レキサルティが著効したレビー小体型認知症(笑)に第二次大戦トラウマの連鎖の可能性 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

レキサルティが著効したレビー小体型認知症(笑)に第二次大戦トラウマの連鎖の可能性

蛭子能収もそうだが、高齢者に幻視があるとレビー小体型認知症と診断するが、セットでなければならないパーキンソン症状がない。

 

幻視→解離性(晩発性複雑性PTSD性)幻視

 

施設で大騒ぎするから入院してもらったが(ラポール+)レキサルティが4日目には効いた。

 

ぼつぼつ話をしたら、第二次大戦トラウマの連鎖の可能性。

 

18年前に関西から老舗の隠居さんが広島の家族に引き取られ入院したが、やはり幻視だけでレビー小体型認知症と診断されていた。

 

私とは普通に従軍されたノモンハン作戦やインパール作戦の話で盛り上がった。

 

「ビルマじゃあ、とにかく武器がなくてねえ」

 

「あそこも大変だったでしょう」

 

 

当時は日中戦争従軍の晩発性複雑性PTSD 患者も複数診たが、あまりに話があうから、「先生はどこで戦われましたか?」と言われたことがある(私はあなたの孫の世代ですがな)。

 

 

 

「元帝国陸軍兵士が(晩発性)複雑性PTSD を呈した一例(中核トラウマ薬物強化受容療法)」

 

(日中戦争従軍+シベリア抑留)

 

 

この患者には幻聴があったが自我は保たれていた。

中核トラウマ薬物強化受容療法の特徴が最もよく現れた症例である。

 

(広島県医師会雑誌、広島医学2007)

 

 

 

 

 

国営学術情報システム「リサーチマップ」公開

 

 

ラポール→患者がたまに、かけてもいない催眠術にかかり、ひっくり返るような治療関係