ヘッドスピード遅くてもボールを飛ばすことができるか?
ネットを見てみると、
ヘッドスピードを遅くてもボールを飛ばすことができるとの内容が伝えられています。
実際のところ、そんなことあるでしょうか?
ミート率が上がれば、確かにボールは飛んで行きます。
また、スピン量を下げることができればボールは前に飛ばすことが可能となります。
でも大切なのは、
ヘッドスピードもあげることであり、
その副産物が飛距離、その考え方が正しいと私は思います。
では、スピードを上げられる理由はどこにあるのか?
まず、体は楽をしたい。
これが前提となります。
簡単に言うと、ゆっくり振ったほうが体に負担が来なくなるために、気がついたらスピードダウンしてることです。
これは、軽いシャフトを振り始めた当初はヘッドスピードが増しているのに、
しばらく経過すると、
ヘッドスピードが普通になっていることで体現できます。
シャフトを軽くすると、
ヘッドスピードが上がりボールも飛びます。
しばらくしてヘッドスピードが元通りになると、
今までよりも飛ばなくなっていることに気がつくと思います。
同じヘッドスピードなら、重いクラブの方が飛ぶ。
このように軽い速く振ることを意識して、
一瞬でスピードを向上することができても、
継続することが難しい状態であるのが普通です。
逆に言えば、
スイングを行う前に軽いクラブでヘッドスピードを上げて、
その状態を持って普通のクラブを振ると意外と早く振れるようになっている傾向があります。
このように軽いクラブを振ることで、
スピードトレーニングを行う利点があります。
もう一つは、重いクラブを振ることによる効果です。
どんな話かと言うと、
練習の初めに重いクラブを振ることによって、
体の動かし方、
特に筋肉がほぐれて関節の可動域が増し、
深いトップの位置や大きなフォロースルーを取ることが自然にできるようになります。
素振り用のクラブをお持ちの方はこれを利用し、
持ってない場合はクラブに2本をグリップして、
スイングすることによって、
重さを使い体をほぐす効果を得て、
軽いクラブのスイングスピードアップにつなげていく。
今回の話は、ヘッドスピードを上げないで飛距離を伸ばすと言う場合は、ミート率やスピン量を改善しなければなりません。
しかし、同じミート率であった場合はヘッドスピードを上げたほうがはるかに飛びようになります。
ネットに出ている、
ヘッドスピードを上げないで飛距離を伸ばす
嘘ぽい話に踊らされるのではなく、
ヘッドスピードも上げて、
ミート率もスピン量も改善し飛距離を伸ばす方法が正しいので、
ぜひこのポイントを練習してみて下さい。
そうは言っても小暮プロ!
重い、軽いクラブを振る事は分かっていても、
振り方についての説明は?
そこはYouTubeの動画にあるので、
ぜひご覧ください。
ポイントなるのは右から左へのシフト、
そしてヒップバックと右手のリリースです。
同時に、右手を積極的に伸ばして行きます。
70歳で250ヤードも、ヘッドスピードがあれば可能です。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致したします。