『余白思考』(山﨑晴太郎著)を読みました。
アートとデザインのプロがビジネスで大事にしている「ロジカル」を超える技術
ということで、興味を持ち読んでみることにしました。
この本から学んだことは(以下、本文抜粋)
・いい余白をいかにつくるか、考え方を変えることで、物事の捉え方・見え方が変わり、思考の幅が広がる。
・「余白」は、「アート思考」「デザイン思考」を横断する非言語思考の根本であり、本質的な部分にも深く関係する概念である。
・余白のつくり方がうまい人は、人生を楽しむのもうまい。
・余白は「今の自分」を映す鏡。
明確に意識して、上手につくってはじめて価値が生まれるもの。
・余白思考とは…
①物事と物事、人と人の間に、戦略的に隙間をつくること。
②前進する力をためること。そのために、意図的に余裕をつくること。
③他人との関係性において、互いに自由で干渉しすぎない。緩衝地帯をつくること。
④自分と他人の適切な距離感の中で、コミュニケーションのラリーを繰り返すこと。
⑤「こうするしかない」「これは当たり前」という物事の考え方から一歩引いて、「それ以外の選択肢」をあえて取り入れてみる。
・余白を「広げる」ことでこそ自分を守ることができる。
・物事の「最高」と「最低」を想定してから動く。
・理想的な信頼関係は、動きながらバランシングしている関係。
人間関係は「相手に興味をもって、なんでも面白がる!」に尽きる。
・コミュニケーションとは、「頭の中の地図」の擦り合わせ。
お互いの地図の中に、共通点を見出すことが重要。
相手の話を全部受け止める「余白」を持っておくことが大切。
・「聞く力」とは、シンプルなものの積み重ね。
・「自分が言ったこと」と「相手が聞いたこと」は一致しない、ことを前提にしてコミュニケーションを行うこと。
・相手との間に共感性が高まる瞬間が持てたとき、いいコミュニケーションが取れたなあと思う。
期待しすぎないことがとても大事。
・「新たな学び」が、余白を増やす。
・絶対軸で生きよう。頂点は「夢」である。
大きなプライドというのは、最後にハッピーになることを最優先すること。
・余白のあり方は自分で決める。(ここまで)
自分に余白をとることの大切さを、改めて学びました。
各章のまとめと一緒に、今すぐできる余白思考の事例がいくつか載っているのですが、事例を思った以上に取り入れていることに気づきました。