最近、知り合いが、赤ずきんの劇のセリフを練習している。それを聞いているうちに、冒頭のセリフの、いろいろなアレンジの赤ずきんのネタが思い浮かんだので、書いてみる。

 

さまざまシチュエーションのあかずきんリスト

1.新潟ふう、2、大阪ふう、3.名古屋ふう、4.九州ふう、5.東北ふう、6.今ふう、7.80年代スケバンふう、9.女教師ふう、10.時代劇のお姫様ふう、11.叩き売りふう、12.実演販売ふう、13.江戸落語ふう、13.某TV局のおねえさんふう、14.笑点ふう、15.バスガイドふう、16.歌舞伎の狂言回し(ナレーター)ふう、17.臨時ニュースふう、18.ウエートレスふう、19.少女アニメの次週予告ふう、20.メイドふう、21.D映ドラマふう、22.昔のバンドマンふう

 

  1. 新潟ふう、赤ずきん

    「おめさんがた、見てくんなせてばね?おらのずきん、しかも、ええろー。おらの、いっち、好きな、ばぁちゃんが、作ってくれなさったすけ。おら、ばーか、気にいってるんらがね。」

  2. 大阪ふう、赤ずきん

    「どや、皆、見てんか?うちのずきん、ええやろ。うちの、ようけ好(す)いとる、おばぁが、こさえてくれよったんよ。うち、ごっつう気にいってんねん。」

  3. 名古屋ふう、赤あずきん

    「なあ、おみゃあさんら、見てちょーせ。わしの、ずきん、ええでしょう。わしの、どえりゃあ好きな、ばあちゃんが、こさえてくれんさったもんで、わし、めちゃんこ、気にいっとるんだわ。」

  4. 九州ふう、赤ずきん

    「なあ、あんたたち、よう見んね。うちのずきん、ほんなこつ、よかろーもん。うちが、えらい好(す)いとる、ばあちゃんば、こさえたと。うち、ものすごう、好(す)いとうたい。」

  5. 東北ふう、赤ずきん

    「のう、おめえさまがた、見てくんなせ。おらのずきん、よかんべ。おらの、でー好きな、ばあさまさ、こさえてくんなさったでぇ。おらも、ばーか、気にいってるんだわ。」

  6. 今ふう、赤ずきん

    「ちょー、みんな、見てくんない。あたしのずきん、まじやばくない?あたしんちのばあちゃんが、つくったんだけどさ、あたし、ばーちゃんのこと、ふつーに好きだしぃ、ずきんも何気に、よさげとおもってるわけー。」

  7. 80年代スケバンふう、赤ずきん

    「なに、見てんだよっ!このずきんかー?いいだろー。あたいんとこの、ばばあが作ったんだよ。あたい、ばばあのこと、結構好きだし、ずきんも、そこそこイケてんじゃんっておもってんだよ。」

  8. 女教師ふう、赤ずきん

    「はい、注目っ!一度しか言わないわよ。このずきんいいでしょ。私の大好きなおばあちゃん、ここ重要!大好きなってのいうのが、ポイントね!大好きな、おばっちゃんが作ったのよ。わたし、すごく気にいってるの、はい、ここ試験にでるわよ!」

  9. 時代劇のお姫様ふう、赤ずきん

    「こりゃ、そこなものども、くるしゅうない、見てたもれ。わらわのずきん、よいであろう。わらわの、おしたいもうしあげておる、ばばさまが、こしらえてくだされたものでのう、わらわは、たいそう、気にいっておるのじゃぞ。」

  10. 叩き売りふう、赤ずきん

    「さあさあ、御用とお急ぎでないかた、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、取りいだしましたるこのずきん、そんじょそこらのずきんとは、ものがちがう。なにしろ、わたしのすきなおばあさんが、心をこめて作ったずきん、私も愛用しているずきんだ。」

  11. 実演販売ふう、赤ずきん

    「ねえ、奥さん、見て見て、このずきん。ものは、たしかです。わたしが保証します。見て見て、田舎のおばあちゃんが、丁寧に作ったずきん。私もこの通り、かぶって、日ごろ、愛用しているんですが、今日は。みなさまに、限定数を多めにして、特別に、おわけします。」

