まずはオーディブルから。

 

最初はこちら。

 

著者の中村天風氏のことは全く知りませんでしたが、有名な思想家(?)のようで。

聴き終える前からWikipediaで素性を調べたところなかなか壮絶な人生を歩んできた方のようで。

松下幸之助さんや稲森和夫さんという過去の名経営者に影響を与えただけではなく、現代のスーパースターである大谷翔平も愛読していると聞いてビックリ!!

 

まあはっきり言ってしまえば内容自体はポジティブシンキングということと、生きていること自体で幸せだと思うような死に近い経験をしたことによる死生観からくる考え方で、こういう本にはありがちなもの。

別に悪くとらえているのではなく、こういうことは信じる者は救われるという類のものなわけで。

これで似たような内容の本は数冊目ですし、これからも著者は変われど機会はあると思います。

少しずつ自身の考え方が変わってくればよいかなと思っています。

 

そしてお次は。

 

これは面白かったというかためになりました。

小中と毎日当たり前のように食していた給食ですが多大な労力の上に成り立っているものだと知りました。

給食は地域の差がありますが、一食当たり220-280円だそうです。

これは材料費にかかる分だけで、調理にかかる光熱費や調理者の人件費を入れれば千円は超えるだろうし、都心部の場所代なんかも加味するとしたら二千円近くってな計算になるそうで驚きで。

 

で、これは前々から思っているんですが、光熱費や人件費は税負担なんだから食材も含めて何で完全に無償化できないの?って。

僕が育って今でも住んでいる三鷹市は今年の4月から無償化がスタートしたんだとか。

何をいまさらと思わないでもないですが、全国の実施率は3割程度とのことですからだいぶマシみたいです。

それに正にこの4月から大甥が新一年生なので、よく間に合ったというべきかもしれないですがw。

 

自身や親の意思で行く私立学校に関しては好きにすればよいですが、公立は国税を使ってさっさと完全無償化すべきです。

高校無償化とか大学進学者への給付型の奨学金支給なんて役に立つかわからん高等教育に使う金があったら、全ての子供が平等に受けられる義務教育の制度をもっと充実化すべきであって。

修学旅行にかかる費用なんかも全額税負担にして、とにかく公立の小中学校に通う間は一銭も金がかからないというシステムにできませんかね。

ランドセルとか制服とかも全部現物支給すればよいと思います。

 

前にも似たような話をしていますので、詳細はそちらを見ていただくとして給食の話に戻ります。

給食の話でよく出てくるのは「ソフト麺」でしょうか。

でもねえ。

僕の住んでいた三鷹ではそもそもこの言葉の存在自体知らないし、メニューにも出てきた記憶がほとんどありません。

何ででしょう??

このソフト麺はパン用の小麦粉を別用途に変換したアイデアの結晶のようです。

 

このパン用の小麦粉ってのがなかなかの曲者で。

考えてみればそうかと思うものの、この本で初めて知ったのはアメリカの策略というものでした。

アメリカ産の小麦を日本に売りつけるというものですね。

敗戦国の悲哀といったところでしょうか・・・。

 

僕が小中学生だった1980年代の給食はほぼ毎日食パン。

人気の揚げパンは月一くらいで、米飯は月一回も無かったような。

コメ余りで盛んに減反政策が推進されてましたが、コメを給食に使えばいいじゃんって当時から思っていました。

炊飯器の導入にコストがかかるみたいな理由はあったみたいですけどね。

 

食育という観点からいうと。

給食の時間に箸の使い方なんかも今は教えているとか。

ここでふと思ったのですが、僕の時代の給食はほぼ完全に先割れスプーンの一択だったなあと。

コメもスプーンですくって食べてましたもんね。

最近はということも無いのかもしれませんけど、親も持ち方が独特で子供にちゃんと箸の使い方を教えられないケースがありそうです。

学校で教えてくれるのは良いかも知れません。

 

昨日今日と小金井市の方を歩いて。

こんな土砂崩れ風の場所があったり、

 

ちょうど給食の話を聴いているときだったので、もったいないなあと思ったり、

 

まだ通ったことのないこんな小径を見つけたり。

 

引き続き楽しく歩けています。