承前)アムステルダムの土曜日の演奏会の中継録画がオンデマンドとなった。早速プロトンというVPNを挟んでDLした。流石に公共放送のサイトなので其の儘は落とせないようになっているが、用は果たした。残念乍ら映像だけでなく音声もあまり使いものにならなかったのに気が付いた。

肝心の一楽章のWutの怒り狂ってが真面に聴きとれない。直ぐに気が付いたのは未だ土曜日に聴いたところだったからだ。そこで留守中に宿で仕掛けておいた録音を初めて再生した。核心的な部分であった。

その他の楽章で終楽章はマイクを通して聴くと明らかに跳ね返りの多い舞台上の音響ゆえか弦楽があまりにも分厚くなっている。サウンドチェックしてもやはりアウェーで本拠地で演奏するような特徴は一朝一夜では直せない。ケルンでどれほど合わせてくるのか?ケルンもベルリンに比較すれば背後からの跳ね返りがあって、無理せずにバスも作れると予想するので、無駄な力が抜けて来るのではなかろうか。如何に会場の音響が音楽を作るかであり、同ホールを本拠とするコンセルトヘボに一日の長がある。

それだけ舞台の下手奥で演奏するコントラバスが平土間では上手の天井から聞こえる致命的な音響から逃れるためにここの楽団はその水準に似合わずアメリカン配置とされる右からチェロの上声部へと下手へと扇型になって、和音を重ねる音響となる。要するにこうしたモダーンへと開かれる音構造の交響曲には不向きな会場であり、今後その管弦楽団と共に朽ちるしかないと思わせる。ワインヤード型の音響とは比較にならないまでも、その残響の量や質によらず、現代的なシューボックス型ではありえない音響で使い物にならないということだ。ここの平土間は残響を付け加えたフランクフルトアルテオパーの平土間というべきものである。

当該の映像を観る為に帰路態々フリーWiFiのあるフィリップス社の街エイドホーフェンの飛行場に立ち寄った。宿からは遠くないので途中でピクニックして、15時55分のライヴ再放送に間に合うように時間を潰した。そして飛行場まではいけたのだがターミナルに駐車したのは10分ほど前だった。余裕を計算していたのだが、ナヴィを入れても空港関連用地内にしか着かず、20分ほど走り回った。スキポール空港が経営するオランダ第二の飛行場で貨物なども多いのだろう。結局マクドナルドを入れると着いた。

そこからWiFiに入るまでに時間が掛かり、番組の始まりを観れたのだが、スクリーンレコーディング操作に時間が掛かって、二楽章中盤からしか観れもしなかったのだ。それでも制限のある形ながら録画したのだが、観賞用に使えるものではなく、ケルン公演への参考資料にしかならなかった。その為に3時間以上駐車していたので、18ユーロも取られた。

オランダは車産業や交通に制裁を与えるかのようにアムステルダムの美術館の地下の料金は今迄の最高額60ユーロを徴収された。14時前の入庫で、演奏会後の出庫の8時間越えではあるが、ミュンヘンの劇場地下よりも遥かに高い。それでも美術館と音楽会の各々30ユーロと考えれば納得可能である。その価値は十分にあった。(続く



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30年ぶりのアムステルダム 2025-05-04 | 生活
聖金曜日の第九の意味 2025-04-19 | 暦

承前)昨晩帰宅したところだ。明後日には然し同じ経路を少なくとアール川のボンへ向かうところまで走って、そこからケルン方向へ方向を変えて往復する。片道246kmで3時間弱になっている。これを逆算すると20時始まりなので、15時前に出かけても渋滞で間に合わないかもしれない。ブランチ後にゆっくりと出れるように準備万端整えておく。明日火曜日までには安ければ満タンにしておくと、週末に更に補給すればよい。終演はどうして拍手喝采が長く、21時30分過ぎにしか出庫は不可能だ。すると帰宅は早くても午前様で、クリティカルな25時前を目指す。

