安静にしてたら油断する。 | ほっこりにのにっき

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本を読んでいてしんぞーばくばくするなーと

思ったら、お薬を飲み忘れてました。

あかん。あかん。

咽喉もと過ぎればなんとやらで

少し体調が良いと油断してお薬飲むのを忘れてしまう。

妹の服薬の管理は忘れないのに

自分の身体のことだと忘れてしまう。

馬琴の嫁/講談社
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群ようこさんの本なので

読み慣れた文章といいましょうか、

文章のリズムと相性が良いのでしょうか、

サクサク読めました。


江戸時代に活躍した戯作者・曲亭馬琴のお嫁さんではなく、

馬琴の長男のお嫁さんになった女性が主人公のお話。

昔のお嫁さんはたいへんだなーと。

病弱で癇癪持ちのお婿さんとの夫婦仲は冷めているのに

彼女がいないと一家の生活は立ち回らない。

色々と細かいお舅さんや

息子と同じように癇癪持ちのお姑さんに仕えながら

言いたいことも言えずに

子育てもしなければいけない!

大変!大変!!

しかも婚家と実家の折り合いが悪いとか

もう苦労がいっぱい。
ちょいちょい出てくる単語で気になるものがあったので

おしえてグーグル先生!ってカンジで

PCで調べたり(笑)。

気になった単語と言うのは

【小裂】こぎれ=布などの切れ端。

コレで着物の裾の補修とかしていたみたいです。

江戸時代はエコ!!

使えるものは使えなくなるまで使い尽くす!!

このお嫁さんがいたから

『南総里見八犬伝』が完結したそうです。

しかもこの方、

婚家の親戚に自分と同じ名前の人物がいるから

改名させられたり…。

結婚して苗字が変わるのは解るけど

名前まで変えなくてはならないなんて。

考えられないです!!(o゚Д゚)ノ

でも、息子のお嫁さんのお話なのに

タイトルが『馬琴の嫁』なのでしょうか…。