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母が呆けた!

2016年4月、前頭側頭型認知症と診断された母との日常を書きます。

5月中旬くらいから施設から電話があり、母の熱が下がらないとのこと。医師にも見せたが原因が分からず、入院して検査が必要とのことで、6月3日から入院することになった。


一度施設を出て入院となると、また施設に帰れることはない。いろんな情報からそう思ってた。


検査の結果は「尿路感染症」。点滴を打って治療する。医師から、心肺停止、呼吸困難になった場合、救命措置をするか?確認された。

兄と延命はしない。と決めていたものの、いざ聞かれると戸惑うもので、少し考えた。

軌道を切開して、管を挿入して、いろんなものに繋がれて。。。


結果、延命措置はしない。

そう決めた。


一度、気管挿管すると心臓が止まるまで中止はできないと言われた。

「もう、かわいそうで見てられないから外してください」はダメなんだって。


だったらなおさらだ。



手の甲とか、血管が細くなっており、点滴での薬剤投入ができず、首の血管からになった。

これだけでも痛々しい。


うっすら目を開けては目が合ったような気になってた。「お母さん!分かる?」何度も呼びかけたが反応はなかった。


幸い病院が駅から徒歩3分と便が良く、毎日見舞いに行けた。


毎日、9日間病院に通った。首に刺された点滴から血が滲んで痛々しい。母はうっすら目を開けてこちらを見るそぶりを見せていた。


「ちゃんと治して、施設に帰ろうね」

「お母さん、痛くない?」


毎日、声をかけ続けた。

帰れるような気がしてた。


10日目は帰ろうと思えば帰れたんだけど、その日は残業して真っ直ぐ帰宅した。