老舗 | 椿五十朗

椿五十朗

雇われプロデュサーの覚書

 

 夜、仕事場へ向かう時は、コンビニへ寄るのだが、21時15分頃と言うのは、

 

入れ替えの時間間際なのか、決まって、弁当の種類が少ない。

 

「のり弁」か「唐揚げ弁当」である。

 

始めは、購入して食べていたが、直ぐに飽きて、

 

ここの近所の「すき屋」で色々食べたが、これも飽きるのであった。

 

ここ数年は、火曜日に揚げ物や総菜を作って、水曜日、木曜日と、

 

お弁当を持っていく。

 

今日は、

 

「唐揚げ」「卵焼き」「ブロッコリーの酢漬け」「かぼちゃの煮つけ」

 

「ニンニク風味のパスタ」「ソーセージ」

 

途中のコンビニでは、「蜆の味噌汁」と「おにぎり」を購入。

 

大体、夜中の2時ころに昼ご飯として頂いておる。

 

 

これの方が飽きない。

 

 

 前回、料理屋の紹介もしていたが、

 

若い時に本物を味わっておくのも肝要である。

 

何も高価なものを食べさせると言うのではない。

 

手間を味わっておくべきなのだと思う。

 

その料理を開発し守っていく姿勢を見ておくべきなのである。

 

もちろんフランチャイズの店も美味しいが、

 

「老舗」と言われている店には

 

素材を飼育している方々、受け継いでいく方々、それぞれがぶれないで

 

頑固なまでに時代に流されないで

 

守ってきた味や接客があり、本物であるがゆえに残ってきているのだと思う。

 

「流行」はあくまでも、その時代でしか浸透しない文化の端くれであり

 

言葉通り「流れ行く」ものである。

 

絵画、音楽、映画、彫刻、すべてにおいて本物しか味わえない気迫や華が

 

ある、そして、それらは色褪せないで残っていく。

 

それらを若いころから体験していくことが大事なんだろうな。

 

横浜に「永楽」という老舗で、麺を作っている会社があった。

 

代が変わり色々な麺を開発していた。

 

「KINOKUNIYA」や「成城石井」などにおろしていたが、売り上げは一瞬だけ上がり、

 

後は衰退して、今は存在しない。

 

ここの「蒸し焼きそば」の麺は美味しかった。

 

母が「横浜へ行くなら永楽の麺を買ってきて」と言われたものである。

 

自分が、将来やりたいことを見つけたら、ぶれないで続けることであるな。

 

お金につながるかどうかは別で申し訳ないが、人生としては充実した

 

一生を過ごせるだろう。

 

これも母親と父親のおかげだが、

 

尾張屋の蕎麦寿司

 

和田金の松坂牛

 

水月の水炊き

 

嵯峨豆腐 森嘉

 

京都 菊乃井

 

箱根の強羅花壇

 

バンドのライブが終わったら、

 

美佳ちゃんや彩香ちゃんを日本中の老舗と言われる店に連れて行ってあげたいものだ。

 

ただ老舗で高級とされる食事処は、

 

仲居さんが四六時中いて、緊張してしまう(笑)

 

自由に食べさせてくれ~!!

 

岐阜にも美味しい店があるのだが、

 

この心臓じゃ、安土城にはもう登れないだろうな。。。

 

行ける時に行っておけばよかった。