森さんの後任の話ですが、川渕さんに決定との認識だったもので先日の当ブログは勇み足だったということで。

まあそう報じた報道各社もそうなんですが、最大の勇み足は川渕さんご本人なのかな。

手腕に期待はしていたんですが、でもまあご家族も反対されていたようですし、やらなくて正解でしょう。

確かに森さんが後継指名をしたようですし、しかも川渕さんがそれを喋っちゃったとなるともう火消しはできませんものね。

 

後任選びは振出しに戻ったようですが、昨日のスポニチだったか最有力は橋本聖子五輪担当相とか。

率直に言って大反対です。

この人って何か実績あるんですか?

フィギュアスケートの高橋大輔選手にセクハラ(パワハラ?)したマイナスのことしか思い浮かばないんですが。

 

今日のサンジャポを観ていて、こんなことがあった後だから女性を選ぶべき、とのそれこそ若い女性の意見を聞いて何言ってるんだと思い。

こんなときだからこそ、取って付けたような女性会長選出という愚策は避けるべきと思います。

良いか悪いかは別として、女性の社会進出が他国に比べて日本が遅れているのは紛れもない事実だと思います。

そういう人材が育っていないというか育てていないのが実情の中で、本番まで数か月しかないこの難局のかじ取りを任せるのは非常に危険だと思います。

次の大きな世界的イベントである、大阪万博あたりに女性トップを据えるくらいのスケジュールでいいんじゃないかと。

 

まあそんな中で強いて女性候補を考えてみましょうか。

 

まず政界からだとこれは小池百合子東京都知事しかいないと思います。

残念ながら兼任はできないんでしょうけどね。

ただ、このおばさん(これも女性蔑視と言われそうですが、単に僕より年上の女性に対する敬称ということでw)どうも好きになれなくて。

今回の森さん辞任も小池さんが四者会談の出席を拒否したのが大きな引鉄と言われているようで。

 

橋下徹さんが会心の一撃だと評価したようですが、僕は全くそうは思いません。

はっきり言って職務放棄ですよ。

四者会談の場で「(大嫌いな)森さんに引導を渡します」とか、「発言の真意を確認して皆様にお伝えします」とかした方が支持を得られたんじゃないかと。

少なくとも僕の中ではますます嫌いになりましたw。

 

財界でそこそこ個人的にいいんじゃないかと思うのは、DeNAの創業者で現在はベイスターズのオーナーを務めている南場智子さん。

経営手腕は言わずもがなですし、史上初かつ現状唯一のNPB女性オーナーとしてスポーツビジネスにも精通していると思われます。

 

スポーツ界で言うと、橋本さんの話に戻りますがやはり組織を動かす以上個人競技経験者より団体競技経験者の方が適任だと思うんですよ。

それにいずれまた政治の世界戻ることを考えるとしたら二階のじいさんほかの顔色を無視できないでしょう。

そういう意味で橋本さんは無し。

 

で考えたんですが、女子サッカー界のレジェンド・澤穂希さんはどうでしょう?

五輪メダリストでもありますし、W杯の得点王兼MVPに加えてバロンドール受賞者ですからね。

圧倒的なキャプテンシーの持ち主ですから、本人の能力如何はともかく各方面からの協力が自然に寄せられると想像します。

震災からの復興をアピールするという意味でも2011年のW杯でそれこそ「顔」だった澤さんって悪くないと思うけどなあ。

 

とは言いつつも、なかなか実現が難しい人事かと思います。

そこでふと思ったのがその澤さん擁するチームを率いた佐々木則夫監督。

実績は申し分ないです。

 

大事なのは女性を役職に就けることではなくて、女性の意見を代弁というか理解できる存在ならそれは男性でもいいわけで。

逆に言えば女性をトップに据えることで極端に男性がモノ言えなくなるような環境はそれこそ避けないといけないわけで。

 

佐々木さんを出してしまったので男性陣の話も。

先日ここで挙げた鈴木大地前スポーツ庁長官は森さんに政治的にかなり近い存在なんだとか。

全く知らずに書いてしまいましたが、これだとまずいですね。

本人の能力に関係なく、森さんの院政のイメージがつきまとってしまいます。

 

ってなわけで、再度触れたいのは安倍晋三前首相。

自分の所属していた派閥の長、いわば元上司が招いた不始末です。

それこそ最後のご奉公ということで火中の栗を拾ってほしいと思います。

 

もちろん体調次第ということもありますが、お飾りでいいんで引き受けてほしいなあ。

頭や体を動かすのは周りに任せていいですから。

実際森のじいさんだって大した実務は無かったように思っています。