  12. 江戸落語ふう、赤ずきん

    「おう、見つくんねえな。おれのずきん、いいだろう。うちのしょーもねえ、ばばあが、こしれえたもんだけどよ、おれは、べらぼうに、気にいってるんでぃ。」

  13. 某TV局のおねえさんふう、赤ずきん

    「ねえ、みんな、見てー。おねえさんのずきん、かわいいでしょ。おねえさんの、だあいすきなおばあちゃんが、作ってくれたのぉー、おねえさん、すごーく気に入ってるんだあ。TVの前のおともだちも、おばちゃんに作ってもらってね。」

  14. 笑点ふう、赤ずきん

    「赤ずきんのずきんとかけて、髪型が決まってる時ととく。」「その心は?」「どちらも、ばーばーが、作ってくれました」

  15. バスガイドふう、赤ずきん

    「皆様、グリム観光のバスをご利用いただきまして、まことにありがとうございます。本日、皆様のお手伝いをさせていただきますのは、運転手が、おおかみ、ガイドは、わたくし、赤ずきんでございます。なお、見学地におきましては、わたしくしが、かぶっている、だいすきなおばあちゃんが、作ってくれた、ずきんを目印に、集合時間までに、

    もどってきていただけますことをお願い申し上げます。」

  16. 歌舞伎の狂言回し(ナレーター)ふう、赤ずきん

    「本日、いずれもさまにおかれましては、かくもにぎにぎしく、ご来場いただき、まことに、ありがとう存じます。また、うるわしき、ごそんがんをはいし、きょうえつしごくにござります。さて、わたくしこと、グリムが、本日の狂言「赤ずきん」の案内係をつとめさせていただきます。物語は、だいすきなおばあちゃんに作ってもらった赤いずきんをかぶった女の子が、おばあちゃんの家をたずねて、森へ入って行くところから始まります。そのあと、いかが、あいなりますか、どうか、最後まで、ごゆるりとご観覧あそばしますよう。おんねがい、あてたてまつりまする」

  17. 臨時ニュースふう、赤ずきん

    「あっ、ただいま臨時ニュースが入ってまりました。現場の、しょうじさん。」「はい、女の子が行方不明になった現場からです。おばあちゃんの家にお使いに行くと言って、家を出たまま、行方が分からなくなっています。途中には、森があり、怖いオオカミもいるということで、大変心配されております。女の子の特徴は、大好きなおばあちゃんに作ってもらった赤いすきんをかぶっているということです。お心当たりのかたは、お近くの警察まで、御一報ください。以上、現場のふすま・・・じゃなくて、しょうじが、お伝えしました。」

  18. ウエートレスふう、赤ずきん

    「それでは、お料理のご案内をさせていただきます。メインは、大好きな、おばあちゃんに作ってもらった赤ずきんに見立てた、赤ピーマンのオリーブ仕立て、隠し味は、おばあちゃんのお土産のワインでございます。付け合わせは、オオカミさんのお腹につめた石をイメージしました、ジャガイモの香草風味でございます。」

  19. 少女アニメの次週予告ふう、赤ずきん

    「ちゃおっ!グリムです。みんなー、今週のお話しは、面白かった?。来週のお話は、「赤ずきんちゃん」よ。大好きなおばあちゃんの作ってくれた赤いずきんをかぶったかわいい女の子が、森をぬけて、おばあちゃんちまで、お使いに行くお話し。途中で、怖いオオカミさんも、登場して、さあ大変ってな具合で、ぜひ見てね!ばいばい」

  20. メイドふう、赤ずきん

    「お帰りなさいませ、ご主人様。このずきん、萌え萌えでしょう?だあいすきな、おばあちゃんが作ってくれたもので、すご~く気に入ってるんですぅ~。ご主人様にも気にいっていただけたら、ちょーうれしーって感じですぅ。」

