素敵なみなさま、こんにちわ!
今週は、ぐたーっとしていた私です。きっと、先週の発表会をおえて、ホットしてしまったのかもしれません。(笑)
まあ、ぼーっとしてる場合でもなのですが。。。
さて、よく、人々の会話の中で、
『AIの時代だから、これからは薬剤師はいらないのでは?』みたいなことが、話されることがあります。私の目の前でも話していた方もいましたが、別に気にしておりません。
いつでしたか、AIによって置き換わる職業医療人編、というのが、新聞だったか、雑誌だったかに載っていました。
ナースを除くほとんどの職種が書かれていました。
医師、検査技師、レントゲン技師、栄養士、会計などの職員などなど。
でも、その中に薬剤師はありませんでした。
あら!良かったじゃない?
いやいや、違います。薬剤師という職種が、その記事を書いた取材陣に忘れされられていただけかと思います。
そのくらい、インパクトの少ない職種なのだと自覚しております。
確かに、自動採血機も開発されていますし、そのうち、レントゲン技師がいなくても、レントゲンもCTも撮れるようになるでしょう。
全てのデーターをコンピューターが判断して、診断をくだし、必要な処方を選び、機械に入力し、勝手に、そう、自動販売機の様に薬が出てくるようになるかもしれないですね。
私が、薬剤師になったこころは、コンピューターも幼稚で、もちろん電子カルテでもなく、自分の薬の知識と、傍らの書籍を使って、処方監査をしていました。でも、いまは、パソコンが色々教えてくれる。
自動で薬をピックする機械もできてきました。
私はミスをするけれど、基本、機械はミスをしない。
ほら、薬剤師は要らない!AIでよいじゃない!
そうかもしれません。
でも、そういう皆さんは、私たちの仕事を本当に理解していらっしゃるのでしょうか?
すみません、理解されていないとしたら、それは皆さんが悪いのでなく、きちんと、その職能をアピールできていない、私たちが悪いのでしょう。
確かに、薬の相互作用(飲み合わせ)もパソコンが教えてくれます。でも、相互作用があっても、医師と相談のうえ、使っていかなければいけない場合もあります。
そこで、私たちは、知識と経験を使って、この相互作用は阻止するべきか、いや、患者に注意を喚起するべきか、はたまた、医師に情報提供して、経過を見るべきか?などを判断していきます。
また、患者さんの訴え、痛い!つらい!苦しい!元気が出ない!という、主観的な訴えは、AIがどの程度判断できるのでしょう。
検査値や画像は機械である程度判断できます。
が、主観的な訴えは難しいのではないでしょうか?
痛い!という感覚は、おなじ痛みでも人によって、その辛さが異なります。
病院の入院患者の場合、痛さはナースとともに判断して、薬を変更したり、増量したりしていきます。
そこは、患者さんとのコミュニケーションです。
また、患者は必ずしも、本心を言わないときもあります。しかし、その表情から、その、態度から、患者の気持ちを汲み取り、
適切な薬の選択を医師に提案していくのもまた、私たちの仕事です。
先日、このところ、数回、派遣で勤務させていただいている薬局で、患者さまからお礼のお葉書を頂戴しました。
それは、私が、その時の患者様にかけた言葉で、とても安心して、治療ができたことへのお礼でした。
AIは、そのようなことができるでしょうか?
AIを駆使して、作業時間を短縮して、働き方改革をしたり、医療ミスをなくしたり、そのようなことはできるだけ行っていくべきでしょう。
でも、無人の建物に入って、手をだして採血、勝手にレントゲン、結果がパソコンに示されて、そして機械から薬もでてくる。そんな場面を想像してみて下さい。
病気が治るでしょうか?
これって、なにも、私たちの仕事だけの問題ではありません。
無人のスーパーマーケットもなんだか殺風景な気も。
たしかに、最近ではレジはセルフレジになって、人で不足を解消できているのかもしれないです。
でも、私は、やはり、機械やコンピュータ、AIは、私たち血の通った人間が上手に使い、作業を効率化するためにあるのであって、それにすべてを任せることはできないのだと信じています。
皆さまは、どう思われるのでしょう。。
まあ、そんなAIに乗っ取られる時代がきたとしても、私は、すでに天国の住人かもしれないですが。
日々、頭を使い、感情で感じ、人と触れ合い、そんな中で、私たちの喜びも生まれるのではないかしら?
いつの時代も、光り輝いていたい!
そう思いませんか?
では、また。