今日は。
先週の9日から、ワールドボールクラシック 第一次ラウンドが開始されました。
日本はPoolBで、4戦全勝で1位通過し 16日の準々決勝でイタリアと対戦します。
職場にいる普通は野球を見ない若者や、僕の娘が野球をテレビで観戦しだしました。
予選ラウンドが日本で開催されている分、ある意味、ワールドカップサッカーより熱が上がっているような気がします。
さて、今回は、久しぶりに、雑誌について、気の向くままに書いていみます。
<マンガ2022 2023つれづれに Part1>
●プロローグ
●講談社 雑誌「イブニング」が2月末で休刊
マンガ雑誌の「イブニング」が2月28日の第6号をもって、休刊となりました。
休刊については、昨年に発表があったということですが、僕は知りませんでした。
この雑誌、掲載されている全作品を読んでいるわけではありませんが本そういち(須本 壮一)の、『紫電改343』とかは、割と真剣に読んでいました。
愛読とまでとはいかないまでも、僕が読んでいた雑誌が休刊になったは、久しぶりではないでしょうか?
●現在の雑誌状況
この期に、思うことがあります。
一体どのくらいのマンガ雑誌が発売されているのかということです。
書店には、山のようにマンガ雑誌が置かれていて、どんな雑誌があるのかわかりません。
どんな雑誌がいったあるのか、参考に「ブルータス」の記事から、書店?のラックの写真をお借りしました。
写真:「ブルータス」
僕が中学生だった頃はの雑誌と言えば、もう月刊誌はほぼ廃刊されていて、少年向けの週刊誌5誌がメインでした。
5誌は「少年ジャンプ」「少年マガジン」「少年サンデー」(リンク)「少年キング」(リンク)「少年チャンピオン」です。
それが今では、週刊誌に加え、青年誌、別冊・月刊があまりに多く、把握することができません。
70年代には、マンガ雑誌を出版しなかった角川書店・新潮社からも漫画雑誌は現在出版されていますし、他の出版社も漫画雑誌をだしていますから。
そこで、この数多ある雑誌を雑誌社(先ほどあげた5社と角川書店)とターゲットユーザーから、整理してみました。
男性雑誌
見にくくてすみません。拡大して見てください。
●僕が認識している 各社の主要誌
少し、5社のうち、トップ3の状況を一緒に見てみたいと思います。
●集英社
週刊・隔週誌三誌で、少年・青年・シニアをターゲットにした戦略になっているのではないでしょうか。
1.少年ジャンプ
〇発売日:月曜日
〇主な掲載作品・特徴
『ワンピース』・『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』等大ヒット作品があります。
僕が読んでいるのは、『あかね噺』(原作:末永祐樹、作画:馬上鷹将)、『逃げ上手の若君』(松井優征)『暗号学園のいろは』(原作:西尾維新 作画:岩崎優次)
昔から、10回で人気がでないと連載打ち切りと言われています。
キャッチコピーは『友情・努力・勝利』と言われていますが、現在の作品はどうでしょうか?