結構その区間は坂とカーヴもあるが自動運転が眠気に繋がらない。理由はいちいち道を凝視しないでも優れたライトやら前車追従機能で走れるからだろう。但し今回は日没後の走行になるので、眠気覚ましの準備は考えておく。やはり往路でゆったり走るのがいいのではないか。ライン河沿いで車を停めてゆっくりするのもいいかもしれない。今度は朝起きでなくて遅起きにしておくと都合がいいか。その為に仕事を片付けておく。片道距離としてはバーゼルぐらいなので、大したことはないのだが、途中の水曜日の交通量は多い。検問がないのは計算が立ちやすい。

さて、土曜日の九番の演奏のあとペトレンコ指揮でブルッセルで火曜日にもう一度演奏されて、水曜日にケルンだ。コンセルトヘボーでのサウンドチェックも大分長引ていたようでいつもの様にお客さんも待たされていたが、その音響を活かし切っていた。

九月までも時間が掛かりそうなこともある反面、着々と修正されていくのは間違いなく、聴きどころはどこをどれだけ直してくるかである。音響が違うので、同じように演奏して、旅立ちでは一向に進歩しない。歴史的な名コンサートホールであるコンセルトヘボーでの音響は、特に一楽章冒頭からの音の繋がり、各システム間での受け渡しを容易に確認されるように演奏されたので、そのニュアンスのつけ方が今度は本拠地とは異なるがワインヤード型のケルンでの演奏にどのように引き継がれるか。そしてその他でも如何に有機的に鳴らされるかで、秋の演奏の到達点が見えてくるだろう。

それは何もあまりにも辛辣な一楽章の展開だけでなくて、二楽章でのコントラスト感や三楽章でのエンゲル登場での空間認識、そして終楽章の弦のアンサムブルは理想的なシューボックス以上にワインヤードで粒立って来るのではないかと思われる。左右のステレオ効果はあまり出ないのだろうが、演奏終了直後にオランダの放送の後番組に出たホルン主席のドールが語った様に「フィルハーモニーのような透明感」は期待されるかもしれない。色々と否応なく試されることで表現の幅も広がって来るに違いない。

それまでに出来るのはやはり土曜日に聴いたものの復習をしておくしかないと思う。素材は録音も後半の録画もあってそれで確かめるところまで持って行きたい。何が起こっていたかをカメラで確認しておくこともとても参考になる。

全編の映像はまた仕事屋さんが出してくるので、記念映像としてはそれで足りるだろうが、水曜日のことを考えればやはり自分で準備したかったのである。ライヴで聴いたものを改めて録音や録画で分析的に切り刻むのは心苦しいのだが、水曜日だけでなくて秋にも繋がるものとして、楽員同様にここは学びを最重要としたいのである。問題はじっくっりと精査する時間があるのかどうか?(続く



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五種類の食事を準備する 2025-05-16 | 生活
木曜日ライヴの音素材 2025-05-15 | 音

日曜日の22時前に帰宅。充電池は2%とか、走行距離0Km とかになっていた。結局頑張ってドイツ国内に入って街道のTotal スタンドで169セントの安い燃料を25L補給。残り370km程をそれで帰還。充電残量も最後で使い果たした。燃費その他は改めて纏める。

美術館は14時からの券を完全に使い切った。入り口も2分待たずに入れた。中もそれ程混んでおらず、普通に鑑賞可能だった。三層はざっと通った。マーラー交響曲七番との関連の「夜警」は修復中だった。大きさからすると若しかしたら今迄も観ていなかったかもしれない。記憶が曖昧である。然しそれ以外の若書きやその周辺の絵画は全く見慣れないものも多かった。これも幾らかは記録しておかないと忘れる。

アムステルダムのマーラー関連展示も悪くなかった。少なくともコンセルトヘボーでは展示として置いておけないような手書きやメンゲルベルク記載の総譜などがあった。然し自分自身が最も心を打たれる題材は、音楽してワインを吞んでいる題材で嬉しくなって仕舞うというものだ。なるほど素晴らしい裸体もあるのだが、そこまでは全く打たれなかった。

宿はあれほど素晴らしいのに何故評価点数が悪いのかを知りたかった。最後にオーナともその話しもしたが、既に書かれれていた様に冷蔵庫が小さく、冷凍室もなくレンジしかなかったことだろうか。そして母屋からのWLANが弱く、寝室では使えないことも不便だった。

