睡眠薬が効かなくなってきている患者に自律神経訓練法(自己催眠)を話していると催眠にかかる | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

睡眠薬が効かなくなってきている患者に自律神経訓練法(自己催眠)を話していると催眠にかかる

 

 

精神障害(無意識・心の病の複雑性PTSDのみ)に対する

 

精神医学最後にして唯一の「根治」新規向精神薬(SSRI・SDA)単剤キュア(治療)

 

「中核トラウマ薬物強化受容療法」

 

それを可能にするのは「ラポール(無意識の交流、催眠もかけうる治療関係)」の形成

 

 

 

「ラポール」の発見者は

磁気術師のメスメル

 

 

睡眠薬が効かなくなってきている患者。

半年前に自律神経訓練法(自己催眠)について話したが、よく理解してなかったので実行できなかった。

 

もう一度念入りに「イメージ」について様々な実例を元にして話す。

 

「先生の言うイメージは視覚イメージの再現ですが、対象が立体的な物ではいけないですか?」

 

「彫刻・骨董などは視覚イメージだけでなく、触覚イメージで楽しむのも観賞法だからかまわないでしょう。」

 

本人の趣味である「立体的な物」をどう楽しみなおす訓練をして、そのイメージをどう再現するかということを話していると

 

「先生、今その対象をこの手に持っているような感覚をリアルに感じます。これは催眠にかかっている状態なんでしょうか?今まで経験したことがない感覚ですから、怖いです。」

 

「そのうち、自然に解けます。人間に本来備わっている機能であり、怖がることはありません。」

「あなたが睡眠のために持つべきイメージとは、その感覚を再現すればいいのです。」

 

 

「向精神薬」は世界中で「処方者」と「症状を持つ者」=「患者(複雑性PTSDのみ)」を隔てるための「壁」として用いられている(壁の向こうで症状を消す)から、誰も治らないで「不治」なのである。

 

患者の「無意識=心(症状を生み出す原因・中核トラウマ)」に踏み込もうとする処方者の決意(ラポール形成)が新規向精神薬単剤を「心・無意識の壁」を打ち砕く破城槌に変えるのである。

 

 

昨日までに細々とした仕事は済ませていて時間の余裕があったし、明日は楽しいイベントがあるから、気力が充実し笑顔で長い時間話していたら、かかってしまった。