マンガは少年誌としては、きわどい描写がありますが、少年誌で唯一?少女のグラビアがありません。
そのスペースはキャラクター商品に充てられています。
少年ジャンプの編集者は、マンガ担当とマーチャンダイジングの二人いると聞いたことがあります。
〇発行部数
言わずもがな、日本マンガ誌で最大発行部数を誇り、全盛期の653万部と言われています。
ですが、日本雑誌協会が2月27日に発表した最新のデータによれば、印刷証明付き発行部数は129万部(2022年10月~2022年12月の3ヶ月毎の平均印刷部数)
(明記がなければ、以下も同じ出典です。)
2.ヤングジャンプ
〇発売日:木曜日
〇主な掲載作品・特徴
『ゴールデン カムイ』『キングダム』がメインでしたが、『ゴールデンカムイ』は少し前に連載が終了しています。
若い作家が多い中、大ベテランの本宮ひろしの『新グッドジョブ』が異彩を放ちます。
後の作品は、残念ながら僕の記憶にありません。
トップページは、アイドルの水着写真です。
『ゴールデン カムイ』の愛読者だった、職場の若い女性は、「私より若い娘の裸は・・・」と言っているのを覚えています。
〇発行部数
28万1667部。青年誌でトップかと思いましたが、トップは「ビッグ オリジナル」でした。
3.グランドジャンプ
〇発売日:隔週(第1・第3水曜日)
〇主な掲載作品・特徴
村上もとかの『侠医冬馬』、本宮ひろしの『猛き黄金の国 高橋是清』とベテランの時代モノの作品が連載される中、甲斐谷 忍の『カモのネギには毒がある』、モリタイシの『ラジエーションハウス』といった中堅どころの作家が現代の病苦を扱った作品描いています。
また、野球モノの『ドラフトキング』『キャプテン2』や、医者の卵を扱った『Dr.Eggs』とテーマも多彩です。
僕の現在のお気に入りの雑誌なので、作品はほぼ読んでいました。
この雑誌、時々、グラビアアイドルのDVDを付録に付けます。
〇発行部数:12万3,000部(2021年1月 - 3月日本雑誌協会調べ)
4.エトセトラ
特筆は、『キャプテン翼』をメインにした雑誌「キャプテン翼マガジン」があることです。
この作品数年前までは、「グランドジャンプ」に連載されていましたが、現在は『キャプテン翼』連載2週分と以前の「キャプテン翼」を掲載して雑誌にしています。
三か月に1回発行ですが、マンガの1本で発行されている雑誌を、別冊の特集号を除けば、僕は知りません。
●講談社
週刊・隔週誌は少年誌は1誌ですが、青年向けが「ヤングマガジン」・「モーニング」・「イブニング」という重なったラインアップになっています。
特に、「モーニング」と「イブニング」がわかりにくくなっています。
その結果が、今回の「イブニング」の休刊に繋がったようにも思えます。
もしかしたら、ターゲット的に、「イブニング」はシニア向け雑誌を目指したのかもしれません。
1.少年マガジン
(写真)
〇発売日 :毎週水曜日
〇主な掲載作品・特徴
数か月前に、人気のあった『東京リベンジャーズ』が連載終了しました。
長寿連載の『はじめの一歩』や職場のサッカー好きから「やばい!」と教えてもらった『ブルーロック』(原作:金城宗幸、作画:ノ村優介)があります。
グラビアアイドルの写真が雑誌トップにあります。
〇発行部数
44万6000部(2022年7月 - 9月日本雑誌協会調べ)
少年誌第二位です。
2.ヤングマガジン
〇発売日 毎週月曜日
〇主な掲載作品・特徴
トップページはグラビアアイドルで始まります。
僕のお気にいりは『アルキメデスの大戦』(三田紀房)、『MFゴースト』(しげの 秀一)くらいで、他の作品は余り読みません。
そのため、ラインアップは頭にありません。
〇発行部数
20万部。青年誌第三位。
3.モーニング
〇発売日 :毎週木曜日
〇主な掲載作品・特徴
1983年の『課長島耕作』から出世しながら現在も続く『課長島耕作シリーズ』や1985年から連載されている『クッキングパパ』(うえやまとち)といった長寿作品があります。
不定期連載の『グラゼニ』や隔週連載の『宇宙兄弟』(小山宙哉)もあります。
不定期連載や隔週連載が割と多く、少し読みづらくなっていると思います。
〇発行部数
9万9600部。
4.イブニング
〇発売日 毎月第2・第4火曜日 でした。
〇主な掲載作品・特徴
「モーニング」と「イブニング」の雑誌の違いが僕には理解できていません。
〇発行部数
47,500部(2022年1月 - 3月日本雑誌協会調べ)
休刊後は、前回のブログでも書きましたが、いくつかの作品は講談社漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載を継続するといいます。
『紫電改343』は作者の須本壮一が完結まで制作の継続を希望し、須本本人が制作支援プロジェクトをクラファンで立ちあげました。
(写真)
須本が、多少持ち出しを覚悟した目標の1200万円は、達成したといいます。
また、長くなってしまいました。
他の出版社は次の機会(Part2)に。