「十年」 はじめて出逢った時から何故か隣に居て それが当たり前になっていた 寒がりで思いがけずよく喋り、時々黙り込む そんな印象 キャンパスで目立つ二人だと言われたけど お互いに不器用で 同じタイミングで空を見上げていた ただそれだけ 踏んだ落ち葉 混んだバス 夜が来なければずっと一緒に居られるのに あれから十年 相変わらず難しそうな顔で 貴方は明日の空を探している