彼とのこと②。
ちょっと時間があいてしまいました


















いろいろとあったこの1年


彼は私を支え続けてきてくれました。
特に前半、
鬱病と診断されて抗うつ剤を飲み始めるまで
私はとても不安定で泣いてばかりで、
理不尽なことも言ったし八つ当たりもいっぱいしてしまいました。
身体はどんどん痩せて、体重が彼の半分近くになったこともありました。
でも、いつもちゃんと受け止めてきてくれました。
父親になることからは逃げた彼だけど、
私から逃げ出すことはありませんでした。
私と一緒にいることで、味わわなくてもいい辛さもあったと思います。
私の知らないところで苦しんだ日もあったかもしれません。
『支えになれてる自信がない』と言わせてしまったときもありました。
それでも、ずっとそばにいてくれました。
今度は、私が受け止める番だと思います。
父親にはまだなれないと言った、彼の弱さごと。
私もいっぱいいっぱい弱さをさらけ出して、
その度に受け止めてきてもらったのだから。
そして、そのことで一度も責められたことはないから…
そう思う私がいるのも紛れもない事実なのですが
少し彼から心が離れてしまっているような気もします。
一時的なものかもしれないけれど
この気持ちに、自分でも少しショックを受けています。
彼とのこと。
今日はとても調子が良く



朝から起き上がれている時間も長いです


こんな日は久々に体に優しいお料理を

ってことで、お買い物計画を考え中でございます

食べれるときに食べるのだ

















空をお腹に宿してから

彼との今後をいろいろと考えました。
2009年2月。
37℃~39℃の熱が1ヶ月ほど続き、
病院にて検査を行ったのは3月の半ば

結果は軽い貧血程度で、特に異常がなく


心因性のものだということでした。
それからしばらく、
上がったり下がったりを繰り返しながら




再び急降下した8月


初めて鬱病との診断を受けました。
そしてちょうど1ヶ月後、
9月に職場で倒れたのをきっかけに休職し

すぐに復帰するつもりがダラダラと長引いてしまってます



たまたま受けた検診で異変が見つかったのが12月

癌との闘いと共に新しい年を迎え



新年度に入った4月

新しい命を授かり



そしてこれから、
その命との別れと


長期休職に伴う離職が待ち受けています

振り返ればこの1年


本当に1年なのかと思うくらいにいろんな変化がありました。
女性の厄年は20代半ばに変わったのでしょうか?(笑)
大きな変化が何もなかった彼といると


逆浦島太郎な気分です

だけど、
不思議と(空とのお別れ以外は)後悔はありません



どれも、私には必要なことだったんだと思えるし


病気や休養を通して得たものもたくさんあります。
自分の弱さと直面して、苦しんだときもありました。
たくさん自分を責めて、
その分得ることができた強さもあると思います。
その強さを糧に
これからを見据えて答えを出そうと思っています。

夜明け前の空がいちばんすき


空。
辛いときや悲しいとき
私はいつも空を見てきました
たぶん理由なんてないんです
ただ、ただなんとなくなんだと思います


泣きたくなるくらいに空が綺麗だと思うのは
なぜか心が痛いときばかり
そんな気がするからかな…















本日、祖父のお墓参りに行ってきました

これは完全なる私のワガママです



ういがまだお腹にいたとき、
たまたま祖父の四十九日でお墓に行く機会があり


罰当たりで自分勝手な孫の私は

祖父の冥福よりも先に
『ひ孫(うい)がそっちに行くから、よろしくね』
と、お願いしていました



祖父に可愛がってもらえるように。
ういが無事に天国へいけるように。
それ以来、私の心の中では
祖父と羽根の生えた天使が一緒にいるイメージが出来上がっています


だから、今回覚悟を決めたとき
真っ先に浮かんだのは祖父のお墓参りでした


まだこの子がお腹にいるうちに。
急遽、彼にお願いして連れて行ってもらいました。
今の私の体調では、とても1人では行けないので





彼が2つ返事で了解してくれたのは、本当にありがたかったです

愛知を出て、お墓のある三重まで走り


また私を送ってくれて、またまた三重まで帰って行きました



祖父のお墓から彼の家は15分足らずなので、
帰りは電車でいい
と言ったのですが
頑として送ると言い張りました。
車で送ってもらったにも関わらず、ベッドに直行してしまった今の私には

正直、電車に長時間揺られているのはかなりキツかったので



すごくありがたかったです



私と一緒に祖父のお墓に向かい、手を合わせてくれた彼


私よりも長く目を閉じて、祖父と何を話していたのか…
祖父が何と答えたのか…
私にとっても、この先を見つめ直すきっかけになったような気がします

そんな風にして、
お空にいる祖父とういに、新しい命をよろしくしてきた今日ですが



今まで『さくら』と呼んできたこの子に、正式に名前がつきました

悩みに悩んで、悩み抜いた末に彼がつけてくれた名前


それは、『空』でした

いつでも見守っていてくれるように



そう願ってつけたようです

空を見上げるたびに、強くなれる。
私にとっては、そんな存在にもなってくれそうな名前です



お墓参りをしていた間中、ずっと晴れていたのは
きっと偶然ではなかったんだね


ありがとう


