偶然見かけたんですが、今日8/13は左利きの日なんだとか。
前にケンミンショーだったと思いますが、関西では左利きの人を見かけると声をかけるんだとか。
僕は関東人ですが、これはよく分かるというか僕も敏感で。
食事や物書きの場で左利きであることに気づいたら「左利きなんですね」と声をかけると思います。
どこかに憧れがあるってのが理由だと思うんですけどね。
最近ということでも無いですがテレビを見ていると左利きの芸能人と言うか俳優って多いなあと思って。
連続ドラマであればまあどこかで食事のシーンがあるのが普通ですからそこで気づくというか。
有名なところだと小栗旬でしょうが、彼はCMで焼売食べてますから他より目立つのかもw。
今やっている『最高の教師』で、主演の松岡茉優と夫役の松下洸平は何と左利き同士の夫婦。
食事シーンを観て、おお!と思ってしまいましたw。
これって実生活で言うとどのくらいのレアケースなんでしょうね??
それから思いつくところだと吉高由里子とか、挙げればキリがないくらいです。
お笑い芸人ですが松本人志さんが左利きなのは有名ですし、一般人と比べて芸能人の左利き比率って間違いなく高いと思います。
今観ている寅さんでは左利きの人を見かけないというか。
まあ古い人が大半ですから実生活で強制されている可能性もあるでしょうし、これは現代でもそうですけど時代劇なんかに出るとしたらあまり左利きなのはよろしくない気がしますから、役者になる上で強制したってなパターンもあるかもしれませんね。
で、寅さんのまとめを一気に。
・24作目「寅次郎春の夢」
外国人を主要キャラにするというなかなかエポックメイキングな作品だったんじゃないかと。
寅さんが訪れたわけでは無いですが、アリゾナでの撮影もありましたしね。
この米国人の役名が何とマイケル・ジョーダン。
「舞子」と「冗談」の組み合わせで選ばれただけだと思いますが、バスケットボールの神様と同名とは・・・。
映画の公開が1979年の12月ですから調べてみるとマイケル少年は高校一年生。
低身長でバスケ部に参加できなくて挫折を味わい、この口惜しさをバネにしたらしいですからこれはこれで重要なターニングポイントになるわけですが、いずれにしてもこの名前が世に出たのは寅さんの方が先と言うことになります。
ヒロインは未亡人である香川京子さん。
18作目の時にも思いましたが、やはり林寛子さん演じる娘の方に惹かれるのが自然なんじゃないかと。
何れにしても、いつも通り自分の思いを伝えることも無く勝手に振られたと思う寅さんに対して、マイケルは人妻であるさくらに好意を打ち明けて当然拒絶されます。
これを日米の文化の差ということだけで説明していいんですかね?
博が亭主関白的な姿勢をマイケルの前で見せていたらこれでもアリのような気がしますが、劇中無かったように思います。
アメリカ人は相手の環境を考慮せず言いたいことを言う人種という風に誤解されなくもないかなと。
・25作目「寅次郎ハイビスカスの花 」
浅丘ルリ子さん演じるリリーが3回目の登場となります。
個人的には痩せ過ぎと言うかあまり惹かれるタイプの女性ではないんですけど、寅さんは好きなんでしょうか?
ヒロインの人気ランキングでは1位になるみたいですけど、複数回登場するから合算して1位なのか。
それとも人気があるから出演回数を重ねたのか、どっちなんでしょうね?
個人的には寅さんが仲良くしてリリーさんに嫉妬させてしまった海洋博公園に居たイルカの調教師(?)だった若い女の子の方が僕も好みですw。
美ら海水族館こそ無かったわけですが海を見下ろす感じの風景は僅か3か月前に行ったばかりで鮮明に覚えています。
僕も寅さんに劣らず(?)全国を旅していますが、実際に訪れたのと映画で観た場所が時系列的に近いのは今のところこれが一番ですね。
全く別の旅先でまた偶然出会ったりしたこの二人。
職業的にも入籍したうえで二人で旅暮らしなんてのが最適解だと思いますが。
・26作目「寅次郎かもめ歌」
高校を出ていない田舎娘役を演じたのは元キャンディーズの伊藤蘭さん。
寅さんが手を出さない(出しちゃいけない)年齢層なのかと思ったらこのとき25歳ですから問題無いですね。
と言うか、渥美清さんが52歳になってますからいつの間にか僕の実年齢を超えちゃってますねw。
一応調べてみると過去に母娘で登場し、その母の方に寅さんが恋慕したケースで言うと娘の方は檀ふみさんが22歳で林寛子さんが20歳でした。
ヒロインがパートで務めるのは何とセブンイレブン。
僕は制服で気づきましたが、さくらが明確に「セブンイレブン」と電話で話していてびっくりです。
僕と同い年ですから日本に出店して今年で50年の歴史があるわけですが、この当時ではその存在を知らない人が大半だったはずで。