パンを購入する時間はなかったが工事渋滞迂回で地道を走り回った挙句到着15時30分過ぎだったので、18時迄の間に近所のショッピング街に出かけた。魚屋さんがあったからだ。ネットでの評価点数は大したことがなかったのだが、それは半島のようなところの評価で、我々内陸部のものからすると素晴らしい。

お目当てのニシンは初物解禁日が未だとして既知であったとしても、そこにNieuwとか書いてあると訊かざるを得ない。やはり昨年のものでとなったのだが、見た目が違う。ドイツでは塩漬けという感じものしか入らないのだが、艶が全然違うのだ。四切れ貰った。大成功だった。ああいうのを知ると似て非なるものだと思い、是非いつか初物を食したいと願った。あれは大抵の人が好物になるだろう。ワインでも全く素直に合わせれる。その他揚げ物を多種購入して全部で21ユーロ支払った。

アムステルダムは嘗て仕事でホテルオークラに宿泊したぐらいで旧市街は走っていなかったことに気が付いた。30km道路のセンターライン無しがどんどんあって、大き目の車では走り難い。ロンドンやベルリンよりもバスが少ないことが幸いで、自転車はあっても二輪車はパリよりも少ない。土曜日午後だったので渋滞もなくてスムーズに走れたが、速度制限で道路が至る所波立ててあるのは気分が悪い。オランダ中である。そうなると最低地上高を空気羽根で浮かして走ることになる。するとどうしてもハイブリッド走行で、減速加速もスムーズに処理したい。ドイツよりもアパートの周辺でもより多くの中型電気自動車が走っていて、自分の車より大き目な感じで大変だなと思った。

復路で時間があったので再放送を観る為のエイドホーフェンの飛行場へ向かった。途上のヴァール河畔のピクニックが出来そうな場所をオーナーに教えて貰った。オーナーも同じ演奏会に音楽教師の恐らくロシア人奥さんと一緒に来ていたようだった。ラインの下流を知らなかったので、あとは上流のシャフハウゼンと北海への河口ぐらいだけで大体分かる。(続く)



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週末旅行前の確認事項 2025-05-14 | 雑感
シュパーゲルサラタ準備 2025-05-13 | 料理

燃料を満タンにした。スーパーE5を40リットル入れて69ユーロなので、期待したように原油から安くなっていない。それでも充電100%で最低800kmは走れる。アパートメント経由で、美術館の駐車場まで片道526km、往復で1100kmぐらいだろう。国境からワイン街道まで300km程なので丁度800km程になる。やはり100%充電で国境を超えるかどうかになる。上手に使って走行距離を伸ばしたい。往路で時間があれば国境前で満タンにすれば帰宅可能か。

これで出発時刻8時に完全充電して直ぐに出かけられるように準備しておく。電動で国道に入る前にハイブリッドでエンジンを始動させてアウトバーンに入る。渋滞の時にハイブリッドにすれば、燃費も落とさない。アパートに駐車して80%ぐらいの蓄電残量が狙いである。

ピクニックは、パンが余っているので、それらを全てハムサンドイッチなどにして就寝前に作っておく。握り飯二号も忘れない。果物とミニトマトとミニ蕪に茹で卵があれば、道中腹が減ることなく運行可能になる。ソーセージ類とキュウリを乗せたカトッフェルサラタ、アスパラガスのマリネ―サラダ、レタスとパセリ類を洗って、更に一瓶のミニキュウリ酢浸けで十分。そこにパンに塗るビートが何かを持って行くか。紅茶ティーバックと塩胡椒は予備に持参。これで現地調達の魚介類とチーズぐらいで三日間の食事は賄える。ボックスボイテルワイン一瓶とスーパーで缶ビールで満足だろう。

衣装や内履き、着替えや洗面用具は一月末の儘だ。旅行用髭剃りは充電が落ちていたので充電し直した。それで大丈夫だとは思う。

今晩のベルリンからの中継は、直ぐにコピーしないといけないので、直接波AAC192kBsでも録音して、持って行く。 序にミニノートブックでアムステルダムのも録音しておけばよいだろう。

