素敵なみなさま、おはようございます。
日々、温度差があって、体調管理の難しい気候ですが、いかがお過ごしでしょうか?
コロナの第8波とインフルエンザの流行のきざし。
また、少しずつ、解熱鎮痛薬の処方が多くなってきました。
さて、患者様は、多くの方が、トローチの処方を希望されます。
トローチって、皆様は何を想像されますか?
これですよね?病院でもらえるのは?
医師も
『トローチだしておいて』と言いますし、
ナースも
『トローチ、処方されたのでお願いします』なんて言いますが、
この写真の子は、正しくは
『SPトローチ』です。
トローチというのは、固有薬品名でなくて、剤型、のことです。
錠剤とか、水剤とかのような。
でも、このSPトローチがダントツに多く、処方されるので、患者様のみならず、医療人でさえ、トローチとはこの子のこと!って思っていますね。
実は処方薬(処方箋でだされる薬)でも、トローチはほかにもあるんです。
オラドールというやはり、のどの痛み等に使うもののほかにも、
エンペシドトローチという、口腔カンジタン使う薬もあります。
薬!ですって。
はい、トローチは薬ですよ。飴ではございません。(笑)
このトローチの語源ですが
ギリシア語 の trochos ( 車輪 )とされています。
そして、トローチの定義ですが、
日本薬局方 では「 医薬品 を一定の形状に製したもので、口中で徐々に溶解又は崩壊させて、口腔、咽頭などに適用する製剤」と定義されております。
そして、そしてこの、トローチの穴ですが、これは、間違って飲んしまったときに窒息しいないようにするためのものなんですよ!
最後に、質問です!なんて。
トローチって内服薬(飲み薬)か外用薬(湿布とか目薬とか南港のようなもの)のどちらでしょうか?
これって、意外に間違う医療職もいます。
もちろん、薬剤師でこの問題間違ったら、それはちょっと、、、
トローチは外用剤です。
ですから、飲んでしまったりかみ砕いてしまったりしないで、口の中で、ゆっくり溶かして使用するものです。ゆっくり溶かしたほうが効果も高いのです。
患者様からは
『1日何個使える?』 の質問が多いですが、
このSPトローチは1日6回までです。
使用しすぎると、口腔内や舌が荒れてしまうこともあります。
あくまで医薬品ですので、殺菌効果のある成分んが含まれているのです。
のどあれが気になる季節到来です。
外出後はしっかりうがいをして、部屋の乾燥にも気をつけていきましょう!
日曜日の朝、薬剤師らしい、ブログを書いてみました。(笑)
それでは、素敵な日曜日をおすごしくださいませ。