秋田駒ヶ岳ムーミン谷を諦めて、8号目まで登った道を再度引き返し、駒ヶ岳の一帯に広がる乳頭温泉郷へ寄って帰ることにしました。

 

 

 

 

 

乳頭温泉。

 

にゅうとうおんせん。

 

 

 

私は東北の人間なので聞き慣れていますが、改めてこうして書いてみると…なかなか日常で口に出すことのない響きだと思います。

 

 

 

この記事のタイトルも「ハートマーク」を入れてみただけで、ウッフン感♡がすごい。

 

 

「乳頭」「秘湯」

 

っていう字面がね・・・

 

 

 

 

 

乳頭温泉郷からもう少し下の田沢湖高原温泉郷には家族で行ったことあるのですが、乳頭温泉は初めて!

温泉はとっても好きなのですが山の中の秘湯なので、これまで子供たちを連れてくる機会がありませんでした。

 

田沢湖高原温泉は、子連れでも行きやすいし比較的大きな宿もあります。

しかし、どこのお風呂でも「うちは乳頭温泉と同じお湯ですからね〜」と言う。

「乳頭温泉と同じお湯」というのが田沢湖高原温泉の最大のウリ。

 

 

 

乳頭温泉郷にはいくつか密集しているのですが

朝早かったというのもあり(3時起きだったので・・・)

 

まだ日帰り入浴が開いてない!

ほとんどの温泉は朝9〜10時スタート。

 

 

 

 

車でグルグルと開いている温泉を探すが、見つからずたまたま辿り着いた「黒湯温泉」で9時まで待つ。

 

image

 

image

 

 

硫黄の匂いと大地から噴き出す蒸気、茅葺きの建物と雨、苔の緑がとってもいい感じ。

湯治場なので自炊棟も、食事付きの宿泊棟もあります。

 

時間までコーヒーでも、と言われて名物の温泉卵とコーヒーを頂きつつノートタイム。

 

 

image

 

image

 

源泉に3時間以上漬けてつくっているそう。硫黄の匂いが強い。

黒いのは硫化鉄だって。

 

image

コーヒーと温泉卵がこんなに合うとは・・・

 

 

乳頭温泉に限らず、東北の山の温泉に未だによくあるのですが、もともと温泉って言ったら「混浴」が普通なんですよね。

 

ここも1番のオススメは混浴露天とのこと、

 

「一番乗りだからサッと行ってくればいいよ〜」なんておじさんが言っていましたが、オープンの9時直前に男性が続々とやってきてしまい、今回は断念。

 

女1人だしね・・・

 

 

image

 

 

ここでは男女別のお風呂に入りました。

乳白色でまさに乳頭温泉、って感じ♡

 

乳色。乳いろ。

 

 

image

 

image

女湯の露天は囲いもしっかり。

 

 

久々の露天風呂、最高!

 

湯船にくっついた湯花をかき集めてぬりぬりするのが好き。

 

image

 

 

いつも思うんですが、

露天風呂って本当に貴重ですよね。

 

 

全裸で外に出ることができる、とってもありがたい場所。

 

 

私は、大事だと思う。

布一枚も何もつけず、生身で外を感じる時間が。

 

 

滅多にないでしょう?

全裸で外の空気を感じること。

 

人って、ずーっと服を着て過ごしていて、全身全霊で外気を感じる機会って、露天風呂くらいなんじゃないかな。

 

 

いつも温泉にくると改めて思う。

 

 

素っ裸で外に出ることは、とても大事なことだと‼︎

 

なぜなら、ものすごく気持ちが良くて、生命力が漲る感じがするから。これは人間にとって、とても大事なんだと思う。

 

 

 

 

私の他に、人が居なかったので、全裸で外で伸び伸び♡バンザイしたり、深呼吸したり、腕をぶんぶん振り回したり、体の内側に全集中して、全身で空気を感じた。

 

最近は、客室露天風呂付きの温泉旅館でしか、なかなかできなかったから嬉しい。

 

 

 

お湯もすぐにじんわりポカポカしてきて、何度も出たり入ったりしてみた。

私の他に誰も来なかった。

 

 

お風呂から上がって、汗がなかなか引かず、外にあるベンチで少し休んでノートタイム。山の初秋の風が気持ちいい〜♡硫黄の匂いも慣れてきた。この向こうに立派な茅葺き屋根の離れがあったのだけど、昔、高松宮さまがスキーで滞在された時に建てたもので、宿泊もできるそう。

 

わざわざ建てたのか・・・すごいな・・・

 

ちびっ子達を連れてきて、そこに泊まるのも楽しそう。

でも、これからすごく寒くなりそう。

 

 

image

 

 

混浴露天をのぞいてみたのだけど、男性の靴が増えていたのでやめる。

 

混浴は別に嫌じゃないのだけど、一人は心細いな。

 

男の人がいっぱいでも、社長が一緒だったら入れるかも。今度連れてこよう。

 

もう少し寒かったら、もっと湯気がモクモクとなって人が気にならないかも。

 

 

image

 

 

沢清水でビールが冷やされていて、湯上りにグビッとしたかったけど車なので断念。

 

社長がいたら・・・今度連れてこよう。とここでも思う。

 

 

 

 

 

 

駐車場で少しボーッとしてから、

ここの黒湯温泉をもう少し奥に入ったところにある「孫六温泉」へ。

 

ここは小綺麗だった黒湯温泉に比べると、ずっと古い。

古いというか、そのまんまというか、自然過ぎる佇まいというか。

 

 

image

 

image

 

 

image

孫六温泉の字がもう見えない

 

 

image

こうやって横に案内地図が貼られていた。実際の位置に沿っているのだろうけど、

向きを直して作り直せばいいのにと思った。笑

 

 

 

 

ここも混浴がメインです。

ここの「石の湯」が、この日入ったお風呂の中で一番好きだった!!

 

透明で、すっごく肌がツルツルする♡

体がとーっても喜んでいる♡

 

image

 

 

このネットにくっついている湯花がまたふわふわのかき卵みたいで気持ちいい。

 

源泉が別という乳白色の露天風呂も良かったけれど、石の湯が最高すぎる!!

 

 

 

 

何度も石の湯に戻って浸かりました。

 

混浴なので、男性の入り口が気になりチラチラみてしまうけど(脱衣所は別。結局誰も来なかった)

でもこのお湯、本当に好き♡♡また行きたい!

 

家に帰ってからも社長に、「孫六温泉、絶対いいよ」と勧めたほど。

絶対、とか言っちゃった。

 

 

image

アースカラーの渋い色ばかりの中、鮮やかなオニユリ

 

 

 

乳頭温泉郷は山道で、道もすごく細いけど雪深い中でも観光バスが通るらしい。

雪景色の乳頭温泉も人気なのだそう。

 

でもここの孫六温泉は、11月から4月まで休み。

そんなところも自然でいいな〜と思った。笑

 

雪が積もった中でも温泉のところだけは溶けてるのかな?

 

 

 

 

と思って調べてみたら11月末でこんなに雪が深い。

 

 

 

うーん。雪の時期も来てみたい。猿になった気分になりそう。

でもここまでの雪道の運転が嫌だな・・・

 

ここも宿泊もできるそうです。

泊まりで来たい気持ちがムクムク。

 

 

 

 

 

 

 

 

思いがけず最高の日になった秘湯巡り、もう一件行きました。

 

 

 

▶︎続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生がワープする【設定変更】を学べる書籍はこちら