今日は。
夏休みに入り、10日立ち、関東地方ではやっと梅雨が明けました。
昨年よりおよそ1か月遅いそうです。
皆様は、いかがお過ごしですか?
前回は実は、展覧会「エイケン50周年~アニメサザエさんと共に~」(リンク)の半分しかレポートしていませんでした。
今回は、後半をお伝えします。
<消えた70年代作品:「エイケン50周年~ アニメサザエさんと共に~」 PART2>
会場の2階には、「エイケンクラッシクス」以降、つまり1970年代以降のアニメ中心でした。
その最初の作品が ちばあきおの『キャプテン』。
〇キャプテン
●1970年
〇『ばくはつ五郎』(ばくはつ大将) (TCJ動画)
美術設定やキャラクター設定等2Fの中ではわりとスペースを割いて展示していました。
60年代にあんなに熱狂的にみた、「TCJ(エイケン)」アニメですが、この階の作品は、アニメとしては知りませんでした。
マンガとしての『キャプテン』はもちろん知っていましたし、大好きでした。
マンガとしての『キャプテン』はもちろん知っていましたし、大好きでした。
そこで疑問がわきました、この頃、つまり70年代はテレビアニメを見なかったのか、「TJC」のアニメをみなかったのか?
70年代の僕は、中学生・高校生そして大学生となった年代です。
大学生の下宿暮らしの中で、2年間はテレビがない時代でしたが、それ以外はテレビ環境は整っていました。
中学生時代の『巨人の星』『あしたのジョー』、高校生時代の『宇宙戦艦ヤマト』には熱狂しました。
ただ、60年代に比べ、見るテレビアニメは少なくなったのでしょう。
大学生の下宿暮らしの中で、2年間はテレビがない時代でしたが、それ以外はテレビ環境は整っていました。
中学生時代の『巨人の星』『あしたのジョー』、高校生時代の『宇宙戦艦ヤマト』には熱狂しました。
ただ、60年代に比べ、見るテレビアニメは少なくなったのでしょう。
<70年代の主なテレビアニメ>
そこで、ウイキペディアで、70年代作品を調べてみました。
ここからはその年の僕にとっての主な作品をリストアップします。
その中で、エイケン作品とその作品の今回のエイケン展覧会での展示物を紹介していきたいと思います。
そこで、ウイキペディアで、70年代作品を調べてみました。
ここからはその年の僕にとっての主な作品をリストアップします。
その中で、エイケン作品とその作品の今回のエイケン展覧会での展示物を紹介していきたいと思います。
その中で、僕が好きだった作品は・・・
●1970年
〇『ばくはつ五郎』(ばくはつ大将) (TCJ動画)
・オープニングテーマ
・エンディングテーマ
月刊誌『ぼくら』に連載された辻なおき の漫画原作のアニメ『ばくはつ五郎』見ましたね。
そしてこのオープニングとエンディングの曲、よく覚えています。
不思議だったのは『ばくはつ五郎』関連の展示品がなかったこと。
月刊誌『ぼくら』に連載された辻なおき の漫画原作のアニメ『ばくはつ五郎』見ましたね。
そしてこのオープニングとエンディングの曲、よく覚えています。
サッカーボールを足に挟んでグランドを暴れ回るシーンをよく覚えていますが、記憶違いでしょうか?
不思議だったのは『ばくはつ五郎』関連の展示品がなかったこと。
『昆虫物語 みなしごハッチ』(タツノコプロ)
『赤き血のイレブン』(東京テレビ動画)
『赤き血のイレブン』(東京テレビ動画)
『日本誕生』(虫プロダクション)
『男どアホウ甲子園』(東京テレビ動画)
『キックの鬼」(東映動画)
『いなかっぺ大将』(タツノコプロ
『男どアホウ甲子園』(東京テレビ動画)
『キックの鬼」(東映動画)
『いなかっぺ大将』(タツノコプロ
この頃、虫プロで『日本誕生』という作品もあったのですね。虫プロ作品は全部知っているつもりでしたが、全然知りませんでした。
●1971年
『アニメンタリー 決断』(タツノコプロ)
『さすらいの太陽』(虫プロダクション)
『天才バカボン』(東京ムービー)
『ふしぎなメルモ』(虫プロダクション)
『アパッチ野球軍』(東映動画)
『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(東京ムービー)
〇『新スカイヤーズ5』
『アニメンタリー 決断』(タツノコプロ)
『さすらいの太陽』(虫プロダクション)
『天才バカボン』(東京ムービー)
『ふしぎなメルモ』(虫プロダクション)
『アパッチ野球軍』(東映動画)
『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(東京ムービー)
〇『新スカイヤーズ5』
TCJアニメがありました。
オープニングはよく覚えています。
67年ならば、『巨人の星』が「少年マガジン」で大ヒットしている頃です。
それ以前そしてそれ以後の川崎のぼる作品で、小型ジェット機などがでる現代アクションものはないのではないでしょうか?
