多くの人が触れていますが、東山紀之さんの社長就任というのはベストの選択だったのでしょうか。
事務所所属芸能人で最年長ということですが、もちろん経営者としての能力は未知数であり。
それに、母であるメリー喜多川氏が前社長のジュリー藤島氏の結婚相手に望んでたというくらいの、言わばズブズブの関係なわけで。
しかもジュリーは100%の株式を保有し続けるというんですから、傀儡とまでは言わないまでも大胆な改革ができる人事だとは到底思えません。
全く関係のない分野から経営のスペシャリストを起用するとか、あるいは強烈なリーダーシップを持った人材を引っ張ってくるとかできなかったのでしょうか。
前者では例えばトヨタ自動車の豊田章男会長。
もちろん未だ会長の要職にあるわけですが、経営の一線からは退いたと言って良いでしょう。
実務は部下にやらせるとしてもトップとしては申し分ない人材と思います。
この問題は日本国内に収まらず海外の注目度も高いわけで、そういった意味でも知名度十分な彼は適任かと。
まあ実現不可能でしょうけどね。
後者では川淵三郎元日本サッカー協会会長。
Jリーグ発足の功労者で有名ですが、直近の男子バスケットボールのパリ五輪出場決定の際にも注目を浴びました。
彼がバスケットボール協会の会長に就いてリーダーシップを発揮しなかったらこの快挙は実現しなかった可能性がかなり高かったんじゃないかと思います。
僕としては森元首相の後任として東京五輪組織委員会に是非とも就いてほしかったくらいです。
86歳とご高齢なのが気がかりですがまだまだお元気そうですし、何より男気で火中の栗を拾ってくれそうな気がします。
兼業ではなく芸能生活は引退するそうですから、一芸能人としての東山紀之の消滅を残念に思う人も多いようです。
僕が関わるのはたまに観る『バース・デイ』でのナレーションくらい。
顔が出てくることは殆ど無いですから、実害(?)は僕にはないですけど、特に時代劇役者としての才能を惜しむ声は多いように感じました。
そもそもジャニー喜多川氏による性被害を東山さんが受けていたのかという問題があり、さらには加害者としての一面もあったんじゃないかという内容の報道もあり。
これが事実だったんだとしたら社長として適任じゃないじゃないかという意見があります。
まあ逆に当事者だからこその対応ができるという見方もアリだとは思いますが、だとしたらその場合はきちっと事実認定してほしいですね。
ジャニーさんが所属タレントにちょっかい出している噂なんてのは一市民である僕ですら聞いている話。
知らなかったじゃ到底すまされない話なわけですが、そもそもジャニーズで活躍しているタレントは全て性被害を受けている面々なのでしょうか?
優れた才能がある人物はそれを拒否してでもデビューできていたのでしょうか?
一般人の僕でも認識があるわけですから、芸能界では半ば公然の秘密だったと思います。
それを知っていたうえで京本政樹さんや森進一さんは息子をジャニーズ事務所に入れたのか?ってコメントを見て、「確かに」と思い。
こういう特別な子は免除されていたんでしょうかね?
だとするとメンバー内でのいじめとかにもなりかねない問題ではありますけど。
あまり芳しくない評価の東山さんと比べて株が上がったとされるのがJrを束ねる子会社社長として同席した井ノ原快彦。
元々滝沢秀明の突然の退社で転がってきたポストですが、こんな記者会見に同席させられてしまうなんてとんだとばっちり。
尤も彼だって性被害の当事者だったかもしれないわけで、そういう意味では責任が無いとは言えないわけですが。
彼もひょっとすると芸能活動を引退して社長業に専念するという流れになるかもしれませんね。
新体制に関する報告の場となった会食に、木村拓哉さんと国分太一が出席したとの報道が。
言わば次男格の元SMAPでは唯一の残存メンバーである木村さんなのは納得ですが、その下のTOKIOからの出席者は城島リーダーじゃなく国分なんですね。
子会社である株式会社TOKIOでは副社長ですが、親会社での序列は逆転するんですね。
複雑です。
最後に。
なかなかの数の少年の人生を変えてしまった(良い意味でも含みますが)性犯罪人の名前を冠した会社名を今後も使い続けるというのは愚策であることは断言できます。
そもそもこの名前を残すことに疑問を呈していたのは社長に就任する東山さんだったはずで。
何か闇が有りますよね。
まあいずれにしてもいばらの道ですね。
僕個人としては特にファンでも無いですしどうでも良いですが、社会問題として注目したいと思っています。
長男として長きに君臨しておきながら自身の不倫で事務所を追われたマッチあたりにすべてを暴露してほしいもので。
どうせ失うものなんかないでしょうに。