五種類ほどの食事の準備ばかりで殆ど時間が無くなるので、ブレゲンツの録音はもう聴く時間はないかもしれない。ヴァルター指揮の演奏をどの時点で聴くかである。車中のノイズキャンセリングイヤフォーンでも十分かもしれない。

色々と研究していて、ライヴの会場からアパートメントの端末機を動かしての操作はクロームリモートデスクトップでも可能なことは分かった。然し、そこまで面倒なことをしてとも思う。その為にはもう一つのノートブックを持って行かなければいけない。電源コード迄を考えると、その手間が一寸疑わしい。なによりも開演前にスマートフォンでコチョコチョするのが嫌だ。

ワインを冷やしておくのも忘れてはいけない。入場券類三枚は既に印字した。朝は、コーヒーをいつもより少量煎れて、紅茶を沸かして魔法瓶に詰める。朝起きからあまり時間が無いので、就寝前に殆ど仕上げておく。旅行カバンもトランクに入れておきたい。ノイズキャンセリングも念の為に充電を確認しておく。出かけのアウトバーンでは何を鳴らすことになるのだろう?自動運転でどれほど食事が楽になるのかどうか。今回は目薬も持って行って試してみたい。



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木曜日ライヴの音素材 2025-05-15 | 音
週末旅行前の確認事項 2025-05-14 | 雑感

ミニノートブックも数時間点けておいても電池がもちそうである。車から電源を取らないでも使える。サムソナイトのソフトカヴァーに入れているので、動かしても車に傷をつけないだろう。木曜日のベルリンからの生中継を録音して、そこにもストレージしておく。先ずは、車用のストレージを完成させてしまう。

内容は、楽譜とブレゲンツの録音、1938年のヴィーンでのヴァルター指揮のSP録音の二種類の編集ファイル。木曜日の分はスマートフォンに入れるか、グーグルドライヴにあげておく。

復路の為に来週の週末演奏会のお勉強に同じヴァルター指揮ヴィーナーフィルハーモニカー1936年演奏の田園交響曲をストレージする。田園交響曲と言えば最後に聴いたのがベーム指揮ヴィーナーフィルハーモニカー演奏で、録音もステレオ録音のそれに馴染みがあって、同じく定番だったヴァルター指揮のアメリカでの演奏もあまり聴いていない。今回マーラー繋がりでなにか気が付くことがあるかと思っている。

ペトレンコ指揮でしか名曲は聴かないのだが、その前に聴いた演奏会の指揮者はムラヴィンスキーか、カラヤンか、ベームになる。ヴァルターもフルトヴェングラーも生で聴いたことがないから仕方がない。

マーラー作曲交響曲九番は一楽章に戻るとやはりシステム間の受け渡しが絶妙で、フォアールベルクの楽団では音が出ていないところが少なくない。そこまでのアンサムブルをコロナの期間に作ることは難しかったのであろう。それでも母親の家に帰省の折などに練習の予定を入れていて、時間を掛けていたのは聴きとれる。

二楽章もヴァルツァーとレントラーの音楽を作るのは容易ではないが、オーストリアの楽団はやはり雰囲気がある。ベルリンでどれほどの出来となるか。三楽章ブルレスケはベルリナーフィルハーモニカーのお手の物だと思う。終楽章では現在のコンセルトヘボー楽団が出来ないさざ波のような弦楽合奏を期待したい。

オランダのアパートのオーナーが連絡を寄越した。通常のルーティンではあるのだが、型でやっているというよりも、若干意味合いを感じた。車で来るのか、何時ごろチェックイン予定かということで、英語で書いてきたが、パーソナルな感じがした。

評価点は50平米の割に高くない。下がる傾向にもあるので関心があった。一つには写真にあるウォータフロントのテラスには出れないという指摘がされていて、庭へは出れる感じだ。

そこでこちらの予定を書いたら、いないかもしれないので鍵の場所と5Gも使えるWLAN、そして駐車スペースについて書いて寄越した。こういうことでなるほど雰囲気を探れるのだと思った。こちらも大分分かった。恐らくそのテラスは自分の家なのではないか?一寸した事であるが、やはり印象が全然違う。

駐車スペースが蔓が繁って入れ難いぐらいが気になる所である。さて、トランクに掃除機でもかけて用事を済ましてこようかと思う。



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週末旅行前の確認事項 2025-05-14 | 雑感
変容するパラダイム 2025-05-12 | 文化一般

