自民党の旧態依然ぶりに辟易して3年前に政権が民主党に変わりましたが、あまりのお粗末さに、支持を失い次の衆議院選挙では大敗が確実です。おそらく100議席前後まで落ち込むのでしょう。
一方の自民党も3年間で何か変わったかというと、本質的なところは何も変わっていないのではないかというように見えます。
今の不況、政治行政の迷走、国の防衛を考えると、自民党がまだましというか何か元の安定した行政運営に戻るのではないかという漠然とした期待が、今の自民党の支持率を支えているのではないかと思います。
そこに現れたのが日本維新の会、選挙をにらんで太陽の党との合流を決めました。一部の政治評論家は政策の一致なしの野合ととらえている人も多いようですが、視点の位置が低すぎるように思います。
明治維新で維新の元勲、大久保利通らが今につながる政治制度を作り上げました。建前上、天皇を頂点とした官僚制度でしたが、実質的には維新の立役者たち、いわゆる元勲が天皇に成り代わって、行政組織を動かすという形で日本の政治は行われていたのです。
しかし、明治維新の元勲たちが死に絶え、あとに残ったのは、官僚組織だけでした。つまり形の上では天皇が全てをコントロールするという建前の日本の国家組織が残る形になりました。
その結果、脳みそがなくなった恐竜のように、官僚組織たる戦前の軍が暴走し、日本を壊滅的破壊に導いたのです。
戦後、アメリカは軍は解体しましたが、官僚組織はほとんどそのまま残しました。結局脳みそのない恐竜はよみがえったのです。
アメリカの保護下にあった時代はそれでも問題は起きませんでした。突き進む方向ははっきりしていましたから、ただ闇雲にすすむことは脳みそのない恐竜の方が効率的であったのかもしれません。
しかし、冷戦が終わり、先進国各国が経済的に行き詰まり、地球環境や様々な国際問題が噴出する不透明な時代になった今、脳みそのない恐竜はその場でもだえているだけで何もできなくなってしまいました。
今の日本に必要なのは、国家の統治機構を根本的に作り直し日本を変えることなのです。そしてそのためにはこれまでの既得権益に迎合した政治のやり方では日本を変えることはできません。
橋下さんは統治機構を変えると言って立ち上がった、石原さんは今の日本を変えるには橋下さんが立ち上がった今がそのチャンスだと考えたのでしょう。
石原さんは年齢を考えると、もうこの国を変える時間も体力も無い、半ばあきらめかけていたところに、橋下さんが立ち上がり、そこに日本復活の一縷のチャンスを見いだしたのだと思います。
だから、石原さんの命をかけてやるという言葉に偽りは無いと思います。日本の改革が終わるまで石原さんの命は持たないと思います。
維新の会と太陽の党の政策が大きく違うという人がいますが、明治維新に先立ち幕府を倒すために犬猿の仲の薩長が結びつきました。
日本の統治機構を変える、日本を復活させるという点で両党が手をつなぐ、政策の一致なんて小さいことではないですか
原発や消費税、確かに政治的には大きな事項かもしれませんが、根本的にこの国をどうするかという観点から見れば、そんなことは後からついてくる内容ではないでしょうか。