ハワイ島は本当に黒い。
見渡す限り、黒い。
昨日はヒロ地区の方へ行ったのだけど、
とにかく土地のエネルギーがすごい。
溶岩のドロドロがそのまま固まってるから、流動感がすごい。大地の流れ。地球のエネルギーがそのまま目に見える。
本当にね、ここに住んでるってすごいと思うんです。自然の厳しさ…というとちょっと違う。
なんていうか、地球の「宿命」を受け入れているスピリットをすごくすごく感じるんですよね。
ハワイ島で接した人や、聞いたお話に。
それは、都会にはない感覚だと思う。
生まれた時からその土地の感覚、スピリットはそれぞれ持っていると思うんだけど、
コントロールや支配できない地球のエネルギーと常に一緒に過ごしているここの人たちは、受け容れて明け渡す強さが桁違いだと思いました。
ここに伝わる神話では、
たくさんの神様が出てくるんだけど
全て人が支配できない自然のエネルギーが神様になっています。
雪、雷、霧、空、風、火、大地…
火の女神、ペレ様が怒る時、
山が噴火してマグマが流れ出し、焼き尽くしてしまうと言われています。
神話をたくさん聞いていると
その怒りは
人間が悪さをしたから、とか
罰を下した、とか
そういうものではないんですよね。
完全に気まぐれ。
そもそも自然とはそういうものだ、
と受け容れて明け渡しています。
それが女神ペレの神話に
よく表れてるなぁと思いました。
怒って噴火するから
怖い神様、とか
罰する神様、とかにするのではなくて
むしろ愛されている。
そもそも女神ペレはそういう神。
いいも悪いもなくて、
もう、それだけ。
いい、悪いの二極の世界じゃなくて
絶対的な真点からのもの。
女神ペレは、自由奔放でトラブルメーカー。仕来りやルールが大嫌い!
雪の女神のお姉さんに闘いを挑んだ場所がこちら。
ペレがマグマを流すたびに、お姉さんが雪で固めたそう。見渡す限りドロッドロのマグマのエネルギーを感じます。
この木は、粒子が生き残ったんだって。
どうにかこうにか、
マグマを他に流そうと科学的にコントロールしようとする動きもあるけれど、それは外部から来た人だそう。
ここに昔から住んでる人たちは
もう、小さい頃から、「逆らわない」という受け容れるスピリットを教えられて育つそう。
「ペレ様がやった事だから仕方ない。その時は、どうぞ、流れて来てください」
という在り方。
神様を崇め祭り過ぎる訳でもなく、
開き直り投げやりになるのでもなく、
大自然に対する畏敬の念が
こうして人と神を分け
かといってひれ伏すのでもなく…
仏教の「空」に似ている。
「命」もそうですが、
怒りや喜び、「感情」も、「そもそも無い」のではなく「ずーーーっとそこに在るもの」
(私は空をそう解釈しています)
悟りとは、感情を穏やかにフラットに無くすように消すものではなく、
ずっと在るんだと、受け容れることなんだと思っています。
ラバチューブという
溶岩の流れる勢いでできたトンネルにも行きましたよ〜〜!
2、3日前の雨が滴り落ちてきます。
このハワイリトリート中ずっとそうだったのですが、星空観察もご来光も、
天気にものすごく左右されます。
「まぁ、それでも、いいよ」と受け容れてると、その時の最善になるんです!!
※最善とは、「晴れる」ことだけじゃ無いって事
この時も、ずっと雨が降ってて濃霧で何も見えなかったのに、ラストのディナー会を終えて戻ったら星空とお月様とペレ様が
地球の子宮と言われるだけあって
本当に
地球の生命力と、創造エネルギーがすごかったです!!
オヒアとレフアの話。
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