アムステルダムへの旅行の準備はほぼ出来た。あとは現金を50ユーロ程下しておくのと、出来るだけ安い燃料を満タンにして、充電を出発直前に100%まで上げるようにする。更にトランクルームに掃除機をかけて、旅行毎の汚れ方を見る。

食料はジャガイモサラダとアスパラガスサラダを木曜日に仕上げて密閉容器で冷蔵庫に入れる。フランケンのブラウジルファーナ―を冷しておく。

土曜日の生中継のラディオ録音は今迄の試験からするとなんとかなりそうだ。生中継映像の方は生再放送が日曜日15時55分からあるようなので、地域ブロックを避けるためにオランダ国内で再生しようかと思う。ネット環境は車載のヴォーダフォンで問題なく中継されるかどうかは分らない。往路で試す。

最短経路からするとフェンロという街が国境になる。放送が終わるのが17時30分なので、そこから帰宅する迄に更に3時間半かかる。それなら更に南にマーストリヒトまで走るとどうか。その先の飛行場からフェ―レンドルとかいう方まで行くとアーヘン経由で残り300kmで3時間少しとなる。ベルギー経由だと距離は変わらなくても時間が掛かりそうだ。21時着ならまだ日没前となる。

アパートメントのチェックアウトが11時なので、国境まで175kmを2時間30分となっている。時間は大分余る。アムステルダムの街中にリエントリーするのは面倒なので、3時間でマーストリヒトなので、経路の中で出来る限りこちらから遠い北部で休めると良い。あの辺りは川があるだけであまり森などがなくて殺風景だがいいところがあれば、一時間半ほどはゆっくりできる筈だ。食事もいいのだが、それよりも静かなところで一眠りする方が帰りが早くなる可能性がある。

休憩する事や映像を観ることを考えると車輛の電源供給はやはり大切になる。今回はアウトバーンで飛ばせるところが少ないので燃料はハイオクにしない。その分蓄電満タンで乗り始める。アムステルダム一往復ぐらいならどんなに多くても40%則ちほぼ40kmも電気走行しない筈だ。それでも帰路は50%も残っていないだろう。

ミニノートブックに念のためにDATも携帯して、音を出さないでも録音が進むようにする方がいいだろう。車中でもスマートフォンとの使い分けで、ノイズキャンセリングも使いやすいかもしれない。グーグルドライヴには第九交響曲のpdfファイルを上げておいた。

車を見せに行った。他の要件もあったが、旅行前に生産上の傷を確認させておいた。トランクを締めた荷台のエッジのところに蓋の痕がついてしまうという美容上の傷である。結局塗装して直す必要があると分った。当然のことながら完全保証であるが、車を貸して貰っても四日ほど掛かるということで、時期を考えなければいけない。

シュトッツガルトの本社で造ってもそういうことがあるということで、前の車のコマンドシステムを交換させたよりも問題が大きい。それだけ生産管理が出来ていないと費用が掛かることになる。当方は慌てないのだが、蓋を閉める度に傷が広がるので早めに修理となるようだ。遡ると作業した全てのところに始末書が行くのだろう。タイヤ交換の問題もあり、ここはやはり大きな貸しを作ることになる。



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シュパーゲルサラタ準備 2025-05-13 | 料理
一寸自慢の楽譜用モニター 2025-05-03 | 生

金曜日にいつもの様に走りに車を出そうとした。すると我が郵便桶に何かを入れる女性二人組がいた。見覚えもなく、役所の人でもない感じだったので、車の窓を開けた。すると愛想の良さそうな30代の女性が、旦那が日本に行ったので一度会いたいとかいうことだった。なぜ日本人と分かったのかと尋ねると、名前からだという。いつ日本に行ったのかと尋ねて、こちらは長く日本に行っていないから日本は知らないけどと付け加えた。週末に独日協会のヴァンデルングがあるから情報流すよと話しておいた。そのこともあって戻って来て、早めに封書を開封すると日本語だった。読むまでもなく、例の勧誘だと分かった。