でも、あまり「川崎のぼる」っぽくない作品ですね。
もっとも川崎ぼるは原作付きの画を得意としています。
オープニングはよく覚えています。
67年ならば、『巨人の星』が「少年マガジン」で大ヒットしている頃です。
それ以前そしてそれ以後の川崎のぼる作品で、小型ジェット機などがでる現代アクションものはないのではないでしょうか?
でも、あまり「川崎のぼる」っぽくない作品ですね。
もっとも川崎ぼるは原作付きの画を得意としています。
ウイキペディアでも、『新スカイヤーズ5』TBS主導で製作されたオリジナルアニメと書かれていますが、このことは大人になってから何かの本でも知りました。
オープニングタイトルに「原案 小泉太郎・石川 喬司 原画 川崎のぼる」とあります。
『スカイヤーズ5』は、ウイキペディアによれば、67年10月4日から同年12月27日までTBS系列局でモノクロ版が放送されたが、物語の決着を見ないまま1クール・全12話(+再放送1話)で終了した。」とあります。
71年はカラー作品だから、『新スカイヤーズ5』版だと思いますが、自信がありません。
この作品も展示品がありませんでした。
オープニングタイトルに「原案 小泉太郎・石川 喬司 原画 川崎のぼる」とあります。
『スカイヤーズ5』は、ウイキペディアによれば、67年10月4日から同年12月27日までTBS系列局でモノクロ版が放送されたが、物語の決着を見ないまま1クール・全12話(+再放送1話)で終了した。」とあります。
71年はカラー作品だから、『新スカイヤーズ5』版だと思いますが、自信がありません。
この作品も展示品がありませんでした。
余談ですが、この年『原始少年リュウ』(東映動画)が放映されているんですね。
知らなかった。
知らなかった。
●1972年
『海のトリトン』(アニメーションスタッフルーム)
『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』(日本テレビ動画)
『デビルマン』(東映動画)
『科学忍者隊ガッチャマン』(タツノコプロ)
『ド根性ガエル』(東京ムービー)
『マジンガーZ』(東映動画)
『海のトリトン』(アニメーションスタッフルーム)
『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』(日本テレビ動画)
『デビルマン』(東映動画)
『科学忍者隊ガッチャマン』(タツノコプロ)
『ド根性ガエル』(東京ムービー)
『マジンガーZ』(東映動画)
この年、エイケン アニメの新しい作品はありません。
●1973年
『バビル2世』(東映動画)
『ドラえもん』(日本テレビ動画)
『ミクロイドS』(東映動画)
『侍ジャイアン』(東京ムービー)
『キューテーハニー』(東映動画)
『ドラえもん』(日本テレビ動画)
『ミクロイドS』(東映動画)
『侍ジャイアン』(東京ムービー)
『キューテーハニー』(東映動画)
〇『冒険コロボックル』
この作品も展示品がありません。
ここにきて、僕は大事なことにやっと気づきました。
この展覧会には、70年代の作品の資料は展示されていないことに。
どうしたのでしょうか?
僕にとっては、70年代以降のエイケン作品は『サザエさん』を除けば、記憶の薄いアニメの会社になってしまいました。
この年、エイケンは佐藤さとる原作の児童文学の『誰も知らない小さな国』をベースにした『冒険コロボックル』を読売テレビ系で放送していますが、僕はしませんでした。
ネットでこの作品のオープニングをみてビックリ。
この絵見覚えがあります。
ネットでこの作品のオープニングをみてビックリ。
この絵見覚えがあります。
この作品も展示品がありません。
ここにきて、僕は大事なことにやっと気づきました。
この展覧会には、70年代の作品の資料は展示されていないことに。
どうしたのでしょうか?
●1974年
『アルプスの少女ハイジ』(ズイヨー映像)
『ゲッターロホ』(東映動画)
『宇宙戦艦ヤマト』(オフィスアカデミー)
『アルプスの少女ハイジ』(ズイヨー映像)
『ゲッターロホ』(東映動画)
『宇宙戦艦ヤマト』(オフィスアカデミー)
〇ジムボタン
この年『ジムボタン』という作品を毎日放送で放送していますが、この作品も僕は知りませんでした。
この作品も知りませんでした、書くつもりで念のため、ネットでこの作品を探すとびっくり。
見たことがあります。
この年『ジムボタン』という作品を毎日放送で放送していますが、この作品も僕は知りませんでした。
この作品も知りませんでした、書くつもりで念のため、ネットでこの作品を探すとびっくり。
見たことがあります。
展示品がありません。
〇1975年
『フランダースの犬』(日本アニメーション)
『まんが日本昔ばなし』(グループ・タック)
『ガンバの冒険』(東京ムービー)
『タイムボカン』(タツノコプロ)
『一休さん』(東映動画)
〇イルカと少年
エイケンが製作した『イルカと少年』知りませんでした。
『フランダースの犬』(日本アニメーション)
『まんが日本昔ばなし』(グループ・タック)
『ガンバの冒険』(東京ムービー)
『タイムボカン』(タツノコプロ)
『一休さん』(東映動画)
〇イルカと少年
エイケンが製作した『イルカと少年』知りませんでした。
ネットで作品を見ると、うーん見たことがあるような、ないような・・・。
ところで、余談ですが、『海のトリトン』といい、『イルカと少年』といい、城みちる?の歌『イルカに乗った少年』といい、少年とイルカの組み合わせは何かあるのでしょうか?
