幼児の英語教育について | 如月実の「日本の将来を考える」

如月実の「日本の将来を考える」

 このままでは日本はだめになる。政治や経済、日本人の精神を何とかしないと、このままずるずる落ちて行ってしまうのではないか? そんな思いから日々考えることを書き連ねます。

 テレビを見ていて、幼児の英語教育についてちょっとやっていました。


 幼児に英語教育をやることがいいのかどうか疑問に思っています。


 以前、聞きかじり程度ですが、発達心理学や脳科学について勉強したことがあります。

 人間はものを考える時に、基本的に母国語で考えるものです。そして母国語(=母語)は小学生の頃までに脳の中に形作られるものです。

 そして、その人の思考レベルは、母国語のレベルに規定されます。


 例えば、未開の部族で100位の語彙しか持たない部族の人間が、抽象的で複雑な思考や、コンピューターに関することを考えることは困難でしょう。


 まだ国語すら満足に脳に定着していない幼児や、小学校低学年の子供に英語を教えて大丈夫なのでしょうか?


 将来通訳でもやれれば良いと思っているのでしょうか

 以前、仕事の調整で、米国人が日本人の通訳を伴ってやってきたことがありました。おそらく日常会話とか、普段の仕事の話であれば全く問題なかったのでしょうが、その会議ではきわめて専門的な内容の話がなされたため、その通訳は全く通訳することができませんでした。


 日本語(母語)で高度な思考ができない人間が、英語でそれ以上の思考ができるとは思いません。


 結局、日本語の能力が形成される前に中途半端に英語教育をやれば、日本語の能力もそれなりのレベルにしか達しないのではないでしょうか。


 つまり、英語はできるが、2流の人間を作っているような気がします。