教育方針。。。
ワタシは子どもがいないので教育方針の良し悪しとかは子ども目線でしか見れませんが…

昨日…
カフェで隣に座っていたご婦人たちの会話で

「孫には好きなことやらせてあげたいけど
能力は見極めてからやらせないとね…
息子ではそこを失敗したから、孫は間違えないようにしなくちゃ…」

というのが聞こえてきて…

おーい…
冒頭の

好きなことやらせてあげたい

どこ行った〜???

って思いましたよねキョロキョロ


そして、息子は失敗したから孫は…
って…
人の人生にどこまで口を出すつもりなのだろう…
って震えた…

自分の思い通りにならなかった息子は失敗で
失敗作の息子は子育て失敗するだろうから
孫のために自分が…

とでも思っているのでしょうか…

その方の向かいに座っていたご婦人は
同意も否定もせず
沈黙で聞いておられましたけど…


その夜
テレビでヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが子育てについて語ってらして

子どもの経験値を上げることが自分の努めだ

みたいなことをおっしゃってました…

10代の息子さんたちの1秒を
自分たち大人とは比べものにならないくらい
かけがえのない貴重な時間だと考えて
その時間を無駄にしないように先々までたっぷり予定を詰め込んだりして…

のんびりやのワタシだったらしんどいわ泣き笑い

とは思いましたが

そういえばワタシの両親も

子どもの選択肢を広げてあげるのが親の努め

と言っていろいろな経験をさせてくれたな〜
と思い出しましたニコニコ

もちろん、経済的な理由でさせてもらえなかったこともありましたが
何かを無理やりさせられることも
何かを勝手に辞めさせられるようなこともなくて
始めたことを辞めることも「挫折」ではなく「経験」と思えるのは
たくさん経験すると選択肢が増やせるという環境で育ててもらったからかな〜
と思いました。

オト次郎くんも一緒にその番組を観ていましたが


経験値を上げよう、という育てられ方じゃなかったな〜
何をやろうとしても「あれはダメ」「それはダメ」ばかりで…


と遠い目をしていました…


確かに…
学力至上主義って感じ…
勉強さえできれば、それが人生の勝者🏅…みたいな…

学校にいる間は、勉強ができればそれなりに楽しく過ごせるけど
卒業した後の人生の方が長いのにね…

学校の勉強は答えのある問題ばかりだけど
社会に出てからは答えのない問題の方が多いのにね…

その時に経験値の低さは…
しんどいですよね…

大人になってから、新しいチャレンジをすることはすごく怖い…
子どもの頃からいろんなことにチャレンジして慣れていればできることも
「絶対に失敗できない」という縛りがあると難しい…

今の環境が最悪でも
チャレンジして失敗するくらいなら、この環境を我慢した方がマシ…

となるわけで…

ブラック企業に勤めていても辞められない
夫や彼氏にDVされても離れられない
毒親に人生を支配され、搾取されていると感じていても抜け出せない

今より悪くなるかもしれないから…

子どもの経験値を上げず
選択肢を狭めておくことは
子どもをずっと支配下におくためには
効果的な教育方針なのかもしれません…



オト次郎くんのお父さんが亡くなる直前に
家族に遺した言葉は

好きなように生きろ

だったそうです…


自分自身がそうしたかったからなのか
家族が好きなように生きていないと感じたからなのか…
分かりませんが…


好きなように生きるための経験値を上げず
禁止事項ばかりでがんじがらめにして
30歳も過ぎてから

好きなように生きろ

と言っていなくなられても
困るよね…

すでに、自分の好きなことがなんなのか麻痺してしまっているのに…


まぁ、30歳ならそこから自分で自分を育て直しすればイケそうだけど知らんぷり


教育方針を聞いてみるのって
毒親かどうかを推し量るのに有効かも〜キョロキョロ

教育方針が
子どもの自立のためのものか
他人の目を気にしたものか
自分たちの老後のためのものか
憧れの誰かのマネか…

意外と分かりそう指差し