まだあった、ちょっと古く1964年から放送された「わんぱく フリッパー」。
まだあった、ちょっと古く1964年から放送された「わんぱく フリッパー」。
<70年代以降の放映開始したエイケン作品>
そこで、エイケンの70年代・80年代・90年代の作品数を調べてみました。
そこで、エイケンの70年代・80年代・90年代の作品数を調べてみました。
70年代:9作
80年代:9作
90年代:7作
00年代:4作
10年代:2作
80年代:9作
90年代:7作
00年代:4作
10年代:2作
少ないんです。
<トムス・エンタテインメントの放映開始作品>
「トムズ・エンタテイメント」を調べてみました。
エイケンよりは少し多く、だいたい倍くらいの作品数です。
「トムズ・エンタテイメント」を調べてみました。
エイケンよりは少し多く、だいたい倍くらいの作品数です。
70年代:22作?
80年代:22作? 「アンパンマン」
90年代:19作作? 「コナン」
80年代:22作? 「アンパンマン」
90年代:19作作? 「コナン」
では東映動画はどうでしょうか?
<東映動画 アニメ作品>
70年代:65作(劇場版を含む)
80年代:130作(劇場版 OVAを含む)
90年代:188作(劇場版 OVAを含む)
80年代:130作(劇場版 OVAを含む)
90年代:188作(劇場版 OVAを含む)
エイケンそのものの作品が、大手の東映動画、トムズ・エンタテイメントに比べても少ないのがよくわかります。
<70年前半までの僕とエイケン作品>
結論は、70年代前半僕も、やはりアニメをよく見ています。
ただエイケンのアニメはほとんど見ていません。
というより、印象がないのかもしれません。
今回ウイキペディアのリストを見てある意味呆然としました。
結論は、70年代前半僕も、やはりアニメをよく見ています。
ただエイケンのアニメはほとんど見ていません。
というより、印象がないのかもしれません。
今回ウイキペディアのリストを見てある意味呆然としました。
そうすると、60年代に続き、70年代もアニメを、よくみていたが、エイケンの作品を見る機会が少なかったということになります。
ただし、日曜6時半からは、なんとはなしに『サザエさん』をみていたが、ということになるのではないでしょうか?
ただし、日曜6時半からは、なんとはなしに『サザエさん』をみていたが、ということになるのではないでしょうか?
(不思議だったのは、今回の展覧会、この70年初頭の作品がほとんどなかったことです。)
70年代初頭まだ、『ドラえもん』のアニメは開始されていませんから
(日本テレビ動画で73年、短い期間放映されましたが、人気がでませんでした。(ウイキ)
79年にテレビ朝日系での放映まで、そのヒットはまたなければなりません。)
(日本テレビ動画で73年、短い期間放映されましたが、人気がでませんでした。(ウイキ)
79年にテレビ朝日系での放映まで、そのヒットはまたなければなりません。)
つまり、『サザエさん』しか、こういったほのぼの系のアニメは存在しなかったことになります。
その『サザエさん』は国民的アニメではありますが、ほのぼのした作品で、大きな事件は起きません。
だから、『サザエさん』なのですが。
見ていても、あまり印象に残らない。
だからエイケン作品を見ていた記憶にならない。ということなのでしょうか?
だから、『サザエさん』なのですが。
見ていても、あまり印象に残らない。
だからエイケン作品を見ていた記憶にならない。ということなのでしょうか?
僕にとっては、70年代以降のエイケン作品は『サザエさん』を除けば、記憶の薄いアニメの会社になってしまいました。
<アニメ『サザエさん』>
そのアニメ『サザエさん』について今回は、ほとんど触れていません。
エイケン50周年展では、『サザエさん』については、割とありましたが、記憶が薄くなっています。
そのアニメ『サザエさん』について今回は、ほとんど触れていません。
エイケン50周年展では、『サザエさん』については、割とありましたが、記憶が薄くなっています。
実は、アニメ「サザエさん」は1969年10月5日(日)に放送をスタートし、今年で放送50周年を迎えます。
お台場のフジテレビ本社で、特別巡回展「サザエさん展 THE REAL」が7月27日より開始しました。
併せて、長谷川町子美術館でアニメサザエさん展「サザエさん家のおいしい食卓」が2019.7.13(土)~8.25(日)開かれています。
これは、僕に両展覧会に行けということなのでしょう。
お台場のフジテレビ本社で、特別巡回展「サザエさん展 THE REAL」が7月27日より開始しました。
併せて、長谷川町子美術館でアニメサザエさん展「サザエさん家のおいしい食卓」が2019.7.13(土)~8.25(日)開かれています。
これは、僕に両展覧会に行けということなのでしょう。
エイケンの代表作『サザエさん』について、この展覧会を見てから書くことにしましょう。
結局、 「エイケン50周年~アニメサザエさんと共に~」 の後半部分はほとんどレポートできませんでした。