感じ良い女性だったので騙されていたが、まあそういう人たちが独日協会に来ても救われないのだろう。こちらの反応の様に救われなければいけないのは彼女たちなのだ。散々面倒なことを書いているように、こちらが勧誘されるようなタイプでない事は受け応えでも分かったろう。宗教活動が悪いわけではないが、勧誘するなと言いたい。「しんどいね」と声をかけたい。

買い物をしてしまうとアスパラガスも購入することになる。マリネ―の方法は酢を使うか、マヨネーズぐらいだが、固めに茹でて酢でどれほど歯応えが保てるかだろう。木曜日に調理して、土曜日までもたせる。レモンかライムは欠かせない。

名物のニシンも6月18日にしかお初が出ないようで、今は昨年のものらしい。するとニシンに限らずスーパーなどで揚げ物などが売っているようなので、探してみると海のものはけっこう見つかりそうだ。18時迄ならばアパートに着いてからも出かけられる。抑々オランダの食事はベルギーやドイツと違って貧しいとされているので、やはり海のものだと思う。パンもチーズも土曜日にマーケットに行くほどのことはないと思うが。金曜日の夕食ものが欲しいのだ。

ジャガイモサラダが十分あれば二日ぐらいならば、なにか少しあればそれで足りる。野菜もパセリぐらいはマリネ―も考えて持っていく。

6月のワイン祭りの交通規制のお知らせがあった。それでこちらの日程が最終的に決まる。二週間ともフランクフルト方面に出かけるので、夜中を避けて、朝帰りにする。一度は劇場に駐車して、既に鍵を与っている留守宅のアパートメントで早朝まで過ごして、午前7時までに出庫すれば6ユーロしか掛からない。もう一泊はまた夜間料金で駐車しても可能だが、車庫からアパートメントの移動が面倒なので、場所さえ探せれば車内泊でもいいかと思っている。その前にワイン試飲会などもあって色々と試してみてから考える。

朝10時迄に帰宅するのにどこかに宿泊する価値はない。強いて言えば、宿泊して夜更けに飲食して、早朝酔いを醒まして動けるかどうかにかかっている。フランクフルトに宿泊すれば特に週末の夜更けの飲食で不自由することはない。その方が宿泊よりも価値がある。

燃料は原油価格が落ちているという割に殆ど安くなっていない。50リットルしか入らないので大したことはないが、全部で80リットルぐらいは必要になる筈だ。衣装は暖かいので全く問題はないが、靴は部屋履きも含めて三種類必要になる。旅行中の服装もほぼ決まっている。暑くも寒くもなく降らないようなので快適な旅行が可能な筈だ。それが一番うれしい。ウォータフロントのテラスで寛げると嬉しい。



参照:
狙う季節もののニシン 2025-05-10 | 料理
日常のあやふや感 2025-02-09 | 料理

九番三楽章はやはり難物だ。演奏者だけでなくて、聴者も楽譜を描けないといけないような、読み込めてないと追いつけないようなところがある。当然のことながら今回はベルリナーフィルハーモニカーを指揮するので、技術的にも遥かに整理整頓され明確化されるのは確実だ。それでもフーガとなるとそれはそれはそれなりに耳が追えないと厳しい。

それだけに今回の演奏がいつもの様に歴史上初めての真面な演奏となりそうである。それを2021年10月2日の中継録音や記録記憶から再確認した。あのテムピで正確に表情をつけるのは普通の管弦楽団では不可能で、音色だけでは済まない。

そうした難曲をベルリンの本拠地での二回の予行演習だけで、アムステルダムでの本番で問う。ある意味、9月での演奏に残されるところもあるのだろうが、今回は歴史的に残るものである。交響曲七番ではその曲をして博物館へと押やったと書かれたように、今後それ以上の演奏はなされない。今回の九番も演奏史上最終的なものになる筈だ。

指揮者ペトレンコが語る様にこの曲でモダーンへと進んだように、その演奏や受容ということでパラダイムが変わるということに過ぎない。マーラーの交響曲の演奏様式とかそういった狭義のものではない。それはコロナ期間中に指揮したスークの作品演奏でも同じであるが、大管弦楽のあり方が変わって来ている。

