テーブルマナー
テーブルスタイル茶道のレッスン開催しています
前回は
お料理をいただくところまでお話ししました。
お料理の後はお茶室に戻って
いよいよお濃茶をいただきます。
お料理の後、
「主菓子」おもがし をいただきます。
主菓子とは上生菓子です。
お濃茶には主菓子、薄茶にはお干菓子を
お出しします。
「縁高」ふちだか に入れられて
正客から回って来ますが
その時の人数によって
入れられるお菓子の個数が変わります。
下の段から順に取ります。
場所をお茶室に移して
お茶時のメイン
「お濃茶」のお手前が始まります。
懐石料理は
このお濃茶を美味しくいただくために
あらかじめ食べる食事のことです。
普通のお抹茶(薄茶)の
倍くらいの量のお茶を使って淹れます。
指先まで美しいるみ先生のお手前です。
お濃茶は棗ではなく茶入を使います。
茶入は「仕覆」しふく に入れられています。
出し方にも決まりがあります。
初釜に使われるお茶碗は
金と銀の大小になっています。
「嶋台」しまだい と言い
赤楽茶碗が多いです。
上から見るとどちらも丸ですが
底から見ると
小さい方が五角形の「鶴」
大きい方は六角形の「亀」です。
二つ重ねて使います。
本来のお濃茶は
数人分ずつ一度に立てて
正客から順に回し飲みをします。
出し帛紗を使っていただきます。
今回は世情に合わせて
小さな器に
小分けしてくださいました。
鮮やかな緑か美しいですね。
このお茶は
宮ザキ園さんのお茶ですが
甘くてとても美味しいお茶でした。
見て分かりますが
お濃茶は泡をたてません。
と、言うより濃いので泡が立たないのです。
お茶をいただいたら拝見です。
茶碗、出し帛紗が回って来ます。
次に亭主が茶室を出た後に
茶入、茶杓、仕覆も拝見します。
拝見が終わったら
お詰めさんと正客さんとが出合い
正客さんにお返しします。
正客さんは点検をして
亭主にお返しします。
お濃茶の後は
お薄=薄茶ですね。
薄茶のお菓子はお干菓子です。
菓子鉢が回ってくるので
自分の懐紙に取ります。
薄茶をいただきますが
今回は先生の粋な計らいで
それぞれ立礼式で
ご自服させていただくことになりました。
立礼式は初めての体験です。
こんな様々な経験ができるのも
テーブルスタイル茶道ならではですね。
土屋るみ先生、講師の皆様
素晴らしい時間をありがとうございました。
本来の茶道では
お茶席ではもちろん
お稽古でも写真を撮ることはできません。
なので
お茶事がどの様なものなのかは
お稽古を積んで
参加しないことには分からないのです。
テーブルスタイル茶道では
写真もメモも取ることが出来ます。
茶道を体験したことがない方にも
お茶事がどの様に進むのかを
知っていただきたいと思い
3回に渡って初釜について
ブログに書かせていただきました。
かなり大雑把ですが
少しでも茶道に
興味を持っていただければ嬉しいです。
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