タイタニック号で起こったある涙の出来事 | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

世界最大の豪華客船 タイタニックは大きな氷山に追突し、浸水し始めます。

 

ジョン・ハーパーというスコットランド人の牧師はアメリカのシカゴにあるムーディー教会の特伝に招かれて 6歳の娘ナナと乗船していました。彼は娘を起こすと 毛布に包み最後のお別れをし 船員に託し 娘は救命ボート#11に乗せられます。

 

彼はすぐに引き返し「女性、子供、そしてまだ救われていない人々をまず先に、救命ボートに乗せなさい。」と叫び歩きます。

 

船が沈んで、救命ボートに乗れなかった人々が氷点下2度の冷たい海に放り出された後でも、彼は板切れにつかまり キリストを証しし続けました。そして自分の救命道衣は 道衣を持っていなかった人に渡します。必死に板に捕まっている男性に「あなたの魂は救われていますか」と尋ねました。男性が「ノー」と答えると、ジョン ハーパーは、「主イエスを信じて下さい。」キリストによる救いの福音を彼に語ります。そして 男性はイエス キリストに「私を救って下さい!」と、叫びます。彼は海の中で主を信じたのです。

 

1912年 4月15日 午前2時40分

当時絶対沈まない船と言われたタイタニックは 処女航海に出航して5日目に 沈没します。

ジョン ハーパーは39歳という若さで召されましたが板に捕まりながら主を告白した男性は救助されたのです。後に、彼はカナダの教会で、「私はジョン・ハーパー先生の最後の回心者です。」と証しをしています。

 

船の楽団は 最後まで賛美歌320番

「主よ みもとに」を演奏し続けていました。

主よ、みもとに 近づかん

登る道は 十字架に

ありとも など 悲しむべき

主よ、みもとに 近づかん

 

さすらう間に 日は暮れ

石の上の 仮寝の

夢にもなお 天(あめ)を望み

主よ、みもとに 近づかん

 

主の使いは み空に

通う梯(はし)の 上より

招きぬれば いざ登りて

主よ、みもとに 近づかん

 

目覚めて後(のち) 枕の

石を立てて 恵みを

いよよ切に 称えつつぞ

主よ、みもとに 近づかん

 

うつし世をば 離れて

天駆(あまが)ける日 来たらば

いよよ近く みもとに行き

主の御顔を 仰ぎ見ん

 

あなたは、今日、今何をするでしょうか?

あなたがその手を神様に委ねる時、神様は何かをなされます。

あなたは救われていますか?神様は御子イエス様の命を身代りにしてでもあなたを活かそうと決断されました。その命にあって今日、あなたは生かされています。

今日、あなたは何をしますか?