予定ではこの録音の次にブルーノ・ヴァルター指揮録音を聴く心算でもいたが、幾つかの点が把握できないので、その前にもう少し時間が必要だ。思っていたよりも終楽章は音符も少なくそれ程時間は必要がない。二楽章のレントラーとヴァルツァーのそれはやはり注意深く見ておかないと繋がらない。

車の洗浄液は水で満タンにした。これで往復は問題ないと思う。フロントガラスがどれほど汚れるかは分からないが、蓄電器と一緒で戻ってくるまでに使い切ればよい。

ミニノートブックの問題は録音とかも試してみた。使っていなかったので結構調整に時間が掛かった。またオランダ国内ではPVにするものがストリーミングとして流れているようだが、これはオンデマンドにならないと難しい。オンデマンドでもスクリーンショット以外で落とすのは結構難しいと思う。これも研究準備しておかないと現地では時間が無い。

結局最終的には到着の金曜日の公演を観ながら試してみることになるのか。レストランなどに出かけている暇がなくなる。やはり早めにアパートメントについて近所でよさげなニシンを買い込むしかない。

そうした細々することがあるのでいつもお出かけは遊びには全くならずに旅行気分などは殆ど味わえない。因果なものである。そして経済的な利益を得る訳でもない。ただ好きで趣味で出かけるならばそれはそれで楽なのだが、アウトドア―スポーツでお出かけするような開放感はこうした旅行では殆ど得ることがないのである。仕事で飛び回っても疲れるだけでというようなことがここでも生じている。決してつまらないわけでもなく、得ることは大きいのだが、骨折れることもなくはない。



参照:
マーラー九番の真髄 2025-05-11 | 音
全てのものからのお別れ 2021-10-14 | 音

マーラー交響曲九番のお勉強とその準備を始めた。素材として、楽譜は手元にあるウニファーサル出版版で、無料DLサイトのものとかわらないようだ。然し古い版というのもあってそれも落としておく。車でも拡大して見れるからだ。

その他音源では、なによりも2021年10月2日のブレゲンツでのペトレンンコ指揮の中継録音である。当日そこにいると普通はあらが目立ち始めるが、再度聴き始めると素晴らしい。思っていたよりも指揮者がやりたいことが分かる。つまり来週木曜日の生中継での予想がつきやすい。それは翌日が早いので、その場で録音したものを持参できるように直ぐに準備しなければいけない。そして今回は通常は三回定期演奏会で披露して、最終日に生中継されるものが二回に留まっている。三回目はアムステルダムの本番である。ベルリンではいつ三回目を指揮するのだろう?

もう一つの音源は1938年のヴィーンでの歴史的演奏録音である。1912年に作曲家の死後初演をした弟子のブルーノ・ヴァルターがヴィーナーフィルハーモニカーを振ったもので、前年1937年に録音をしようとしていたが見送られていたものだ。SPレコード20面になって英国に運ばれたと書いてある。指揮者ペトレンコがヴァルターの演奏を参考にしたというからにはこの録音以外にはあり得ないだろう。

同時に作曲家が初演を聴いていないことからの疑問がそこでは晴らせていないということをペトレンコは婉曲に発言しているに違いない。当然のことながらバーンスタイン指揮等手元にあるアバド指揮の録音なども最早役に立たない。

写真にあるように一楽章を終えてチューニングをした上の録音の一楽章を少し鳴らしたところで、とてもはっきりしたのはまさしくその声部間の鳴らせ方である。勿論今回と秋の演奏会で決定的な演奏が為されることは想像に難くない。歴史的に最終的な演奏行為ではないかと思われる。それでもあれだけの重なりを誤魔化しなく演奏される努力がされ、こちらも一瞬も聴き漏らすまいとして集中していたラぐったりするだろうと思う。

それだけマーラーの書法はあまりに素晴らしく、舞台神聖劇「パルジファル」でその枯れた魔法のような筆使いと言われるヴァ―クナーのものよりも達筆だと感じるがさてどこまでお勉強で真髄に迫れるか。とても武者震いする楽曲で、復活祭の第九の流れにもあると思うとドキドキする。

