素直に行こう(三浦綾子さん体験談) | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

作家であった三浦綾子さんがカリエスと肺結核を患い、長い間入院生活を余儀なくされたときのことです。Nさんというかたが、お見舞いにいき、「これ、うちで作ったシュークリームですよ。お食べなさい」と勧めました。

 

ところが綾子さんは、菓子折りを突き返して「いりません。もう長年の入院でお返しもできませんし、私は物乞いになりたくありませんから」と答えたそうです。

 

Nさんはにっこり笑って「綾子さん、素直になりなさい。神様があなたにただで陽の光を下さる時、お返しができないからって突き返しますか」と言ったそうです。まさに陽の光で冷たく固まっていた心が溶けるように、綾子さんは変えられていったそうです。

 

「私が見いだした次の事だけに目を留めよ。神は人を正しい者に造られたが、人は多くの理屈を捜し求めたのだ」(伝道者の書7章29節)

 

神様の恵みに「ハイ、ウン、わかりました」とうなずかない民のことをうなじのこわい民と訳しているのですが、首筋がパンパンに固まってしまった様子がよく分かる言葉です。これを解きほぐすマッサージが、慈しみのメッセージなのでしょう。

 

「どうか、父なる神と主イエス・キリストから、平安と信仰に伴う愛とが兄弟たちの上にありますように。」(エペソびとへの手紙6章23節)

 

ー一笑懸命(山北宣久さん)よりー