さくらが「スーパー」と言っているのも歴史を感じますね。
「コンビニ」という言葉はまだ存在していないようなものだったのかも。
ヒロインの彼氏役で村田雄浩さん、同僚であき竹城さんが出演されてました。
最後のシーンは先週訪れたばかりの徳島でしたので前々作以上かと思いましたけど、どこだかよく分かりませんので沖縄の方が上ですかね。
・27作目「浪波の恋の寅次郎」
竜宮城の乙姫役でヒロインの松坂慶子さんが冒頭の夢のシーンから登場していて、アレ?と思い。
これって今までにないパターンのような。
芸者役だった松坂さんはお綺麗でしたね。
寅さんの売り物が「水中花」だったのは松坂さんのヒット曲に掛けた遊び心でしょうか。
今回はあまりこのヒロインと恋仲になる感じのお話でも無かったような。
結果的にルックス的につり合いが取れるとは到底思えない(失礼w)斉藤洋介さん演じる板前と最後に一緒になるわけですから。
旅館の番頭さん役で蘆屋雁之助さんが出てましたね。
ああ、それからシリーズでかなり重要なことが。
この回から寅さんの甥である満男役が吉岡秀隆さんに交代です。
どうやらこれまで演じていた方は子役ではなく素人さんみたいですから、逆によくやってこれたというか。
一方の吉岡さんは『北の国から』の黒板純役で人気を得て満を持しての交代だと勝手に思っていたのですが、寅さんが1981年8月公開で北の国からは同年の10月から放送とのことなので、寧ろ「世に出た」のは寅さんの方が先ということになりますね。
無知でございました。
・28作目「寅次郎紙風船」
ここでも冒頭の夢からヒロインが登場。
音無美紀子さんと、場合によってはWヒロインという扱いになるらしい岸本加世子さん。
帰宅早々に同窓会に出席することになった寅さんですが完全に鼻つまみ者で招かれざる客。
前田武彦さん演じる同級生は同役で二度目の登場ですが、前回は結構仲の良い設定だったのにここではガラッと変わっていて。
まあ寅さんみたいな同級生に会いたくないってのは分からんでも無いですが、何か一人も理解者が居ないような設定なのはちょっと可哀そうだなあと。
音無さん演じる色っぽいヒロインは寅さんのテキヤ仲間の女房。
死期を悟っている彼は自分の死後一緒になるように寅さんに依頼して安請け合いするわけですが。
結果的に結ばれなかったものの、渡世人稼業が分かっている未亡人なんかうってつけの相手だったのにねえ。
一方で付きまとわれる感じの岸本さん。
未成年の設定だったわけですが、一緒の部屋に泊まるのは彼女の方の意思だからまあいいとして、持ち合わせがあるかも分からない(結局持ってなかった)未成年の女の子を残して逃げちゃうのは寅さんまずいですって。
兄役の地井武男さんに殴られなきゃいけない案件だったような。
・29作目「寅次郎あじさいの恋」
ヒロインはいしだあゆみさん。
本作は代替わり3作目にして重要な役どころとなった吉岡秀隆さん演じる満男。
何せいしだあゆみさんとは「北の国から」での親子役なわけで。
あえてここでこの組み合わせをぶつけたんでしょうかね??
それはともかく。
ヒロインを伊根に訪ねたものの足が無くなってしまい家に泊まる寅さん。
勇気を出して(?)あの夜に何か行動を起こしていれば結ばれていたんでしょうかね。
まあさらにその後勇気を出して上京して会う約束を取り付けたのに、そこに満男を連れてきた寅さんには失望でしょうね。
「私の会いたかった寅さんじゃない」みたいなことを言われてしまうわけですが、結構きついけどまさにその通りで。
陶芸家の弟子役だった柄本明さんはすぐに分かりましたけど、師匠の方は誰だろう?と。
調べてみたら先代の片岡仁左衛門丈でございました。
・30作目「花も嵐も寅次郎」
夢のシーンからいきなりのジュリー。
もちろん男性ですが、中性的なスターでしたからもはやヒロイン的な扱いなのでしょうか。
そのヒロインは田中裕子さん。
実生活でも夫婦なわけですが後にも先にもこのケースがあったんでしょうか?
尤も寅さんはあまり二枚目の男が出てこないイメージ。
若くていい男だったのは中村雅俊さんくらいでしょうか。
でもあの時は寅さんが恋するのは彼の姉なわけですから恋敵にはなり得ないわけで。
ってなわけで、初めて(?)二枚目とヒロインを取り合う展開なのかなと思ったのですが、結構初めの方からキューピッド役に回っている印象と言うか。
とは言え、家を出ていく最後に「二枚目はいいなあ」とさくらに呟くシーン。
やはり寅さんも惚れていたんですね。
切ないです・・・。
まあ旅先からの公衆電話の応答もそうですけど、このヒロインはちょっと思わせ振りすぎですけどね。
寅さんが勘違い(?)するのも仕方ないです。
長々とすみませんでした。