アネ代の直筆巻物




ワタシの両親に手紙を書くと言っていたアネ代が

書き上げたものは…


こんな巻物だったわけですが…


どんなことが書かれていたのか…


オト次郎くんが読み進めると



オト次郎は

◯◯大学の大学院まで出ている優秀な子で

就職も△△という一流のところです。

家族にも優しく、あーで、こーで…


とオト次郎くんの素晴らしいところを並べあげて


我が家は全員初婚ですので、離婚歴のある蘭子さんと結婚したいと言ってきたことは

家族全員がショックで…


という初婚マウントが続き…


それ以外にも蘭子さんが白井家の嫁にふさわしくない理由は…


◯月△日

蘭子さんがこう言った、失礼だと思う


◯月◯日

蘭子さんがSNSに◯◯と投稿をしていた。

オト次郎の経歴に傷を付ける行為だ。

非常識だ。


△月◯日

電話でこんなこと言われた。

結婚相手の姉に言うことではないと思う。

非常識だ。



などと時系列でワタシのひとつひとつにダメ出しをする内容がズラ〜

ズラ〜

ズラ〜

と続き…


(オト次郎くん曰く、あの出来事をこう書くか???と驚くようなアレンジで書かれていたそうです。)


そして最後には


結婚に反対しているのではありません。

ただ、今は一旦距離をおくべきだと考えます。

ご両親もよく考えて最善の道を取るべきです。


と、反対してるわけではないけど別れろ…

的なことが書いてありました。



オト次郎くんは、時系列のところの捏造をカマ子にひとつひとつ解説して

アネ代の被害妄想だと説明して

こんな恥ずかしい手紙を蘭子の実家に送るなんて…

本当に恥さらしになるだけだ…

と送らない方向でアネ代を説得するようにカマ子に言いました。


オト次郎くん自身も、コレは直接アネ代に「送るな」と釘を刺さないと

こんなものが蘭子の実家に届いたら、もう顔向けできない💦

とドン引きだったようです。



オト次郎くんの説明を

「そうなんだ〜…

そうなんだ〜…」

と聞いていたカマ子でしたが


アネ代を止めるように言われるとモゴモゴと煮え切らない態度だったそうです。


まぁ、アネ代には逆らえないかもな…

でも、俺になかなかコレを見せなかったんだから

コレはヤバいってことは分かるだろうから…

お袋とオレから辞めろと言えば

さすがにアネ代も送らないだろう…


と思い、翌朝実家を後にして戻ってきたのでした。


一応、スマホで何枚も撮影はしてきたオト次郎くんでしたが


「支離滅裂で、アネ代の被害妄想ばかりで恥ずかしくて…

蘭子には見せられない💦」


と言って見せてはくれませんでした。


そして、

アネ代に言うのにめんどくせー…

などと話しながらご飯を食べていたら

ワタシの母から電話がありました…



イヤな予感…





続きます…