーリオ役の時から変わりません。
でも、ダミアンさんのロミオの印象が強すぎて、実際に観るまではイメージがわきませんでした。
歌に関しては素晴らしい歌声を披露してくれたのですが、ダミアンさんの桁はずれなパワフルで突き抜ける歌を聴きすぎていたせいか、それに比べるとちょっと声量不足な印象をもってしまいました。
ソロやデュエットの時はいいのですが、バックコーラスや広々した劇場に響き渡る大音響にシリルさんの声が掻き消されてしまう場面もありました。
それから、見た目通りの好青年っぷりで、しかもかなり落ち着いた雰囲気でした。
冷静で安定した印象だったので、彼のキャラだったら悲劇的な結末には至らないだろうなと思わせるロミオでした。
あと、他のキャストがのびのびと演じてる中、動きがちょっと止まって違和感を感じる場面も一瞬ですがありました。
辛口な事を言いましたが、それ以外は、頑張ってロミオされてたと思います。
でも、やっぱりベンヴォーリオの方が合ってるかも・・・・・
ところで今回、舞台上でちょっとしたハプニングがありました。
キャピュレット卿が歌う後半のソロの部分で、突然、音響が止まってしまったのです。
セバスティエンさんは、そのままゆっくりと歌い続けられ、しばしアカペラ状態となりました。
厳かに響き渡る生声。
客席の誰一人微動だにせず緊迫感漂う中、彼の歌に聴き入っていました。
なんとか途中で復活したのでホッとしたのですが、彼のソロが無事に終了した瞬間、喝采と割れんばかりの拍手が会場を包み込んだので、なんだか感激しました。
彼らが日本の繊細で優しいエネルギーを感じてくれたらいいなと思いました。
最後にカーテンコールです。
動画では、日本版では未発売のノリノリの「Avoir 20 ans」をキャスト全員で歌うカテコを何度も見ていたので、今回は期待していました。
期待通り・・・というか、それ以上に盛り上がったカテコに感激して帰ってきました。
まずは、日本未発表の「On prie」(祈り)をキャスト全員でしっとりと歌った後、やってきました。
お待ちかねの「Avoir 20 ans」(20才とは)!
みんなでかわいいステップをしながら、ノリノリで踊りながら歌っています。
会場も手拍子で盛り上がってきました。
3曲目は「Les rois du monde」(世界の王)。
これも明るくてノリのいいナンバーです。
ここで会場はオールスタンディングになり、キャストの方々と一体になって一緒に盛り上がりました。
最後にきたのは、な、なんと「Verone」 (ヴェローナ)。
一幕のオープニングでヴェローナ大公がドラマティックに歌うあの威厳のあるナンバーですよ。
個人的に大好きなナンバーなのですが、まさか、カテコで出てくるとは嬉しい誤算でした。
ヴェローナ大公役のステファヌ・メトロさんが、とてもパワフルに客席をグングン引っ張っていくんです。
ほんとに凄いパワーですよ。
「コンバンハ、トーキョー!」「お元気ですか~~」「みんな一緒に!」「ありがとうございます。」
覚えた日本語を大声で掛け声しながら盛り上げていきます。
最後の「ヴェローナ~」というフレーズは、客席にも歌うように要求していました。(笑)
いやー、「マンマ・ミーア」以外で、しかもロミジュリでこんなに盛り上がれるとは思ってもいませんでした。
楽しかったーーーーー。
来週は大阪でも観るので、こちらはどんな盛り上がりを見せてくれるのか楽しみです。

終演後は、ホワイエにキャスト(ロミオ、マーキューシオ、ベンヴォーリオ、大公、乳母の5人)が出てきてくれましたよ。
これは、某ホテルのメッセージボードに書かれていた、R&Jキャストへの連絡事項みたいです。
メークの使用時間とか書いてあるし・・・
マンガ パーティーってなんぞや?



