  21. D映ドラマふう、赤ずきん

    「見るがいい!たとえ、あなたに、このずきんが、夢の島のごみのように見えるとしても、私にとっては、氷の様に冷たい世間の中で、ただ一人、イエスを愛する聖母マリアのように、深い愛情けで私をつつんでくれた、やさしい、おばあちゃんが、こんなみすぼらしい私のために、作ってくれたものなんだ。私は、たとえ、地獄に落ちたとしてとも、このずきんを大事に思う!」

  22. 昔のバンドマンふう、赤ずきん

    「なあ、みんな、見てるか?このきんずーは、あたいのきーすーな、チャンバーが、ナニしてくれたんだぜ。ツェーマンデーセンの価値もねえかもしんねえけど、このごキゲンな、きんずーかぶって、せいぜい、フィバるぜ!」

 

桂歌丸師匠が亡くなって数日たった。

かつて、大学生の頃、父と2人で、横浜の三吉演芸場で開催されていた「歌丸独演会」に

通っていたことを思い出した。

写真は、改築後の現在の三吉演芸場だが、私が通い始めた頃は、この建物になる前だった。

1階が、草津温泉と言う銭湯になっていた。銭湯の入り口の横に入口があり、入ると直ぐに

階段があり、2階に上ると2階が大衆演劇の劇場になっている。その劇場で、大の月の31日(8月、12月は、休み)に、

独演会は開かれていた。固定式の座席は、全て前売りの指定席。舞台の向かって右が、

桟敷席。ここは、1段高くなっていて、靴を脱いで上がると座布団が敷いてある。ここも前売り指定席。

歌丸独演会の指定席は、ほぼ、前回に次回の分を買う客で、売り切れてしまう。しかし、2種類の指定席でも

キャンセル等で、当日売れ残っていれば、売ることもある。その他は、自由席両脇の通路と、後ろの本来は、立見席のスペースにパイプ椅子を並べて当日売りの自由席としていた。また、舞台の向かって左の本来は、花道として使っている

部分にも座布団を並べ、こちらも当日売りの自由席になる。日本式の劇場のため、客席での飲み食いは、自由。後の売店で、おでんなどを売っていた。午後6時開演のため、私と父は、夕飯をすませてから行ったので、買ったことはなかった。

席も決まっていて、指定席、最前列の真ん中を予約してあった。

 よく行った店は、三吉演芸場の近くだと、横浜橋を渡った先にある「三丁目」というラーメン屋(これは、演芸場の係員から勧められた店で、花道にかかっていた暖簾が、ここからの寄贈だった。閉店。)と、名前は忘れたが、焼肉屋。また、横浜橋商店街の中にある「いろは」というそば屋(健在。)。伊勢佐木町商店街の「出嶋屋」という老舗のそば屋、横浜名物タンメンで有名な「玉泉亭」(横浜駅東口地下街に支店あり)など。

 私が、行き始めた頃の前座は、現在の歌若師匠。2つ目に、歌児さん(現在の歌助師匠)。そして、他に一門には、真打の歌春師匠がいた。歌春師匠は、落語の他に、中入りの時の抽選を担当していた。これは、入場券の半券を箱の中から引いて当たった人にプレゼントを渡すという趣向。定番のプレゼントには、笑点カレンダーがあり、2回ぐらい貰ったことがある。

 一門だけでは、足りないので、毎回ゲストが1人、これも、今回は誰だろうと行って見て知るので楽しみだった。笑う点メンバーの好楽師匠が来たこともあった。以前は、漫才なども出たことがあったようだが、私が見ていたころは、基本落語家だった。一度だけ、講談、神田北陽(現在の山陽)だったと思うが出たことがあり、席の関係で、目の前で釈台をばんばん叩くので、ちょっと怖かった記憶がある。また、毎回出ていたのが、歌丸師匠の弟弟子にあたる米助師匠(突撃となりの晩ごはんで有名)。米助師匠は、一回、交通事故にあったことがあって、その時は、首にむち打ちのギプスをはめて、出て来て、座布団に座れないので、舞台上に積み重ねた座布団を椅子の様に使って、洋服姿で、事故の様子を報告したこともあった。

