母が呆けた!

母が呆けた!

2016年4月、前頭側頭型認知症と診断された母との日常を書きます。

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2024年6月13日深夜1時52分母が旅立った。

享年74歳。


音もなく、ただ白く広がる、永遠の旅路へ。

極楽浄土目指して。


母さんは幸せでしたか?

母さんは私が好きでしたか?


私は幸せでした。

私は母さんが大好きでした。


母さんが旅立ったその日、朝は会社に行って業務を振り分け、午後はその足でららぽーとの仏具売り場に足を運んだ。線香立てとか花瓶とかを買った。

無で買い物してた。


フードコートでランチしてたら、涙が止まらなくなった。母との思い出を巡らせてたらずっと。

すべてが止まって見えた。窓から白く刺した陽の光が母を天空へ誘うようだった。

帰り道も涙が止まらなかった。ただ、ただ、止まらなかった。


母は夜の仕事明けで運動会に来てくれた。

母さんのおにぎりは最高だった。

お風呂がなかった子供の頃、いつも銭湯に連れてってくれた。

お母さんの肉じゃが。お母さんの福神漬け。お母さんの手羽元。お母さんのバーモントカレー甘口。

お母さんのにおい、お母さんの手、お母さんの髪。


お母さんの涙。





母を無事に極楽浄土の入口に送り届けるのが最後の仕事だ。