復路の為は適当な「田園」交響曲などの録音を持参するが、往路で車を飛ばすなど本当にそうした運転をする気分になるのかどうか。全曲を四回も繰り返せない途上で無駄は出来ないと思う。出かけるまでに十分に頭に入ればとも思う。

南ティロルのトブラッハからヴァルターに創作のことを1909年に書いている、そしてニューヨークから心境がガラッと変わったことを伝えている。この辺りは伝記やマーラー研究若しくは映画等で扱われている事である。今回は全くと言っていい程重要ではない。なぜならば、その音楽の真髄へと迫りたいからである。

真髄とはなにか?それは創作家が筆を進めて行ったその必然性や心境に迫れることであり、スケッチだけの研究では至らない校訂によっての創作意思を見極めることであるからだ。指揮者ペトレンコはその天与の才によってそれを我々に示してくれる。



参照:
全てに向けたお別れの歌 2021-10-07 | 音
狙う季節もののニシン 2025-05-10 | 料理

午前中は摂氏一桁へと放射冷となっている。運動するにはよいのだが、あとが疲れて、逆に寝つきも悪くなった。やはり洗車で疲れた様だ。特に力をかけた訳ではないのだが、なんとなく全身が重い。ビール一缶で寝つきが悪くなる筈もないのだが、何かが違った。

よく分からないが、気温が下がるとエネルギーが喰われて腹が減る。四旬節間の節食の影響が続いている感じで、特に歯の調子が悪かったので、自らの意志よりも節食になっていた。胃袋は幾らでも入るのだが、習慣づくとそれ程食さないでも我慢できる。甘いものあないと倒れそうになることもある。

それでも痩せる訳ではないが、既にベスト体重にあって、少し量を食すると増える。問題は持続力がなく、直ぐに空腹感を覚えることで、筋力が落ちるなどと同じでスタミナが足りなくなるというのに近い。これを早急に戻したいのだ。どうも糖化の働きが進んでいるようで、血糖値の上下動が激しくなっているのだろう。

アムステルダムに出かけるのは一週間後になった。あまり余裕がなくなった。週末にはマーラー九番はお勉強しておかないと間に合わない。田園交響曲その他は来週でも間に合う。

そろそろ旅行の準備もしておかないと間に合わない。朝8時過ぎに出て、出来るだけ早めに着くようにする。アウトバーン61号線をひたすらマース河畔まで走り続ける。それ程飛ばせる区間はない筈だが、場合によってはスポーツモードを試してみてもよい。その分オランダに入ってゆっくり走行するのでそれ程疲れない筈だ。渋滞さえなければ、充電は往路で20%ぐらいしか使わないのではないか。

夕食二食分は準備しておかないといけない。ハーバーテラスレストランもあるのだが知らない土地で10km以上も走ると飲めない。良さそうなパン屋も1.5km先に見つけたが時間的に余裕があるかどうか。潮風のあるようなところで豚も嫌なので、ジャガイモサラダを軸に近所で生牡蠣まで期待しないでも名物の大西洋ニシンぐらいは仕入れて合わせられるといいかもしれない。リースリングもその手のものを持ち込もう。肉類は最小限のソーセージ類を持参すれば事足りるだろう。アヴォガドなども役に立つか。季節柄アスパラガスと小海老ぐらいのマリネ―も作っておくと魚にも合う。結局ピクニック用には握り飯二号を持参しておくとなんとか翌朝までは誤魔化せることにもなる。

マーラーフェスティヴァルの生中継一覧が出ているので、初日の放送で試験をしてみる。久しぶりにミニノートブックを持参するが、問題はお昼のアパートを出るので、録音開始20時15分までに切れてしまうことである。車の地下駐車場なので電波は来ないだろうから — 先日フランクフルトの劇場駐車場で気が付いた —、そこでの設置は難しいだろう。放送局によっても異なるので試してみないと分からない。

兎も角、今回が新しい車での初の長距離となるので、試すことや必要なものをチェックしておかないといけない。洗浄液量なども十分に満たしておく。復路で車を停めるにいいところがあれば、一度仮眠してみるのもいいかもしれない。洗車はしたが一度掃除機も掛けておかないといけない。



参照:
30年ぶりのアムステルダム 2025-05-04 | 生活
拭った高圧洗浄のあと 2025-05-08 | 生活