 歌若師匠が二つ目に昇進したあとも、弟子が二つ目に昇進するたびに新しい弟子が入って前座をした。歌蔵さん(のち歌蔵師匠。)、歌市さん(のち、花丸を経て、現在は三代目枝太郎師匠。これは、歌春師匠の最初の師匠が、二代目枝太郎師匠だったので、その繋がりかと思う。)と続き、一時、米助師匠のお弟子さんのでっとぼうるさん(のちの米多朗師匠)が、つとめた後、歌春師匠のお弟子さんのうららさん(のち、二つ目、廃業。)が、つとめた。うららさんの後は、一門に前座がいなくなったので、他の一門から、春風亭べん橋さんが来ていた。

 のちに、米助師匠が出なくなり、ゲストも、音曲の桧山うめ吉さんに固定された。

 歌丸師匠は、当初は、中入り前に1席、オオトリに1席と、合計2席を語っていた。のちに、弟子が増えたこともあり、中入り前には上がらなくなり、オオトリに、長講1席と言う形になり、それにともない、会の名称が、「歌丸独演会」から、「歌丸一門会」に変わった。

 長く楽しませてくださった、歌丸師匠のご冥福をお祈りしたい。

 

 

 

小学館の月刊ヒーローズに、細野不二彦作の懐かしのマンガ「さすがの猿飛」の新作「さすがの猿飛G」が連載中で、コミックス第1巻が発売された。私が、高校時代にハマって、アニメも見ていた作品の30数年ぶりの続編である。新作としては、2013年に、小学館文庫版として、全4巻が発売された時に、巻頭特別連載された「さすがの猿飛2013」以来のこととなる。同作は、現在は、「細野不二彦短編集2巻」でも読むことが可能。そこで、さすがの猿飛について覚書を書いてみようと思う。

 

1回目は、サンデーグラフィック(雑誌)とタイ語版の話

サンデーグラフィックシリーズは、アニメのガイドブックといった感じのもので、当時は、少年サンデーの人気作、「うる星やつら」のサンデーグラフィックが、劇場版も含めて多数、出版されていた。「さすがの猿飛」に関しても1~3巻まで3冊が発行されている。

書誌情報と各巻の表紙は、以下の通り。

1巻 昭和58年5月8日発行 ISBN4-09-101121-7 雑誌60661-21

2巻 昭和58年8月8日発行 ISBN4-09-101122-5 雑誌60661-22

3巻 昭和58年11月7日発行 ISBN4-09-101123-3 雑誌60661-23

 

1巻には、TVアニメ全69話中、第1話~第16話の解説が、2巻には、第17話~第27話の解説が、3巻には、28~37話までの解説が載っている。38話以降の解説を載せた雑誌が出なかったのは、残念だった。また、各話のゲスト声優の名前ものっていて、準レギュラーの千秋さん(レギュラーで、主人公肉丸の後輩である服部優一郎のイトコ)役が、初登場時には、クラリスやナウシカで知られる島本須美さんだったのに対して、2回目の登場以降は、玉川砂記子さんであったことなども分かる。

 

タイ語版について

1983(昭和58)年の夏休みに、タイ旅行をした時、現地で、タイ語版を売っているのを見つけた。当時は、海賊版の問題もあったものの、東南アジアでは、多くの日本のコミックスが翻訳され、出版されていた。入手した本の表紙とこぼれ話を一つ。

こぼれ話を一つ。一番右のページを見ると気が付く事がある。ホームルームのクラス表示および、級長のメガネに書いてある文字、「級長」が裏返しになっていること。これは、海外版の場合、よくある、致し方ないことなのだが、本が、日本と反対に閉じることになり、日本のオリジナル版では、コマを右から左に読んでいくのに対して、海外版では、左から右へ読んでいくことになる。そのため、コマの順番が、そのようになるように、原盤を左右ひっくり返して、裏焼きにするわけである。絵ならば、利き手が反対になったり、洋服の合わせが反対になったりする程度なので、細かく見ないと気にならないが、文字が入っている場合には、当然、反対になり、鏡文字(ハンコの文字)のようになってしまい、不自然にみえる。特に漢字を読めない人にとっては、級長の方は、気にならないだろうが、クラス表示の方は、数字もアルファベットも読めるだろうから、気になるのではないかと思ったりした。