ざるで水を汲んでと言われたらまず無理でしょう。
でも、そこには時には驚くべき発見があるでしょうね。
ある所にお父さんと小さな息子がいた。息子は汚れたザルを持っていた。ある時お父さんは息子を川へ連れていき、「その汚れたザルで水を汲んでごらん」と言った。息子は何度も何度もそのザルで水を汲み上げようとするのだが、穴があいているのでどうしても水は汲めない。息子は父に言った。『お父さん、ダメだよ、水なんか全然汲めないよ!こんなこと、いくらやっても無駄だよ。』 すると父は答えた。『そうかい? でもそのザルをよく見てごらん。何か気がついたことがあるだろう?』
息子は、しばらくザルを見つめていたが、やがてハッと目を輝かせて言った。
『わかった、お父さん! ザルがきれいになったよ!』
みなさんはわかりました?
神様は、いくら祈っても聖書を読んでも分からない、という人もいるかもしれない、でも、あなたの内に確かに恵みを注がれているのです。神様を求めるところに、私たちの目には何も映らないかもしれませんが、確かに神様の恵みはあるのです。あなたがきれいに、新しいあなたになる、神様が変えてくださっているのです。神様の恵みがあなたの内に輝くのです。
神様を求めても、いくら聖書を読んだって、わからないことだらけで、ちっとも実にならないから無駄だ、ということはないんです。神様はあなたを諦めず救われるかた。あなたを取りこぼしたくないと、その愛を注がれる方。御子イエス様のいのちさえ惜しまない方。私たちはこの神様を求め続けよう。神様が注がれるその愛が今日あなたを変えてくださるから。