いつだってちょっとひねくれてる僕は兄さんには勝てないんだ。


「クリス今日は鉄棒で遊ぼうよ」

「チャールズ、クリスは鉄棒が苦手だよ」

「そんなの知ってるよっ」

「知ってるなら違うことにしろよっ」

「そんなの僕が知るわけないだろっ」

またいつものように兄さんと言い争いになるけど、今日はいつもと違って止めにはいるマイキーはいない。(エミリーちゃんとデートだってさ)

「て、鉄棒しようよ…?」

おどおど、と困った顔で僕らを交互に見つめてそう言うクリスに兄さんは「チャールズなんてほっといて、砂場で遊ぼうよ」とクリスの手を引く。

「あ、でも、トニーっ」

僕の方に振り返ったクリスから僕は目をそらして走り出した。



(…逃げ出しちゃった)

情けないって自分でも分かってる。

だけど、どうしたって僕は兄さんみたいにクリスに優しくなんてできない。

だからきっとクリスは僕より兄さんの方が…、

「ここにいたんだ?」

「なっ、なんで来たんだよっ」

思わず、上擦った声で叫べば、クリスは困ったように笑った。

「チャールズ、一緒に遊ぼう?」

差し出された手のひら。

そっと、自分よりも少し小さいその手を握った。

「ねぇ、鉄棒、練習手伝って」

「なんで僕が…、」

兄さんに頼めよってそう言うとクリスは珍しく不機嫌そうに僕にいった。

「チャールズが好きだからお願いしてるのっ」











素直になりたかった。
(クリス、顔真っ赤)(え、もうっ、意地悪っ)(クリスが可愛いから、やっぱりもうちょっと意地悪してもいいかな…?)















え、完全自己満足(笑)

チャールズ好きだよー




デモーニオーッ!

試合が終わった途端に泣き出したのはレナだった。

「レナっ、どうし…」

円堂達への挨拶もそこそこにデモーニオは泣き出した彼女のもとへ走り出した。

「な、なんでもないもんっ」

すん、と鼻を鳴らして駆け寄ってきたデモーニオに抱きつく。

それに少し驚いたデモーニオだったが、優しく彼女の背中を抱き返した。

「…本当に大丈夫か?」

頭を撫でれば、デモーニオのせいだと、ぎゅう、とより強く抱き締めてくるレナ。

「…もう無理しちゃやだ」

震える声でそう呟いた彼女に「ごめん、」と額にキスをした。

「デモーニオ、何処にもいかないで。ずっと私の傍にいてよ?」

「…わかった」

デモーニオの返事にやっとレナは笑った。

「デモーニオあのね、」

そして、そっと耳元で彼女は囁いた。














ホントは君が好き。
(ユウトじゃなくて、ずっとデモーニオが好きなんだよ)














「…レナ、デモーニオは駄目だ」

「パパには関係ないもんっ」

「ほら、鬼道がいるだろう?レナちゃんの大好きなユウトくんが」

「やだやだっ、デモーニオがいいー!」




「おい、鬼道ちゃんお前影山んとこの娘婿にされそうだったみたいだぜ?」

「…あぁ、」

「あ、でもユウトの事嫌いじゃないよ?」

「余計なことを言うな」















なんかぐだくだだぜ(´・ω・`)


ただ、欲しいだけだ。

オレだけを見てればいいんだ。




「癒月、ちょっといいか?」

最近、帝国学園から引き抜いてきたうちの一人、源田が何かにつけて癒月にかまう。

「(つか、気安く名前呼ぶな)」

「…どうしたの?」

オレの隣に居た癒月は、源田にゆっくりと近づく。

今日もダルそうだ。

「体調、良くないんじゃないのか?」

癒月の肩を掴んで覗き込むように顔を見る源田。

一瞬、癒月の眉がぴくり、と動いた。

「…平気、だから」

「そ、そうか?」

源田の腕をゆっくりと引き剥がし、くるり、と向きを変える。

源田は「あまり、無理するなよ」と癒月の頭を撫でてまた練習へ戻っていった。

「…明王、」

「…んだよ、」

すごい顔してる、と小さく笑われた。

「お前、最近生意気だな」

「そう?」

あぁ、スゲー生意気。

嫌なら構わなきゃいいのに、オレが居るときに限って他の奴と話したりするし。

そう言えば、またあいつは笑ってオレの首に腕を回した。

「…明王が好きだよ」

ちゅ、とそのままキスされて、あぁ、こいつ誤魔化す気だなって思ったけど、

まぁ、それでもいいかとオレは癒月の腰に腕を回した。













見せつけたい恋。
(源田?どうし…、)(佐久間は見ちゃいけませんっ)
(ベンチ?そんなの関係ないね)














あきおにやきもち妬かせたい(笑)

癒月ちゃんはあきお以外と話すのはホントはめんどくさいようです(´・ω・`)